キャンプ初心者におすすめしたい！簡単なのにおしゃれなアウトドア料理3選

アウトドアといえば、焚き火や炭火を使って料理をするのが基本であろう。焚き火の中にそのまま置いても問題ないくらい丈夫で、強い火力に耐えられる「ダッチオーブン」を活用して美味しくて簡単なキャンプ料理を作ってみよう。

ダッチオーブンとは、熱効率のよい鉄製のふた付き鍋のことだ。焼く、煮る、蒸す、炒める、燻すなどさまざまな使い方ができる万能鍋だ。ふたをしてその上に炭をのせれば上下で加熱することができ、オーブンのような使い方も可能だ。手軽に短時間で本格的な料理を作ることができる優れものなのだ。

ダッチオーブンで作るおすすめの料理は、「ミルクシチュー」だ。作り方は簡単で、ダッチオーブンにキャベツやウインナー、ジャガイモなどの材料を好みのサイズに切って入れ、バターやオイルで軽く炒める。牛乳とコンソメを入れたらふたをして煮込むだけだ。火にかけて20分ほどで完成する初心者向きの料理だ。

熱効率がいいダッチオーブンで作ると野菜に均一に火が通り、旨みを逃がすことなく仕上がる。野菜本来の甘さが感じられ、普段食べるシチューとは違う深い味わいを感じられるだろう。材料を入れて煮込むだけなのでとくに難しい点はない。冬にはもちろん、夏でも温かいものが欲しくなるキャンプの夜にピッタリのメニューである。

キャンプ料理に欠かせない肉料理。BBQで肉を焼くだけではなく、ダッチオーブンを使った簡単「スタッフドチキン」はいかがだろうか。ちなみにスタッフドチキンとは、丸鶏のおなかに詰め物をして蒸し焼きにした料理のことだ。

鶏に詰める具材はとくに決まりはないが、冷凍ピラフや冷凍ミックスベジタブルなどを利用すれば手間もかからず簡単だ。ただし、中に詰める物は生のままだと火が通らないことがあるので、すべて加熱しておく必要がある。具材を詰めたらタコ糸などを利用して鶏の足をしっかり縛っておく。また、鶏肉全体に塩、コショウをすり込むことが美味しく食べるポイントでもあるので、忘れずにしておこう。

焼く時は、ダッチオーブンの底に網やアルミホイルを敷いて焦げ付きを防止するといい。肉と一緒に切ったじゃがいもや玉ねぎなどを入れ、ふたをして加熱すれば野菜の水分で上手に蒸し焼きにすることもできる。外はパリッと中はしっとりジューシーに仕上がるだろう。豪華なのに簡単に作ることができるキャンプにおすすめのメニューだ。

「スキレット」を使ったスイーツを紹介しよう。スキレットとは熱効率のいい鉄製のフライパンのことだ。焼くことはもちろんだが、保温性が高いので皿代わりに利用すれば温かいまま料理を提供することも可能だ。また、オシャレな外観から盛り付けに使う人もいるほど人気の調理器具だ。

そんなスキレットを使ったおすすめスイーツが「スキレットスモア」だ。スキレットにチョコレートやマシュマロを敷き詰め、加熱してとろとろに溶けたらビスケットですくって食べる。材料も少なく手軽に作れ、初心者にもおすすめのデザートメニューだ。

あつあつでリッチな味わいは、焚き火を楽しむキャンプの夜に最高のデザートでもある。注意点としては焦がさないように火加減を調整することだ。また溶けた頃合いを見て、バーナーなどで炙るのもおすすめである。香ばしさが加わり、さらに美味しさがアップするので試してほしい。

キャンプという日常から離れた開放的な環境と澄んだ空気の中、自分たちで作って食べる料理は格別だ。ダッチオーブンやスキレットをうまく活用すれば簡単に、しかも美味しく見栄えのする料理を作ることができる。今回紹介したメニューはどれも初心者向けの手軽なレシピなので、次回のキャンプでぜひトライしてみてはいかがだろうか。