1. アウトドアでも吸水を
美味しいごはんを炊くポイントのひとつは、吸水させること。ふだん家で炊く時も、米を洗った後、夏場なら30分以上、冬場なら1~2時間は水に浸してから炊くのが基本。米にしっかり水を吸わせることで、米の内部が柔らかくなり、熱が芯まで届きやすくなる。
炊飯器やガスで炊くときよりも火加減の調整が難しい炭火での調理時は、特に吸水は大切。食べてみたら芯が残っていた!なんてことがないよう、アウトドアでもしっかり吸水時間をもうけてから炭火にかけよう。水の量は、鍋にメモリがついているものも多いのでそれに従うと良い。
炊飯器やガスで炊くときよりも火加減の調整が難しい炭火での調理時は、特に吸水は大切。食べてみたら芯が残っていた!なんてことがないよう、アウトドアでもしっかり吸水時間をもうけてから炭火にかけよう。水の量は、鍋にメモリがついているものも多いのでそれに従うと良い。
2. 火加減の調整方法
「はじめチョロチョロ、中パッパ、赤子泣いても蓋とるな」は、誰もが一度は聞いたことがあるだろう。炊飯器はそれを自動でやってくれるし、ガスコンロなら火加減の調整も容易にできるが、一方炭火は、細かい火加減の調整が難しい。しかし、コツさえつかめば炭火でも美味しいご飯は炊ける。
火加減は炭火との距離感で
炭火の場合、火の強さを調整することは難しい。それならば、米が入った鍋の方を移動させて炭火との距離感で火加減を調整すればいい。
炭火の上に網を置きそこに鍋をのせる場合、まずは炭が密集している中央ではなく、網の端のほうに鍋を置く。フツフツと沸いてきたら炭火に近づけて沸騰させる。ブクブクと吹きこぼれてきたら焦げすぎないように位置を調整しながら、水分がなくなるまでじっくり炊く。完全に水分がなくなったら火からおろし、10分ほど蒸らして完成。
もちろん炭火を増やしたり減らしたりして火加減を調整してもいいが、鍋を移動させるほうが楽だ。
炭火の上に網を置きそこに鍋をのせる場合、まずは炭が密集している中央ではなく、網の端のほうに鍋を置く。フツフツと沸いてきたら炭火に近づけて沸騰させる。ブクブクと吹きこぼれてきたら焦げすぎないように位置を調整しながら、水分がなくなるまでじっくり炊く。完全に水分がなくなったら火からおろし、10分ほど蒸らして完成。
もちろん炭火を増やしたり減らしたりして火加減を調整してもいいが、鍋を移動させるほうが楽だ。
たまに蓋をあけて確認する
米を炊いている時は蓋をあけるなともいうけれど、細かな調整が難しいアウトドアではときどき中の様子を確認したほうが安心。
数回なら開けても問題ないので、ときどき中の状態を確認しながら炊こう。特に水分がなくなるとたちまち焦げるので、注意深く見守ること。少しのお焦げは、キャンプご飯の醍醐味。ほどよいところを目指そう。
数回なら開けても問題ないので、ときどき中の状態を確認しながら炊こう。特に水分がなくなるとたちまち焦げるので、注意深く見守ること。少しのお焦げは、キャンプご飯の醍醐味。ほどよいところを目指そう。
3. 飯盒かクッカー(鍋)か
もちろん普通の鍋でも代用できるが、炊飯専用の道具があるといい。昔ながらの飯盒(はんごう)か、クッカーと呼ばれる鍋か、好みや使い勝手で選ぼう。
飯盒(はんごう)とは
昔はキャンプでご飯を炊くといえば、この「飯盒」だった。元々は兵士がご飯を炊くためのもので、おなじみのソラマメのような形は腰にぶら下げて持ち運びやすくするためだという一説も。より安定感がある丸型の飯盒もある。
素材が薄いため焦げつきやすく、火加減の調整が重要だが、軽くて丈夫なため手軽に使え、キャンプっぽさは満点だ。
素材が薄いため焦げつきやすく、火加減の調整が重要だが、軽くて丈夫なため手軽に使え、キャンプっぽさは満点だ。
クッカーとは
アウトドアで使う鍋を総称してクッカーという。なかでも炊飯用の鍋がライスクッカー。
吹きこぼれを防ぐために縁を高くしていたり、蓋のカタカタする音で火加減調整のタイミングを教えてくれたり、誰でも簡単に炊ける工夫がされている。素材が厚く焦げつきにくいのも嬉しい。手軽さを求めるならライスクッカーがおすすめだ。
吹きこぼれを防ぐために縁を高くしていたり、蓋のカタカタする音で火加減調整のタイミングを教えてくれたり、誰でも簡単に炊ける工夫がされている。素材が厚く焦げつきにくいのも嬉しい。手軽さを求めるならライスクッカーがおすすめだ。
結論
炭火でご飯を炊くとなるとちょっと身構えてしまうかもしれないが、やってみると意外と簡単に炊けてしまうもの。毎回同じ道具を使うとコツもつかみやすい。まずは一度試してみよう。