1. 父から引き継いだ「笑顔」を届けたいという想い
杉浦さんは、幼い頃から笑顔が絶えない家庭で育ちました。その背景には父の人を笑顔にしたいという想いがあるのだと、杉浦さんは語ります。
現在のようにインターネットが主流でなかった当時、オンラインショップでとうもろこしを販売することはありませんでした。そのため、消費者の顔や感想を知る手段がなかったそうです。それでもお父様は、いい野菜を作るためのプライドと、笑顔を届けたいという想いを持ち続けたそうです。そんなお父様を、杉浦さんは尊敬されているとのこと。
インタビュー中、「笑顔」というキーワードが多いのがとても印象的でした。
2. 農業の道へ進んだ杉浦さんの意外な過去
お父様を尊敬されている杉浦さんですが、農業を継ぐように言われたことは人生で一度もなかったそうです。いまでこそお父様の背中を追って農業の道に進んだ杉浦さんですが、実は高校生のときはプロバスケ選手、その後はバンドと、自身の夢を追いかけていたのだとか。しかし、自分より実力のある人がいる現実を見て、夢を諦めてしまったそうです。そんな杉浦さんは現在、農業だけは負けたくない!という強い気持ちで、さまざまなことにチャレンジを続けています。
3. 農業を通して掲げる、杉浦さんの目標と挑戦
実はお父様が始めたとうもろこしの栽培は、地域でも初の試みだったそう。杉浦さんはお父様が守り続けたとうもろこし農場を受け継ぎながら、自分の代からふるさと納税と絡めた新たな取り組みも始めました。
これまで市場への卸値は80円でしたが、現在は300円弱で売れるように!杉浦さんは、お父様こだわりのうもろこしはそんなに安っぽいものではないと、薄利多売から価値を高めていこうと活動されています。
また、農業という仕事は自然や環境問題と直接関係していることから、農業を通して環境改善や、水が飲めない環境をなくす取り組みも行っていきたいと語ります。
そんな杉浦さんの目標は、絶対に諦めないこと。夢を諦めてしまった過去があるからこそ、現在の目標があるそうです。
結論
とにかく熱い杉浦さんのお話には、お父様や農業に対しての強い想いを感じられました。農業を通して、これからもたくさんの人に笑顔を届けてくれることでしょう。今後どんな新しい試みをされるのか、杉浦さんの挑戦を追っていきたいですね。杉浦さんには、とうもろこしへのこだわりもお伺いしました。ぜひ、ほかの記事もチェックしてみてください!
今回ご協力いただいた農家さん
武ちゃん農場 杉浦武昭
愛知県碧南市にて、父親と二人三脚で農場を運営。とうもろこし・にんじん・たまねぎを「真面目に笑顔で」というモットーで育て、食べる人を笑顔にするため日々農業と向き合っている。
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