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ダッチオーブンの使い方で最も大切!使用後メンテナンスの手順とコツ

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

2019年11月19日

キャンプにも欠かせないアウトドア調理器具の代表格であるダッチオーブンは、材質により大きく3つの種類(鋳鉄製・黒皮鉄製・ステンレス製)に分けられる。種類別の特徴(機能・使い方・留意事項・手入れなど)について解説する。

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1. 鋳鉄製ダッチオーブンの特徴と使い方(留意点・手入れの仕方)

ダッチオーブンの王道中の王道。それは鋳鉄製のダッチオーブンだ。
鋳鉄製のダッチオーブンは、砂型にドロドロに溶かした鉄を流し込んで成型して製造するのだが、そのときにできたごく小さな複数の隙間に油がだんだんとしみ込んで強固な皮膜を形成する。この皮膜があることでさびにくく、ラフな火加減でも安定した熱伝導をもつダッチオーブンへと変化していく。長い年月をかけて大切にメンテナンスされた鋳鉄製のダッチオーブンは、深く黒光りする「ブラックポット」と呼ばれる。この使い込まれた風格をもつ「ブラックポッド」に育てていくことも鋳鉄製のダッチオーブンの醍醐味といえるだろう。
鋳鉄製のダッチオーブンに欠かせないもの。それはメンテナンスだ。鋳鉄製のダッチオーブンを入手すれば、まずシーズニングと呼ばれる慣らし作業が必要となる。出荷用のサビ防止ワックスを洗剤を使って丁寧に落としてしっかりと乾燥させ、鍋・蓋全体にオリーブオイルなどの植物油をなじませながら焼いて鍛えるのだ。
その後も、水分や塩分が鉄のさびを促進させるため、調理したあと放置しておくとさびてしまう。料理が完成したあとは、速やかに中身を取りだし、メンテナンスをしなければならない。調理後は、基本的には洗剤や金属たわしを使わずに洗い、数日使わない場合は植物油を塗付しなければならないのであるが、その一連こそがアウトドアの楽しみであるという愛好家は多い。
鋳鉄製のダッチオーブンは、ヒートショック(急加熱・急冷却)にも弱いといった、デリケートな一面もある。

2. 黒皮鉄製ダッチオーブンの特徴と使い方(留意点・手入れの仕方)

鋳鉄製のダッチオーブンの手入れをより簡単にして、アウトドアやキャンプを楽しみたいといったダッチオーブン初心者にも人気なのが、黒皮鉄製ダッチオーブンである。
「黒皮」とは、鉄を1,200度程度で加熱し圧延していく過程でできる酸化皮膜のこと。鉄に高温の熱を加えることで酸化鉄となった表面の皮膜により、赤サビ防止の役割を得たものだ。この「黒皮」に加工された1枚の「黒皮鉄板」を鍋状にプレス成型したものが、黒皮鉄製ダッチオーブンである。一枚の鉄板を圧延加工しているため、鋳鉄製のダッチオーブンの弱点であったシーンもそれほど神経質にならなくてもよい。高温のままの鍋を水で急冷したり強い衝撃を与えたりしても割れにくいタフさと、メンテナンスのしやすさを持ち合わせている点が扱いやすい。使い始めこそシーズニングは必要であるが、その後のメンテナンスは至って簡単だ。酸化皮膜で保護された表面は洗剤や金たわしで気にせず洗うことができ、使用後も、洗剤で洗って乾かし食用油を塗るだけ。熱伝導も均一で、料理もおいしく仕上がる点でも人気が高い。
使い込むうちに「ブラックポッド」に育つ鋳鉄製と違い、黒皮鉄製は、表面が灰色に変化する。使い込むうちに、黒から黒皮鉄板の本来の色である灰色に変わってくるのである。これは皮膜がはがれたわけではないので安心してほしい。

3. ステンレス製ダッチオーブンの特徴と使い方(留意点・手入れの仕方)

鋳鉄製ダッチオーブン、黒皮鉄製ダッチオーブンと材質自体が違うステンレス製ダッチオーブンは、さびが発生しにくい材質であるため、家庭で使う鍋と同様な方法で使えることが最大の特徴である。洗剤で洗うこともできるうえ、シーズニングやメンテナンスなど、これといった手入れをする手間は必要ない。残った料理を翌朝まで入れておき、温めなおしてアツアツを食すこともできるのだ。
鉄製に比べて軽いため、扱いやすいことも長所の一つである。反面、鉄製のものと比べると蓋自体も軽いため、加熱による内部圧力がそれほどあがらず、料理の仕上がりには鉄製のダッチオーブンとは差が出るという意見もある。
また、鋳鉄製ダッチオーブン、黒皮鉄製ダッチオーブンと比べると、一般的に値段も高くなりがちである。
ステンレスのもつ特性として、「暖まりにくく冷めにくい(保温性が高い)」ことが挙げられる。はじめ温めるために火力が多く必要となるが、一度温まってしまえば長時間その温度を保つ事ができる。調理から喫食まで時間が長くなりがちなアウトドアやキャンプにおいて、保温性があるということはかなり評価が高のではないだろうか。
また、鍋のメンテナンスに油を使わないため、白米やみそ汁といった油を使わない料理にも向いている。

結論

鋳鉄製・黒皮鉄製・ステンレス製のダッチオーブンには、それぞれの長所があり、目的によって選ぶのがよい。メンテナンスが難しい材質のものもあるが、それだけに愛着もわくのではないだろうか。アウトドアだけでなく、家庭のコンロでも調理可能なものもあり、自分に合った1台を見つけたいものだ。

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