目次
1. 結婚記念日の呼び名一覧!20周年は何婚式?

結婚記念日を祝う風習はイギリスが発祥といわれている。1〜15周年までは1年ごとに、それ以降は5周年ごとに呼び名が付けられている。まずは一覧を紹介しよう。
結婚記念日の呼び名一覧
- 1周年:紙婚式
- 2周年:藁婚式
- 3周年:革婚式
- 4周年:花婚式
- 5周年:木婚式
- 6周年:鉄婚式
- 7周年:銅婚式
- 8周年:ゴム婚式
- 9周年:陶器婚式
- 10周年:錫婚式(アルミ婚式)
- 11周年:鋼鉄婚式
- 12周年:絹婚式(亜麻婚式)
- 13周年:レース婚式
- 14周年:象牙婚式
- 15周年:水晶婚式
- 20周年:磁器婚式
- 25周年:銀婚式
- 30周年:真珠婚式
- 35周年:珊瑚婚式
- 40周年:ルビー婚式
- 45周年:サファイア婚式
- 50周年:金婚式
- 55周年:エメラルド婚式
- 60周年:ダイヤモンド婚式
結婚1周年の紙婚式から60周年のダイヤモンド婚式まで、年月を重ねるごとに徐々に高価なものへと呼び名が変わっていくことが分かる。またその年の呼び名にちなんだプレゼントを贈る風習がある。たとえば1周年の紙婚式はアルバムや手帳といった「紙製品」を、10周年の錫婚式は「錫やアルミ製品」を贈るといった具合だ。
結婚20周年は「磁器婚式」
お分かりのように、結婚20周年は磁器婚式(じきこんしき)という呼び名が付いている。本稿ではこの磁器婚式をメインに、どんな意味が込められているのか、贈り物はどう選ぶのがよいか、どのように贈ればよいかなどを詳しく解説していく。
2. 結婚20周年「磁器婚式」に込められた意味とは

ここからは磁器婚式について深く掘り下げていこう。まずは結婚20周年の磁器婚式に込められた意味から解説していく。
「磁器婚式」に込められた意味
磁器は高温で土などを焼き固めた「焼き物」のことだ。頑丈で割れにくいうえ長く使えるという特徴がある。年を重ねるごとに風合いが増し、値打ちが上がっていくものも多い。結婚20周年の「磁器婚式」というネーミングには、磁器のように固く強い夫婦の絆や、これまで築き上げてきた時間・思い出・相手を思いやる気持ち・感謝する気持ち・乗り越えてきた苦労などが何物にも代えがたい価値があることなどを表している。
さらに、結婚20周年の「磁器婚式」は、前回の水晶婚式(15周年)から5年もあいている。まさにこの5年が、磁器婚式をより意味あるものにしてくれているのだ。これまでの歩みを振り返ることで二人の絆を再確認するとともに、この先も「夫婦としてともに歩んでいこう」という新鮮な気持ちを思い起こさせてくれる、特別な日なのである。
さらに、結婚20周年の「磁器婚式」は、前回の水晶婚式(15周年)から5年もあいている。まさにこの5年が、磁器婚式をより意味あるものにしてくれているのだ。これまでの歩みを振り返ることで二人の絆を再確認するとともに、この先も「夫婦としてともに歩んでいこう」という新鮮な気持ちを思い起こさせてくれる、特別な日なのである。
3. 結婚20周年「磁器婚式」にふさわしいお祝いの仕方とは

