スーツケースはどう選ぶのが正解！？機内持ち込みなどサイズ目安を紹介

2～3泊目安　～40リットル

3～5泊目安　41～60リットル

5～7泊目安　61～90リットル

1週間以上の旅行なら、LLサイズのスーツケースが必要になってくる。しかしこのぐらいの大きさになると、荷物がたくさん入るのはいいが、かなり大きくて重くなる。階段で持ち上げて運ぶにはきついだろう。

軽量タイプのスーツケースを選ぶなど、大きさと併せて自分で運ぶときの労力も考えて選ぶといい。サイズ選び時のほかの注意点として、寒い時期は洋服の厚みがでてスペースをとるということも挙げられるので、旅行先の気候も考慮するようにしよう。

さらに、ビジネスの出張ならパソコンを使いやすいよう機能性も重視したいし、観光ならばお土産のスペースも考えておきたい。旅行先でお土産など荷物が増える可能性があるときは、ファスナーで容量や大きさが変えられるタイプのスーツケースにすると、とても便利だ。

スーツケースを機内持ち込みにしたい場合は、利用する航空会社で必ず持ち込み可能サイズを確認しよう。国内線だと、乗客定員が100席以上の場合は、重さが10kg以内、スーツケースの三辺の合計が115cm以内のサイズが目安になる。

100席未満の飛行機なら、三辺の合計が110cm以内のスーツケースであれば持ち込み可能と設定されている。航空会社によっては持ち込みが許可されているサイズが多少異なるため、事前にチェックしておこう。

また、実際のサイズの測り方も要注意だ。キャスターやハンドル等の突起部を含めない外寸と、それら突起部を含んだ総外寸があるので、「スーツケースのサイズは総外寸で測る」と覚えておこう。キャスターや持ち手のハンドル部分も含まれるが、ハンドルは伸ばさずに一番縮めた状態で測った長さとなる。測り方を間違えていると、サイズオーバーで機内持ち込みができなくなる可能性があるため、気をつけよう。

スーツケースを持ち込みにするメリットはいくつかある。

持ち込みならスーツケースが自分の手元にあるため安心で、受け取るまでの時間が節約できるのは大きいだろう。

デメリットを挙げるなら、スーツケースのサイズが限られているため選ぶ際にも注意する必要がある点だ。搭乗までにあちこち移動する際も、いちいち持ち運ばなければならないという面倒がある。とはいえ、時間の節約ができるというメリットは大きいため、時間に余裕がないスケジュールであれば、持ち込みの方が安心だろう。

スーツケースのサイズ表記はリットル（ℓ）が主だが、海外ではインチでの表記もあり、1インチ＝2.54cmを基準にしている。

インチに慣れていないとわかりにくいため、リットルと合わせて調べておこう。Sサイズでは20～21インチにあたり、容量だと39リットルまでが目安となる。機内持ち込み可能なのもこのサイズだ。持ち込みできるかどうか心配なら、20インチまでのスーツケースを選んでおけばほぼ心配はない。おおまかではあるが、Mサイズは24インチ、Lサイズ以上は28インチ～と覚えておけばいいだろう。

スーツケース選びのコツは、旅行の目的や日数に合わせることだ。機内持ち込みをするなら、サイズが限られているため、持ち込むかどうかは最初に決めておくといい。預ける場合は、ベルトやステッカーでスーツケースに目印をしっかりつけておこう。自分のスーツケースを見つけやすい工夫も必要だ。