1. アウトドア向きな料理とは
リラックス感がキーワード
キャンプなどのアウトドアレジャーは、自然の中で過ごす時間そのものが醍醐味。アウトドアレジャーの常連なら、手の込んだ料理も良いが、初心者や中級者は、肩肘張らずに作るということに焦点を絞るといい。
インパクトのある味が吉
アウトドアには、インパクトのある味、料理が向いている。これも自然の中でワイルドに楽しみたいレジャーだからこその選択。泊まりキャンプの場合は、夕食にガツンと味を効かせたものをセレクトするのがおすすめ。その分、朝食はあっさり仕上げて、メリハリをつけよう。
かける、乗せる、煮込むがキーワード
調理はもちろん、準備後片付けも料理の一部。自宅キッチンとは違い、設備が揃っていないケースがほとんどなので、できる限り、簡単に食べられるものがいい。カレーやハヤシライスのようなかける料理、ピザやオープンサンド、タコスなど乗せる料理、肉や野菜をそのまま煮込む料理がおすすめ。泊まりの場合は、次の日にリメイクできる料理も便利だ。
2. 下準備が成功の秘訣
包丁レスが理想
現地では、包丁を使わない、くらいの心持ちで下準備をするのが正解。水道が近くになく、自前の水タンクを水道がわりにするケースもあり得るので、洗い物は最小限に抑えておくことが重要なのだ。変色が気にならない野菜は、あらかじめ洗ったり、刻んで持って行くといいだろう。
ジップ付きの保存用袋をフル活用
上記の通り、切った野菜などは、保存用袋に入れて行くのが正解。しっかりと空気を抜くことで、酸化も軽減でき、省スペースにもなる。調味料なども、あらかじめ混ぜられるものは混ぜ、保存用の袋や小さな瓶に入れておくといい。
肉や魚はマリネが基本
肉や魚は、マリネして行くのが、断然おすすめ。味がしっかりとつくだけでなく、保存性が高まるので、アウトドアにはもってこいなのだ。肉は、できれば塊がいい。じっくり煮込むと味が出るだけでなく、見た目的にもボリューム感があってワイルドな雰囲気が楽しめる。
3. おすすめアウトドア料理
すぐ食べられる料理
我が家のアウトドア料理の定番は、タコス。と言っても現地で準備するものは、ゼロ。自宅でタコミート、ワカモレ、サルサソースを仕込んで行けば、現地で市販のトルティーヤに具材を巻くだけでできあがる。同様にオープンサンドウィッチもおすすめ。キャンプ場などに着くと「お腹が空いた!」と言いだすのが子供の常。すぐに食べられるよう準備していくことをおすすめする。
塊豚肉の煮込み
煮込み料理は、アレンジも利くので、アウトドア料理向き。素材を入れて、蓋をするだけという手軽さもいい。おすすめは豚肉と野菜の煮込み料理。豚肉は、前述の通り、塩やハーブでマリネしていき、厚手の鍋に豚肉、ジャガイモや玉ねぎ、缶詰の豆などを入れて、白ワインを振り、煮込むだけ。ハリッサなど、珍しい調味料を持って行くと大人ウケがいい。子供には、ソーセージなどを一緒に煮込むと吉。残りは、水を少し足して、スープにしよう。
結論
アウトドア料理で最も重要なことは、計画性。現地で何をどう食べるか、きちんと考え、準備をして行くことが重要だ。すぐに食べられるもの、時間をかけて作るものなど、バランスを考え、献立を作ることも重要。まずは、火を起こしたりせず、カセットコンロでも十分!ぜひ、デイキャンプでお試しあれ。