結婚20周年というと子育てが一段落する頃だろう。ちょうど子どもが自立し、2人だけの生活が始まるというご家庭もあるかもしれない。夫婦にとって大きな節目にあたるので、いつもより特別なお祝いをするケースも多いようだ。
外食をする
結婚20周年の「磁器婚式」を特別な場所で過ごすのはいかがだろうか?高級レストランや結婚式を挙げたホテルなどで食事をする夫婦も多いようだ。子どもたちにお祝いしてもらうのもうれしいが、普段よく家族で外食をしているのであれば2人きりでお祝いするのもまた特別である。
旅行をする
感染症などの問題で実行に移すのが難しいケースもあるが、結婚20周年記念に家族旅行をするご家庭は多いようだ。20周年に向けて貯めてきたお金で海外旅行するケースもあれば、国内の温泉宿でゆったりした時間を過ごすというご家庭もある。国内のホテルや温泉旅館などが用意している「結婚記念日プラン」を利用するのもよいだろう。どんな旅行にするか、2人で考えるだけでも素敵な思い出になるのではないだろうか?
感謝の気持ちを伝えることもお忘れなく
20年も一緒にいると、相手への想いを言葉で伝える機会も減ってしまうものだ。「言わなくても分かる」といった夫婦もある意味では理想かもしれないが、人間、言葉に出さないと意外と伝わらないことが多い。少しずつ気持ちにすれ違いが生じたり思い込みが強くなったりし、二人の間に見えない壁ができてしまうこともある。結婚20周年「磁器婚式」は、まさに普段口にできない感謝の気持ち、愛する気持ち、思いやりの気持ちを伝えるのに最適な日だ。
直接感謝を伝えるのが恥ずかしければメッセージカードで
とはいえ、やはり改めて感謝や愛情などを言葉に出すのは恥ずかしいところもある。そんな方におすすめなのが手紙やメッセージカードだ。直筆で、普段言えないことを伝えるとよいだろう。ただし、せめて「ありがとう」のひとことくらいは直接口で伝えよう。
4. 結婚20周年「磁器婚式」に贈るのはどんなプレゼント?

結婚20周年の「磁器婚式」にはどういった贈り物がよいだろうか?サプライズもよいが、2人で話し合って記念品を決めるのもコミュニケーションが取れておすすめだ。
磁器製品(マグカップや湯のみなど)
呼び名にちなんだプレゼントを贈る風習があるとお伝えした。それに則れば「磁器婚式」のプレゼントはやはり磁器製品になるだろう。磁器と陶器の違いは後述するが、9周年の陶器婚式で陶器を贈ったのであれば、ここは磁器製品にするとよいかもしれない。
リーズナブルなものから高級品まで価格帯が幅広く、予算に応じて選べるのも磁器製品のよい点だ。記念なので高めのものをと考えている方は、ハイブランドのマグカップやティーカップなどがおすすめだ。あるいは、湯のみやごはん茶碗など九谷焼、有田焼(伊万里焼)といった日本を代表する焼き物・窯元のもので選んでみるのもよいだろう。
リーズナブルなものから高級品まで価格帯が幅広く、予算に応じて選べるのも磁器製品のよい点だ。記念なので高めのものをと考えている方は、ハイブランドのマグカップやティーカップなどがおすすめだ。あるいは、湯のみやごはん茶碗など九谷焼、有田焼(伊万里焼)といった日本を代表する焼き物・窯元のもので選んでみるのもよいだろう。
ジュエリー
磁器製品しか贈ってはいけないというわけではない。実用的なプレゼントではなく、ジュエリーを選ぶ方も多いだろう。結婚してから奥さんにジュエリーを贈った記憶がないという方は、むしろこちらがおすすめかもしれない。指輪なら結婚指輪と重ね付けできるデザインのものを選ぼう。「永遠」という意味のエタニティリングなども、結婚20周年の記念にピッタリのプレゼントだ。
ペアウォッチ
ペアでそろえるなら「一緒に時を刻む」という意味でペアウォッチがおすすめだ。女性でも男性でも付けやすいシンプルで上質なデザインのものを選ぶとよい。結婚20周年の刻印を入れてもらえば、特別な記念日にピッタリのプレゼントになる。
花
シンプルに花を贈るという方法もある。4周年の「花婚式」で花を贈る風習があるが、もちろん磁器婚式に贈ってもOKだ。本数を増やしたり奥さんが好きな色の花を贈ったり、記念月(日)の品種を贈ったりなど、さまざまな工夫ができる。
5. 結婚20周年「磁器婚式」に贈るプレゼントの予算は?

