1. スキーウエアの基本

スキーウェアとスノボウェアは服装の見た目が似ているため、「スキーでもスノボと同じ服装でいいんじゃないの?」とお考えの方もいるだろう。しかし、ほとんど同じ服装に見える両者にも違いがある。大きな違いを分かりやすく説明していく。
パンツの違い
スキーウェアでは、動いた時にパンツがズルズル落ちてきたり雪が入ったりしないようにサスペンダーがついているものが多い。最近はサスペンダーの代わりにベルト通しや調整ベルト(マジックテープ式)がついていることも。一方、スノボウェアではサスペンダーがついていることはほとんどない。
生地の違い
スキーウェアは中綿が入っているものが多く、基本的に生地が厚手でタイトなシルエットだ。そのため、スピードが出やすく寒さを感じにくい。スノボウェアはプロテクターやインナーを複数枚着ることが前提なので、生地は薄くダボッとしたシルエットになっている。
また、スノーボードは動きが激しく転ぶことも多いため、スキーウエアにはない「パウダーガード」が付けられていて雪の侵入を防いでいる。しかし最近は圧雪されていないエリアを滑るバックカントリースキーも人気なので、パウダーガードが取り入れられたスキー用の服装も増えている。
また、スノーボードは動きが激しく転ぶことも多いため、スキーウエアにはない「パウダーガード」が付けられていて雪の侵入を防いでいる。しかし最近は圧雪されていないエリアを滑るバックカントリースキーも人気なので、パウダーガードが取り入れられたスキー用の服装も増えている。
スキーウェアとスノボウェアは兼用できる?
さまざまな違いがある両者であるが、結論から言うと「兼用しようと思えばできる」。例えばスキーウエアでスノボをするとズボンのお尻部分の濡れが気になるかもしれない。スノーボードでは頻繁に転倒したり雪面に腰掛けて休んだりするため、スノボ用はお尻部分の防水加工に優れているからだ。また、ダボッとしたスノボの服装でスキーをすると、スキーウェアよりも風の抵抗を受けてスピードが落ちてしまうということもある。そうしたことがあまりに気にならない場合は、問題なく兼用できるといえるだろう。
2. スキーウエアの選び方

メンズのスキーウェアの選び方はいたってシンプル。「自分好みの色やデザインでサイズが合う服装」であればOKなのだ。服装の色としては雪と同化してしまう白は避け、できれば赤・オレンジ・黄色などのゲレンデで映えるカラーを選ぶとよいだろう。せっかくスキーウェアを購入するのであれば、できるかぎり長く使い続けたいものである。そのため、流行に左右されないシンプルなデザインの服装を選ぶと安心だ。
次にサイズだが、普段運動する時のジャージなどと同じサイズの服装を選ぶとよい。ぴったりすぎたり小さめの服装だと、滑る際にウェアが突っ張って動きにくくなるので注意しよう。具体的に説明すると、ジャケットは両腕を前に出してみて、手首が袖で隠れるくらい。パンツは靴を脱いだ状態で、裾が床に着くか着かないかの長さがベストで、スノボウェアのようにダボっとしすぎていない方がよいだろう。
スキーウェアを選ぶ際のポイントとなるのが、機能性である。必要となる機能は、ウェアの中に水が侵入するのを防ぐ「防水性」と、ウェアの中の蒸れをなくす「透湿性」だ。この2つの機能に優れたスキーウェアなら、中古品や上下セットの安価なものでもOK。スキーウエアの有名ブランドの商品は値段が高くなるが、さらに機能性が高くデザインも豊富なので「おしゃれな服装でスキーを楽しみたい!」という方におすすめだ。
次にサイズだが、普段運動する時のジャージなどと同じサイズの服装を選ぶとよい。ぴったりすぎたり小さめの服装だと、滑る際にウェアが突っ張って動きにくくなるので注意しよう。具体的に説明すると、ジャケットは両腕を前に出してみて、手首が袖で隠れるくらい。パンツは靴を脱いだ状態で、裾が床に着くか着かないかの長さがベストで、スノボウェアのようにダボっとしすぎていない方がよいだろう。
スキーウェアを選ぶ際のポイントとなるのが、機能性である。必要となる機能は、ウェアの中に水が侵入するのを防ぐ「防水性」と、ウェアの中の蒸れをなくす「透湿性」だ。この2つの機能に優れたスキーウェアなら、中古品や上下セットの安価なものでもOK。スキーウエアの有名ブランドの商品は値段が高くなるが、さらに機能性が高くデザインも豊富なので「おしゃれな服装でスキーを楽しみたい!」という方におすすめだ。
3. 揃えておきたい小物類

スキーに必要な小物は、「グローブ」「ゴーグル」「帽子(ヘルメット)」の3つ。この3つはスキー場でレンタルの対象外であることが多いため、自分で用意しておいた方がよいだろう。
- ゴーグル
スキー場では強い紫外線から目を保護するためにUVカットのゴーグルが必要不可欠だ。ゴーグルなしで滑ると、「雪目」という目の炎症を起こす可能性があるので、必ず準備しよう。もちろん、メガネの上から着けられるゴーグルも市販されている。ゴーグルはくもりやすいので小型のくもり止めも一緒に持って行きたい。 - グローブ
スキー用のグローブは、指先を凍傷などから守るための防寒性はもちろん、防水性にも優れているので、滑っている時や転んでしまった時でも手が濡れにくく安心だ。スノボのグローブとは機能が異なるため、必ずスキー用のものを選ぼう。 - 帽子(ヘルメット)
スキーの滑走中は頭や耳が意外と寒く感じるもの。耳元まで覆える毛糸の帽子は必需品だ。最近は転倒した際に衝撃を吸収し頭部を守ってくれるヘルメットの着用が推奨されているが、実はスキー用ヘルメットは耳当て付きで防風効果も高いので被っていると帽子よりも暖かい。ヘルメットのレンタルサービスを行うスキー場は少ないのでレンタルを希望する場合は事前に確認しておこう。
結論
スキーを始める時に重要となるウェア選びだが、「いつもスーツで仕事をしているから、スキー場では自分の好きな色のウェアを着たい!」という方は、ぜひ普段よりも派手な服装を選んでみよう。ゲレンデにはカラフルなデザインのウェアを着ているスキーヤーがたくさんいるので心配しなくて大丈夫だ。あとは防水・透湿性などの機能性にも着目して選べば間違いない。自分好みのウェアを着て、スキーを目一杯楽しもう!