1. 保冷剤のいろいろな効果

主に食品を冷やすために使うイメージのある保冷剤だが、アウトドアや野外イベントのときにクーラーボックスに入れる大きなものや、お弁当の食中毒防止に使う小さなものなどがある。また、熱中症対策や怪我をしたときに使う、固くならないタイプの保冷剤なども販売されている。
保冷剤の袋の中には水を含ませた高吸収性ポリマーが入っていて、それを冷凍庫で凍らせることで、氷よりも長く保冷効果を保てるようになっている。保冷剤を冷凍庫から出して常温に戻せば、中身は柔らかいジェル状になるので、保冷以外の用途でも活用できるのだ。保冷剤の中身のジェルには、いろいろな効果がある。
保冷剤の袋の中には水を含ませた高吸収性ポリマーが入っていて、それを冷凍庫で凍らせることで、氷よりも長く保冷効果を保てるようになっている。保冷剤を冷凍庫から出して常温に戻せば、中身は柔らかいジェル状になるので、保冷以外の用途でも活用できるのだ。保冷剤の中身のジェルには、いろいろな効果がある。
保温効果
保冷剤は冷たさだけでなく、温かさを保つこともできる。電子レンジで温めると破裂することもあるので、湯煎であたためてカイロ代わりに使おう。
消臭・芳香効果
水を含ませた高吸収ポリマーには臭いを吸着する効果がある。保冷剤の袋からジェルを出して容器に入れれば、自家製消臭剤の完成だ。アロマオイルや香水などを垂らすと芳香剤にもなるほか、ハッカ油やレモングラス、シトロネラなどのエッセンシャルオイルを垂らすと虫除けとしても効果を発揮する。
保水効果
高吸収ポリマーは吸収した水分を長時間保つ性質がある。観葉植物などの土の上にジェルを撒いておけば、土が水分を吸収するので水やりの頻度を少なくすることができる。旅行で2、3日世話ができないときなどに便利だ。
2. 保冷剤を冷蔵庫や靴箱の消臭に使う

ドラッグストアに売っている消臭剤や芳香剤の中に、ゼリー状の小さいボールがたくさん入った商品を見たことはないだろうか。実はあの商品に使われているのも高吸収性ポリマーなのだ。高吸収性ポリマーは表面に小さな凸凹があり、空間の嫌なにおいを吸収してくれるのだ。
常温に戻した保冷剤の袋をカットし、中のジェルを取り出して、空いているジャムの瓶やプリンの容器などに入れよう。倒れても中身がこぼれないように、容器にラップをかぶせて、つまようじで数か所穴を空けるか、ガーゼをかぶせて輪ゴムで止めておくのがおすすめだ。
冷蔵庫の扉を開けると嫌なにおいがするというときには、冷蔵庫の奥のほうにジェルの入った容器を入れておけば、冷蔵庫内の臭いを吸収してくれるだろう。同じく臭いが気になる靴箱の中の消臭にもおすすめだ。靴箱の奥に保冷剤のジェルが入った容器を入れておけば、靴の中のこもった臭いや湿気を一緒に取ってくれる。
保冷剤の中身のジェルは透き通っていて見た目もきれいなので、インテリアとして飾るのも人気がある。絵の具やペンで色付けしたり、入れる容器にこだわったり、フェイクフラワーを飾ったりすると、目につく場所に設置してもおしゃれな印象だ。香りを付けて玄関やトイレの芳香剤として置いてみてはいかがだろうか。
常温に戻した保冷剤の袋をカットし、中のジェルを取り出して、空いているジャムの瓶やプリンの容器などに入れよう。倒れても中身がこぼれないように、容器にラップをかぶせて、つまようじで数か所穴を空けるか、ガーゼをかぶせて輪ゴムで止めておくのがおすすめだ。
冷蔵庫の扉を開けると嫌なにおいがするというときには、冷蔵庫の奥のほうにジェルの入った容器を入れておけば、冷蔵庫内の臭いを吸収してくれるだろう。同じく臭いが気になる靴箱の中の消臭にもおすすめだ。靴箱の奥に保冷剤のジェルが入った容器を入れておけば、靴の中のこもった臭いや湿気を一緒に取ってくれる。
保冷剤の中身のジェルは透き通っていて見た目もきれいなので、インテリアとして飾るのも人気がある。絵の具やペンで色付けしたり、入れる容器にこだわったり、フェイクフラワーを飾ったりすると、目につく場所に設置してもおしゃれな印象だ。香りを付けて玄関やトイレの芳香剤として置いてみてはいかがだろうか。
3. 保冷剤の危険性は?

保冷剤を保冷以外の用途で使うことに危険性はないのだろうか。「有害な薬剤が入っているのでは?」というイメージを持っている人も多いかもしれない。しかし、保冷剤の中身のほとんどは水分で、少量の高吸収性ポリマーと防腐剤が配合されているだけなので、手で触っても危険性はない。それでも子どもやペットなどがいる家庭では手の届かない場所に置くなどの配慮が必要だろう。
そして意外とやってしまいがちなのが、保冷剤の中身のジェルを排水口に流してしまう行為だ。液体状なので水で流したくなってしまうのだが、大量に流すと排水管のなかでジェルが詰まってしまう危険性がある。保冷剤の袋から取り出したジェルは新聞紙に包んだり、袋に入れたりしてゴミに出そう。自治体によって可燃ゴミか不燃ゴミかは異なるので、分別のルールを確認してほしい。
そして意外とやってしまいがちなのが、保冷剤の中身のジェルを排水口に流してしまう行為だ。液体状なので水で流したくなってしまうのだが、大量に流すと排水管のなかでジェルが詰まってしまう危険性がある。保冷剤の袋から取り出したジェルは新聞紙に包んだり、袋に入れたりしてゴミに出そう。自治体によって可燃ゴミか不燃ゴミかは異なるので、分別のルールを確認してほしい。
結論
保冷剤は物を冷やすだけでなく、温めてカイロとして使ったり、消臭剤や芳香剤として使ったり、植物の水やりに使ったりと、いろいろな活用方法がある。もし自宅に使っていない保冷剤があったら、袋からジェルを取り出して別の用途で使ってみてはいかがだろうか。