1. 恥ずかしいにおい
夕食であまったビーフシチューを翌日、当時高校生だった娘のお弁当にしたときのことです。当日の朝は温めたビーフシチューをスープジャーに入れ、あとはおにぎりを握ってカットフルーツを添えるだけだったので、とても簡単でした。ですが、娘が学校でスープジャーの蓋を開けるやいなや、周囲の男子から「なんかイイにおいがする!!」という声が上がったそうです。小心者の娘はすぐに蓋を閉じ、恥ずかしさのあまりなかなか食べ始めることができずにいたようです。ですが空腹に耐えかねて、一瞬だけ蓋を開けて具を口に入れ、すぐに蓋を閉じる、という動きを何度か繰り返して、お弁当を食べきったとのことでした。帰宅後、娘からは「においのキツいものは入れないで」という苦情がありました。落ち着いて食事ができないのもかわいそうなので、その後は私の方でもいろいろと気を遣うようになりました。
48歳/専業主婦
2. ドイツ弁当?
今でもお弁当と見聞きするたびに思い出すエピソードがあります。昔は全く料理をしなかった私が、子どもの弁当を初めて作った時の事、キャラ弁全盛期で色々参考にしたけれど、とてもじゃないけど不器用な私には無理で、苦肉の策としてノリといり卵と赤ウインナーで作った弁当が伝説のドイツの国旗弁当です。縁もゆかりも無い国ですが園の先生にはウケたようで、お便り手帳にその日のうちの子が帰国子女なのかと色々聞いちゃいましたとの連絡がありました。それ以来弁当はノーマル弁当を心がけました。黒歴史です。
50歳/専業主婦