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【祖母の衝撃的な言葉】「農家なんて、やりがいない。」広告会社から農家に転職した、とある女性のお話

【祖母の衝撃的な言葉】「農家なんて、やりがいない。」広告会社から農家に転職した、とある女性のお話

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2023年1月29日

今回紹介させていただくのは、兵庫県南あわじ市で育てられた野菜を販売している黒田茉佑さん。25歳という若さで農家を営み、「農家の孫まっち」という名前でSNSでの情報発信も積極的に行っています。一見農業とは結び付かないような外見の黒田さんですが、農家という職業への愛情と情熱は本物。今回はそんな黒田さんに、農家のあれこれをお聞きしたいと思います!

1. もともとは広告会社で働いていた?

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学生時代は教育学部だった黒田さん。教員免許を取得した後、持ち前の冒険心で教員ではなく広告業界の道へ進みます。しかし、2年ほど働いたところで自分にしかできない仕事を求めて、退職を決意しました。
 2年間の社会人生活を経て、好き放題進路を選び失敗を繰り返していた自分を支えてくれた家族の大切さに気付き、「親孝行をしたい」という思いが黒田さんの中で大きくなります。このタイミングで「淡路島の畑を引き継ぐことになった父の手伝いをしよう」と思い立った黒田さんは、作った野菜の販売先の確保やオンラインで購入できるWebサイトをつくり始めました。これが、黒田さんの農家としての活動の始まりです。

2. 「農家なんてやりがいない」

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  いざ農家としての活動を始めた黒田さんでしたが、色々な農家の方の話を聞いて厳しい農家の現状を知っていきます。農家は個人での販売先がないとどうしても利益が出づらいという、なかなかシビアな職業でした。
 さらに、農家を営んでいる黒田さんのおばあさんはよく「農業なんてやりがいない」という言葉を口にするそうです。「農家はどんな天候にも向き合っていく必要があり、体力的にも厳しい職種です。さらに、個人で販売経路を持っていない限り基本的には消費者の顔も直接見えないため、確かにやりがいを感じにくい職業ではあるのかもしれません。」と黒田さんは語ります。親孝行のために思い切って始めた農業でしたが、考えなくてはならない障壁は思っていた以上に沢山存在していたのです。
それでも日々工夫を重ね、「自分が販売先を探すことで農家の方に多く還元したい。」と黒田さんは前向きに話します。

3. 不屈の精神とたゆまぬ努力

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 農家の仕事に取り組む上で大変なことは何か聞くと、とにかく体力面だと教えてくれた黒田さん。月に3~4tの玉ねぎを運ぶそうで、11年間バレーボールを続けて培った体力で何とか乗り切っているとのことです。
 また、販売先の当てを探して飛び込み営業をする必要があり、キャリーケースを玉ねぎでいっぱいにして東京まで飛び込み営業をしに行ったこともあるそうです。
 黒田さんは特に、自他ともに認める「農家してない感」のある外見で、はじめは販売先の方からもどうしても軽く見られてしまいがちでした。ただ、そんな外見からマニアックな玉ねぎの話が次から次に出てくることで逆にギャップを感じてもらえることもあったそうです。
 ガッツ溢れるその姿勢から、農家という職業に黒田さんがどれだけ真摯に、そして情熱をもって向き合っているのかが伝わってきます。

4. 祖母を認めさせたい!

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 「農家なんてやりがいない」「そんな高くて売れるん?」と黒田さんの活動をなかなか認めてくれないおばあさんに、いつか自分の活動を認めさせることが目標だと話してくれた黒田さん。黒田さんの今後の活動からも目が離せません。
 今後も黒田さんおすすめの玉ねぎの調理法や、そのほかの農家の方もご紹介させていただきます!お楽しみに!

今回ご協力いただいた農家さん

黒田茉佑さん
「農家の孫まっち」という名前でSNSでも積極的に情報を発信しており、TikTokのフォロワーは1.5万人。作った野菜の販売先の確保やオンラインで購入できるWebサイトをつくり、農家の方々を守るため、そして美味しい野菜を多くの人に届けるため日々奮闘中。
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  • 更新日:

    2023年1月29日

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