1. シーリングライトやダウンライトなど、リビングの照明は多種多様
自分の理想とするリビング空間を演出するためには、イメージに合う照明の種類やデザインを選ぶ必要がある。一般的にはシーリングライトをメインに使用しているケースが多いと思うが、ほかにもリビングに適した照明にはどのようなものがあるのか見ていこう。
シーリングライト
天井に直接取り付けるタイプの照明。リビング全体を明るく照らす、メイン照明の役割を持つ。丸くてシンプルな形状のシーリングライトが多い。
ダウンライト
天井に埋め込むタイプの照明。照明のスペースを取らず、空間全体をすっきりと見せることができる。小さめのダウンライトはメイン照明の補助的な役割も持つ。
ペンダントライト
天井から吊り下げるタイプの照明。照明の高さが低いので、明かりの下をしっかり照らすことができる。また、照明の形が目に留まりやすいので、デザインで個性を出しやすい。
間接照明
スタンドライトやフットライトなど、空間の一部を照らす照明を取り入れば、よりムーディで雰囲気のある空間をつくれる。デザインにこだわることで、インテリアの一部としても活躍する照明である。
一口に照明といってもさまざまな種類があり、どのようなイメージのリビングにするかで選ぶ照明は変わる。インテリアに合わせて照明の素材やカラーなどを考慮すると、より統一感のある空間を演出することができるだろう。
一口に照明といってもさまざまな種類があり、どのようなイメージのリビングにするかで選ぶ照明は変わる。インテリアに合わせて照明の素材やカラーなどを考慮すると、より統一感のある空間を演出することができるだろう。
2. 照明の適用畳数を調べて、十分な明るさを確保する
リビングの広さに合った明るさを確保できないと、リビング全体が意図せず暗くなったり、目が疲れたりしてしまう。照明を選ぶ基準として「適用畳数」というものがあり、部屋の畳数と照明の明るさを表すlm(ルーメン)という数値を使って記されている。リビングが何畳あるのか調べてから、適用畳数を参考にして照明を選んでみよう。
例.LEDシーリングライトの適用畳数の基準
- 〜8畳:3,300lm以上〜4,300lm未満
- 〜10畳:3,900lm以上〜4,900lm未満
- 〜12畳:4,500lm以上〜5,500lm未満
3. おしゃれな空間づくりのために照明の色にもこだわる
おしゃれな空間づくりには、照明の色も重要なポイントだ。照明の明かりの色には、主に電球色・昼白色・昼光色の3種類がある。照明の色味によって雰囲気や印象がガラリと変わるので、おしゃれな空間を目指すなら色味にもこだわろう。
電球色
暖色系でオレンジがかった色。落ち着いた印象を与え、おしゃれで温かい空間を演出するのに適している。食べ物をおいしく見せる効果もあるが、作業部屋やデスクなど、集中力を要する場所には不向きである。
昼白色
太陽光に一番近い白色のニュートラルな光をしており、素材の色をそのまま照らしてくれる。ほぼどんな場所にもマッチするので、迷ったらこの色を選べば大きく外れることはない。
昼光色
寒色系で青みがかった色で、空間全体をしっかり照らすことができる。脳を活性化させる作用があるが、くつろぐことを目的としたリビングや寝室には不向きである。
結論
おしゃれな空間をつくるにあたって家具選びやその配置は重要であるが、照明も同じくらい重要な要素である。特にリビングは長い時間過ごす場所であり、生活の中心的スペースであるので、照明の種類や魅せ方には特にこだわりたいところだ。リビングを素敵な空間にするために、ぜひ今回紹介した照明の選び方を参考にしてほしい。