ところで、磁器婚式に贈るプレゼントにはどれくらいの予算をかける方が多いのだろうか?もちろん下限も上限もないが、おおよその幅くらいは知っておいてもよいだろう。
夫婦同士であれば3〜5万円程度
結婚20周年の「磁器婚式」は前回の水晶婚式から5年が経過している。5年分の想いを込めて、また新しい門出を祝って、やや高めに予算を組むという方も多いようだ。目安ではあるが3〜5万円程度を見ておくとよいだろう。
子どもから両親へ贈るのであれば1万円程度
子どもの年齢や収入があるかなどにもよるが、両親の磁器婚式に子どもから何かを贈る際の予算は、数千円〜1万円程度が目安になってくるだろう。
6. 結婚20周年「磁器婚式」に磁器製品を贈りたいときは?

やはり「磁器婚式」というからには、磁器製品を贈りたいという方も多いだろう。それなら磁器について詳しくなっておいたほうがよい。陶器との違いやおすすめなどの基礎知識をコンパクトにまとめたので、磁器製品を贈ろうと考えている方はぜひチェックしてほしい。
磁器とは?
陶器よりも高温で焼くことにより、陶器よりも強く割れにくいという特徴を持つのが磁器だ。長く使い続けることができるため、一般家庭の多くで食器として使われている。
そんな磁器には「硬質」と「軟質」がある。前者は一般的な磁器で、およそ1400度という高温で焼き上げるものだ。一方後者はそれよりもやや低めの1200度前後で焼き上げられる磁器をいう。軟質は文字通り硬質と比べると硬度は低いものの、透明性が高いのが特徴だ。
そんな磁器には「硬質」と「軟質」がある。前者は一般的な磁器で、およそ1400度という高温で焼き上げるものだ。一方後者はそれよりもやや低めの1200度前後で焼き上げられる磁器をいう。軟質は文字通り硬質と比べると硬度は低いものの、透明性が高いのが特徴だ。
陶器との違い・見分け方は?
両者は音で区別がつく。磁器は指で弾いたときに「キーン」という高い音が鳴る。一方、陶器は「ゴツ」といった鈍い音が鳴る。あるいは感触で区別することも可能だ。磁器はツルツルしているものが多く、陶器はザラザラしているものが多い。
おすすめの磁器
- 有田焼(伊万里焼)
- 九谷焼
- 瀬戸焼
- 姫谷焼 など
磁器にはいろいろな種類があるが、代表的なところでいうと有田焼(伊万里焼)、九谷焼、瀬戸焼、姫谷焼などがある。迷ったときは、これらから絞り込んでいくのがおすすめだ。
7. 結婚20周年「磁器婚式」を特別な1日に

「磁器のように固く強い夫婦の絆」「これまで築き上げてきた時間・思い出・相手を思いやる気持ち・感謝する気持ち・乗り越えてきた苦労」それらがいかに価値あるものかを再確認できるのが、結婚20周年の「磁器婚式」である。
どの結婚記念日も同じように大切で特別な日であることに変わりはないが、二度とない「磁器婚式」を一生心に残るような特別なものにしていただくと同時に、その先もどうか仲睦まじく、いつまでも幸せな夫婦であり続けてほしい。
どの結婚記念日も同じように大切で特別な日であることに変わりはないが、二度とない「磁器婚式」を一生心に残るような特別なものにしていただくと同時に、その先もどうか仲睦まじく、いつまでも幸せな夫婦であり続けてほしい。
結論
結婚20周年にあたる「磁器婚式」に込められた意味やお祝いの仕方、贈り物の選び方などについて詳しく解説してきた。外食したり旅行したり、磁器製品やペアウォッチ、ジュエリーや花などを贈ったりなども大切だが、何より夫婦揃って「健康」であることがいちばんだ。結婚記念日をお祝いすると同時に、これからの健康についても少しだけ考えてみよう。