目次
- 1. 封筒の送り方|普通郵便で出す場合
- 2. 封筒の送り方|表面と裏面の書き方や切手を貼る位置
- 3. 封筒の送り方|速達で出す場合
- 4. 封筒の送り方|書留で出す場合
- 5. 封筒の送り方|ポスト投函する際の注意点
- 6. 封筒の選び方と送り方|履歴書を送付する場合
- 250gまで:+260円
- 1kgまで:+350円
- 4kgまで:+600円
- 定形郵便物(普通郵便)
- 手紙
- はがき
- ミニレター
- 定形外郵便物(普通郵便)
- 速達郵便
- 往復はがき
- レターパックライト/レターパックプラス
- スマートレター
- クリックポスト
- ゆうパケット
1. 封筒の送り方|普通郵便で出す場合

まずはごく基本的なところから説明していこう。
封筒の送り方1|封筒と切手を購入する
送りたい書面が入る封筒を購入しよう。封筒は郵便局でも購入できるし、コンビニや筆記用具が置いてあるようなドラッグストアなどでも手に入る。あわせて切手も購入しておこう。切手は過不足なく貼ることが重要だ。なお切手が買えるコンビニも多いが、コンビニでは郵便物の計量をおこなっていない。自宅で重さを調べて切手を購入するか、郵便局で計ってもらいその場で切手を購入するといった方法を採ろう。
封筒の送り方2|宛名と差出人を書き、切手を貼る
封筒と切手を購入したら、先に宛名と差出人を記入する。書面を入れてしまうと凹凸して文字が崩れるもとになるため気をつけよう。表面や裏面の正しい書き方および切手の貼り方は後述するので、そちらを参考にしていただきたい。
封筒の送り方3|封入しポスト投函または郵便局へ持参する
宛名と差出人を記入し切手を貼ったら、送る書面に不備などがないか最終確認したのち、封入して閉じる。あとは郵便ポストへ投函するか、郵便局へ持参すれば完了だ。
2. 封筒の送り方|表面と裏面の書き方や切手を貼る位置

宛先や差出人の書き方および、切手を貼る位置について解説する。
表面の書き方
縦書きの場合は「右側に送付先住所、中央に宛名」、横書きであれば「上段に送付先住所、中央に宛名」が基本だ。住所や部署名などが長くなりそうなときは、先に宛名(相手の氏名等)を中央に書いたほうがバランスを取りやすいので覚えておこう。また企業に送る際は「株式会社」など省略せずに書く。そのほか敬称語は基本的に「様」でOKだが「◯◯御中 ☆☆様」と重ねて使うのはNGである。
裏面の書き方
縦書きの場合は「左下に差出人の住所と氏名」が基本だが「中央下に差出人の住所と氏名」を書くケースもある。横書きであれば「下部1/3程度に収まるように差出人の住所と氏名」を書くとよい。
切手を貼る位置
縦長の封筒であれば左上というのはご存知の方も多いだろう。とくに迷うのは、横長の封筒の場合だが、覚え方は簡単だ。「縦長にしたときに左上になる位置」に切手を貼るのが基本となる。この位置に貼ることで機械でスムーズに読み込めるというのがその理由である。
封をする際の留意点
ホッチキスやセロハンテープで留めるのは控えたほうがよい。剥がれるおそれがあるためだ。トラブルを避けるためにも糊付けをしよう。
3. 封筒の送り方|速達で出す場合

速達で出したいときは、速達料金分の切手を貼ることになる。
速達料金分の切手を貼る
基本料金に加えて、以下の速達料金が必要になる。
【速達料金一覧】
ポスト投函する際はとくに、速達料金分の切手を購入することを忘れないようにしよう。
「赤い線」を引く
よく赤字で「ー速達ー」といった表記を見かけるが、郵便局によれば「速達」の文字はとくに必要ではない。その代わり縦長の封筒であれば表面の右上部に、横長の封筒であれば表面の右側部に赤い線を引くこととしている。線の長さは封筒の2/3程度が目安だ。
4. 封筒の送り方|書留で出す場合

