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【スキー初心者必見】恐怖心を克服し上達するコツを詳しく解説

【スキー初心者必見】恐怖心を克服し上達するコツを詳しく解説

投稿者:ライター 佐藤夏帆(さとうなほ)

鉛筆アイコン 2020年2月 1日

「今年の冬こそはスキーに挑戦したい!」とお考えの方もいるだろう。雪に覆われた美しいゲレンデを滑るのは、最高に気持ちがよい。スキーは初心者にもチャレンジしやすいウィンタースポーツの1つだ。そこで今回は、スキー上達のポイントであるスピードへの恐怖心を克服する方法や、スキーで歩く・止まる・曲がるための練習方法を紹介する。

1. スキー上達のコツ、スピードへの恐怖心をなくす

スキー初心者が実際に雪山を滑ってみると「想像してたより速い!転んでしまうかも」と不安になるだろう。そのスピードへの恐怖心を払拭することが、スキー初心者が上達するための第一歩だ。もちろん自分だけではく周りの人にも怪我をさせないように慎重に滑ることも大事である。しかし、ずっと怖がったままだと上達するのに時間がかかってしまい、スキーを楽しめない。

初心者がスピードへの恐怖心を抱く原因の1つが「転倒」だ。つまり、怪我をしない安全な転び方をマスターすることが、スキーの恐怖心を克服する鍵となる。滑っていて「転びそう!」と思ったら、その時は無理に踏ん張ったり流れに逆らったりせず、足を揃えて横に倒れるようにしよう。

そうすれば骨折のリスクが低くなり、起き上がる時も楽になるのだ。この練習は、他の方と接触しそうなコースの真ん中ではなく、人のいない端の方で行うとよい。転び方が安定すると、初心者でもスピードを出して滑ることが怖くなくなるはずだ。

2. スキー上達のコツ、歩く練習

初心者はまず歩く練習から始めてみよう。「思ったより重い!」「なかなか進めない!」など、普通に雪の上を歩くのと、スキー板を付けて歩くのとでは全く感覚が異なることが分かるだろう。歩くことができないとリフトにも乗れないので、力まず歩けるようになる練習をしよう。

スキー初心者が歩く練習に適しているのは、周りに何もない平らな場所だ。最初は両手にストックを持ち、片足だけスキー板を装着して練習する。ストックは身体の真横に刺し、身体を前方に倒し、雪面を押すように歩くと楽に進めるはずだ。片足のみにスキー板を付けて歩けるようになったら、次はスキー板を両方に装着しての練習に入ろう。前に歩いたり方向転換ができるようになったらOK。

最後はゲレンデの緩斜面で横向きに立ち、カニ歩きで斜面を登れるようになろう。その時、右足が山側ならば右足のスキー板の外側に重心をかけるようにする。左足はその逆で、内側に重心をかけるように。右足~左足とリズムよく交互に動かして斜面を登れるようになればバッチリだ!

3. スキー上達のコツ、止まる練習

スキー板を装着したまま自由に歩くことができるようになったら、次は止まる練習だ。スキー板を八の字にする「ボーゲン」の態勢が、止まり方の基本となる。スキーヤーから見ると、漢字の「八」に見えることから「八の字」とも呼ばれている。

左右のスキー板の内側にある金属パーツ「エッジ」の抵抗を利用して止まるというのが基本原理。両足のスキー板の前方を狭めて、後方を広くすると、抵抗が大きくなりスピードが落ちてくる。八の字(ボーゲン)の態勢にすればすぐに静止できるわけではないので、スキー初心者は特に余裕を持って制動を掛け、確実に止まれるようにしよう。

簡単そうに見えるが、初心者のうちはボーゲンの態勢は意外と足への負担も大きい。そこでまず意識するのは、両足の内側に重心をかける(大きく内股の形にする)ことである。急斜面を滑っていてボーゲンでは間に合わないという場合は、倒れる(転ぶ)ことで身体が摩擦を受けて止まることができる。少し不安を感じる初心者の方は、急斜面ではなく緩やかな斜面から練習を始めるとよいだろう。

4. スキー上達のコツ、曲がる練習

自分の意のままに止まることができるようになれば、次は曲がる練習だ。スキー初心者は、ボーゲンの形のまま曲がる「プルークボーゲン」を身につけよう。例えば左に曲がりたい時は、前に少し重心をかけながら右足を強く踏むようにする。そうすることにより右のスキー板の抵抗が大きくなり、徐々に左へと曲がることができるのだ。

「右を強く踏む」という感覚が分かりにくいという初心者は、左足を持ち上げようとすると、自然と右足を強く踏むことに繋がるので試していただきたい。そして、曲がる時は遠心力に負けないように前屈姿勢を心がけよう。

結論

スノボよりも高速でゲレンデを滑走するスキーは、美しい景色を見ながらスリルも感じられるスポーツだ。しかしそのスピードゆえに恐怖心を抱いてしまう初心者も多いだろう。初心者は安全な転び方や止まり方をマスターすれば、その恐怖心が和らぐはずである。また、しっかりと準備体操をし怪我の予防をすることも、スキーを楽しむうえで重要となるので必ずウォームアップを行ってほしい。スキーの基本動作ができるようになれば、あとは何度も滑ってみることで徐々にコツを掴んで上達していく。スキー初心者は平らな場所や緩やかな傾斜で基本の動きをマスターし、慣れてきたら急斜面にも挑戦してみよう。初めてのスキーは無理せず楽しみながらステップアップするのがポイントだ。
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  • 更新日:

    2020年2月 1日

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