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船から狙う高級魚【ヒラメ】の釣り方。初心者が知っておきたい攻略法

船から狙う高級魚【ヒラメ】の釣り方。初心者が知っておきたい攻略法

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2020年2月 9日

夏が終わる10月頃から本格シーズンを迎える高級魚「ヒラメ」。船釣りの場合、生餌を泳がせての釣り方となるため、コツが必要だ。そこで今回は、初心者でもヒラメを釣れるように、ポイントを押さえて紹介していこう。

1. 高級魚ヒラメを船で釣る!必要な道具は?

ヒラメを釣る道具は何でもよいわけではなく、釣りをする地域や釣り方に適した道具や仕掛けがある。今回は千葉大原の泳がせ釣りを例にして、準備するものを紹介していこう。

竿

千葉大原の泳がせ釣りでは長さ2mくらいの竿が使われることが多い。このような短めの竿だと軽くて長時間の釣りでも疲れないメリットがある。竿の曲がり具合のことを調子というが、この場合6:4〜7:3調子でヒラメの強い引きに負けない、竿全体がしっかり曲がるものを選ぼう。2mの竿では不安を感じる方は、長さは2.4〜3.3mのヒラメ専用竿、もしくは20〜30号のオモリ負荷に耐える5:5〜6:4調子を選ぶのがよい。

リール

リールは、使う竿とのバランスが大切だ。今回のように、2mくらいの竿の場合のリールは手巻きの小型両軸リール、もしくは超小型電動リールを組み合わせるのがよい。2.4〜3.3mの竿であれば、リールは手巻きの中小型両軸リール、もしくは小型電動リールがよい。

2mの竿を使う場合、1.5号以下の糸(PEライン)を200mくらい巻いておく。2.4〜3.3mの竿の場合、3〜5号の糸(PEライン)を200m以上巻いておくことをおすすめする。もちろん、ヒラメの当たりが伝わりやすいのは2mの竿を使った方だが、それは使用する糸が細くて潮の流れによる抵抗が小さく、余計な負荷が掛からないためである。

仕掛け

ヒラメ泳がせ釣りの仕掛けに必要な材料は、「フロロカーボンライン(6号前後)」「三又サルカン」「ナイロンライン(4〜5号)」「親針(角セイゴ18号)」「孫針(トリプル8号)」「スナップサルカン」「オモリ」の7つである。

まず、リールから伸びた道糸(PEライン)にサルカンを付け、その先にフロロカーボンライン(6号前後)80㎝、三又サルカン、ナイロンライン(4〜5号)30〜50㎝、スナップサルカン、オモリ(50-80号)の順に接続する。オモリに接続するラインをわざとナイロンライン(4〜5号)と弱くすることで、根掛かりした際に切り捨てることができ、ヒラメを釣りあげる確率が上がる。

次に、三又サルカンには、フロロカーボンライン(4~6号)を80㎝結び、先に親針を付ける。最後に、親針の先に15㎝ほどの間隔をとり孫針を付ける。オモリは2mの竿の場合40〜60号、2.4〜3.3mの竿の場合80号もしくは100号を使うのがよい。

エサ

仕掛けができたら、次は生餌のつけ方だ。
生餌であるイワシ(12~13cmのサイズが適当)の上アゴか鼻に親針を掛け、孫針は背ビレの後ろに刺しておく。親針と孫針の2本を使うことで、ヒラメが針にかかる確率が上がるだけでなく、生餌を後ろから食い上げてきた場合も確実に針掛かりするようになっているのだ。

2. 座布団サイズを狙え!ヒラメの泳がせ釣り方攻略法

千葉大原でのヒラメ泳がせ釣りでは、ポイントによって船を潮流ししたり横流ししたりする。潮流しとは、船を潮の流れに任せて流すのに対し、横流しは船体の横から風を受けるように船を流す方法である。横流しで狙うポイントは、比較的海底が平坦で根掛かりの心配が少ない。また、海底付近で仕掛けをキープすることも重要で、仕掛けを下ろした際にオモリの着底を感じられるかどうかがカギとなる。

潮の流れが緩い時は着底の瞬間を感じやすいが、潮の流れが早い場合は着底の瞬間を見過ごすといつまでも道糸が出続けてしまうので気を付けよう。
ヒラメの誘い方は以下の手順で行うのがよい。
  • オモリが海底についたら、竿先を海面付近に下げた状態で余計に出てしまったPEラインを巻き取る。
  • 竿先を水平まで上げる。オモリが海底から少し浮いた状態となり、生餌のイワシは海底付近を泳ぐような状態になる。
1,2を繰り返すことで、海底付近にいるヒラメに生餌のイワシをしっかりアピールできる。また、ときどき仕掛けを上下に大きく動かし、ヒラメにエサのイワシをアピールすることも座布団サイズのヒラメをゲットするための有効な方法である。

3. 慌てたら負け?ヒラメの当たりと合わせ方

ヒラメが生餌のイワシに食いつくと、コツコツといった感触が竿に伝わる。ここで合わせてもヒラメにしっかりと針が掛かることはほとんどない。ヒラメの当たりに動じることなく、じっくりと次の反応を待つようにしよう。場合によっては、ヒラメの方からグイグイと竿を曲げてくるだろう。この時、力任せに合わせるのではなく、ヒラメの重さを感じるくらいの力加減でグイっと竿を上げるのがポイントだ。

結論

船釣りで大型のヒラメを狙う場合、生餌となるイワシの活きのよさが大切だ。親針と孫針にイワシをセットする技も、何度か練習していけば慣れてくる。潮が速い状態でもしっかりと底がとれるようになることも、釣果に大きく結びつくだろう。最後に、一番大事なのは、ヒラメの当たりがあってから合わせるまでの我慢だ。当たりがあっても焦らずに落ち着いて合わせ、高級魚のヒラメをゲットしよう!
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  • 更新日:

    2020年2月 9日

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