あまり利用する機会がない方は「書留」で出したいときの封筒の送り方で迷うことがあるだろう。専用の封筒が必要なのかなどの疑問を解消しておこう。
書留には種類がある
書留には「簡易書留」「一般書留」「現金書留」がある。簡易書留や一般書留は、重要な書類を郵送する際に利用される書留サービスである。また現金書留は、その名の通り現金を送る書留サービスで、たとえば結婚式や入学祝などのご祝儀袋を送るときに使われる。
現金書留は専用封筒が必要
簡易書留や一般書留は、ごく一般的な市販の封筒で送れる。一方、現金書留を利用する際は専用封筒が必要となる。1枚21円だ。なお簡易書留と一般書留の違いは「追跡方法」と万が一何かあった場合の「補償額」である。封筒の中身の重要度で使い分けるなどしよう。
書留は郵便局の窓口のみ対応
書留の場合、普通郵便と違い追跡サービスが付くため、コンビニやポスト投函ではなく郵便局の窓口から出さなければならない。コンビニから送ろうとしても郵便局に出すよういわれるだろう。また万が一ポスト投函にしてしまうと普通郵便として扱われるおそれがある。書留の正しい送り方として覚えておこう。ただし郵便局にもよるが、ポスト投函した場合でも差出人の連絡先がきちんと記載されていれば連絡をくれることもある。
5. 封筒の送り方|ポスト投函する際の注意点

続いて、普通郵便をポスト投函する際に知っておきたいポイントや注意点を解説しよう。
ポストに投函できる封筒のサイズを知っておく
昭和のポストは丸型が多く、投函口も今ほど広くはなかった。そのためA4サイズより大きい封筒はポストに入らないと思っている方もいるだろう。だが現在は大型化され、投函口が2つあるポストも増えた。それによりA4サイズはもちろん、より大きい封筒もポスト投函が可能になった。
定形郵便物物は「横12cm×縦23.5cm×高さ(厚み)1cm以内」および、定形外郵便物(規格内)「横25cm×縦34cm×高さ(厚み)3cm以内」のものなどは問題なくポスト投函できる。ただし定形外郵便物(規格外)「横・縦・高さの3辺の合計が90cmを超える場合」はポスト投函できない可能性があるため、窓口から郵送しよう。
左右の投函口の違いを知っておく
多くの郵便ポストは左右に投函口がある。それぞれ次のような郵便物を投函できるようになっている。同じ普通郵便でも投函口が異なる場合があるため覚えておこう。
【左側の投函口】
【右側の投函口】
【投函口を間違えたときは?】
投函口が左右に分かれているのは、仕分け作業の効率化のためだ。したがって仮に間違えてしまっても、届くことは届くので安心してほしい(とはいえ作業する方の負担軽減のためにも、できれば間違えないほうが望ましい)。
集荷回数および集荷時間を確認しておく
ポストごとに1日の集荷回数や集荷時間が異なる。たとえば速達をその日の集荷時間が終わったあとに投函した場合、翌日の集荷になるため1日遅れるといったことも想定される。平日と土曜日・休日などで時間帯が異なることも多いため、事前に確認しておくと安心だ。集荷時間などの情報はポスト側面などに記載されている。
少しでも不安なときや迷うときは郵便局の窓口へ
ポスト投函に少しでも不安があるとき、迷うとき、あるいは切手料金が確かではないとき、確実に当日中に受け付けてほしいときなどは郵便局の窓口へ持参することをおすすめする。
6. 封筒の選び方と送り方|履歴書を送付する場合

採用担当者にとっては履歴書の内容だけでなく、どんな封筒に入れられているかも重要だ。封筒の選び方から送り方まで、人に聞きづらい社会人としての基礎知識を最後に解説しよう。
履歴書を送る際の封筒の選び方
指定がない場合はとくに、どの封筒に入れて送ればよいのか迷う。履歴書自体は市販のもので問題ないが、あまり折り目をつけずに送るのが好ましいとされている。封筒のサイズは履歴書を折らなくても入れられる「角形A4号」もしくは「角形2号」がよいだろう。また封筒の色も指定されていなければ「白」がおすすめだ。
履歴書の送り方は普通郵便?書留?
急ぎだったり指定されていたりしない限り、履歴書も普通郵便で送ってよい。たしかに書留は追跡システムで状況を把握できるので、履歴書など重要書類を郵送する際に最適と思えるかもしれない。だが書留は到着時に受け取りサインまたは印鑑が必要なため、先方の手間を増やすおそれがある。期間に余裕を持ち、普通郵便で出すことを基本としよう。
【追跡したいときはレターパックという手もある】
上述のように履歴書は普通郵便で送るのが基本だが、追跡サービスを利用したい方もいるだろう。そんなときは「レターパック(A4サイズ4kgまで)を利用する手もある。レターパックは特定のコンビニでの取り扱いもあり、そこなら24時間発送できるのもメリットである。
結論
SNSが普及した今、郵便物の送り方に迷う方がいても不思議ではない。送り方以前に封筒の選び方で迷う方もいるだろう。だが社会人になれば重要書類を郵送するといった機会も出てくる。いざというときに迷わずに済むよう、封筒の選び方や送り方といった基本はしっかりマスターしておこう。