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鍵の種類や鍵の基礎知識。防犯に役立つ鍵の選び方とは?

鍵の種類や鍵の基礎知識。防犯に役立つ鍵の選び方とは?

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2021年3月30日

鍵は現在どのような種類があるかご存知だろうか。ほぼ毎日使用しているにも関わらず、普段その種類についてあまり気にすることのない鍵。実は、防犯のため日々新しい鍵が進化・開発されている。ここでは、現在市場にある錠前と鍵の種類や、最も一般的に普及しているシリンダー錠前について解説する。

  

1. 指紋認証錠まである!玄関ドアの錠前の種類

日常生活の中で深く密着している鍵。特に玄関ドアの鍵は防犯を考えた際重要なものである。鍵を使用するためにドア本体に組み込まれている金具全体のことを「錠前(じょうまえ)」と呼ぶことはご存知だろうか。錠前は、現在は鍵を使用しない指紋認証錠もある。ここでは、玄関ドアに使用される錠前の種類と特徴を紹介する。

錠前の種類

錠前の種類は主に「鍵を使用する錠前」と「鍵を使用しないキーレス錠前」に分かれる。下記ではそれぞれの錠前の種類について紹介する。

鍵を使用する錠前

従来からある一般的な錠前にはシリンダー箱錠、プッシュプル錠、シリンダー円筒錠、インテグラル錠、引き違い戸錠がある。これらはシリンダーと呼ばれる鍵穴に鍵を差し込み施解錠する錠前である。シリンダーの種類によっては防犯上の安全性が低いものがある。

金属製の鍵以外の鍵を使用する錠前としては、カードキーを使用するカードキー錠もある。

キーレス錠前

近年賃貸物件では鍵を使用しない暗証番号錠が増えている。その他にも鍵を使用しない錠前として整体認証錠、リモコン錠がある。セキュリティー効果は高いが、電池切れなどの従来の鍵にはないデメリットが存在するため、暗証番号を忘れない、人に見られないよう注意するなど鍵に対する意識を変える必要がある。

2. ディンプルキーとは?シリンダーを使用する鍵の種類

鍵は大別すると、シリンダーに金属製の鍵を差し込んで使用する鍵と、カードキーやリモコンキーのように電気を利用する鍵とに分けられる。シリンダーを使用する従来の鍵は、種類によっては複製されたりピッキングされたりなど防犯上の危険性の高い鍵が多い。

しかしその中でも近年は、ディンプルキーなどの危険性の低い鍵も開発製造されている。ここでは、一般に多く使用されている、シリンダーに差し込んで使用する鍵について、その種類と防犯上の安全性について解説する。

ディスクシリンダーキー

鍵の両側に切り欠きがあり、一昔前に一般的に普及していた鍵である。シリンダー側の差込穴が縦の状態になっている。防犯性が非常に低くメーカーによっては廃盤となっている。

ディンプルシリンダーキー

防犯上の安全性が高いことで使用されるケースが増えているディンプルシリンダーキー。鍵表面にデコボコのへこみがある形状で、複製されにくくピッキング対策にも有効だ。防犯にはおすすめだが、合鍵を作る際、数日を要して費用も数千円と高額である。

ロータリーディスクシリンダーキー

鍵の両側に切り欠きがあり、現在多く普及している鍵である。シリンダー側の差込穴が横の状態になっている。ディスクシリンダーキーの防犯上の弱点を改良したものである。価格は安価で取り付けが簡単である。

ピンシリンダーキー

鍵の片側だけに切り欠きがあり、シリンダーの内部のピンと呼ばれる部品と鍵の切り欠きが合うことで施解錠できる仕組みの鍵である。この鍵もピッキングの被害に合いやすいといわれている。但し、合鍵を作る際安価で購入できる。

現在はアンチピッチングと呼ばれる防犯性の向上したピンシリンダーキーもある。

マグネットタンブラーシリンダーキー

鍵に切り欠きやへこみはなく、磁力で施解錠する仕組みである。ピッキングは困難で防犯性が高い反面、磁力が弱まるのでメンテナンスが必要である。

3. 昔ながらの一般的な錠前用語を詳しく解説

一般の戸建てで使用されている鍵は、やはり昔ながらのシリンダー鍵が主流だ。昔建てられた建物ももちろんシリンダー鍵を使用している家が多い。鍵を失くしてしまった場合や、防犯対策として、ピンシリンダーからディンプルシリンダーへ交換したい場合など、もしもの時に役立つ、昔ながらのシリンダー錠前に関する用語と機能について解説する。

シリンダー錠前に関する用語とその機能

シリンダー

シリンダーとは鍵を差し込む鍵穴。

サムターン

サムターンとはシリンダーの反対側で室内側についている金具。手で回すことで鍵を開閉する。

デッドボルト(本締め)

シリンダーまたはサムターンと連動して扉側から突き出る金具。鍵を回し、デッドボルトが壁側の枠に差し込まれることで鍵がかかる。

レバーハンドル(ノブ・ハンドル)

レバーハンドルとはドアの取っ手であり、レバーハンドルを回すことでドアを開閉する。

ラッチボルト(仮締め)

レバーハンドルと連動して扉側へ収納される金具。レバーハンドルを回し、ラッチボルトが壁側の枠から外れることでドアが開く。三角状に角度がある金具で、スプリングの作用を持ち、扉が開いている状態の時は扉から突き出ている。

ケース

ラッチボルト・デッドボルトなどが収められている箱。扉の中に収める「彫り込み型」ケースと、扉面に外付けずる「面付型」ケースがある。

フロント(面座)

ケース側面で、彫り込み型の場合でも外から見える部分。メーカー名や型式など刻印されている場合が多い。

ストライク(受座)

ケースから出てくるラッチボルト・デッドボルトを壁側で受ける金具。

結論

錠前と鍵の種類、シリンダー錠前に関する基礎知識について解説したが、いかがだっただろうか。鍵は防犯上重要なものであり、鍵の種類によっては簡単に開けられてしまうものもある。今回紹介した内容を参考に、もし防犯上の危険性が非常に高い鍵が設置されていた場合は、錠前の交換、もしくは補助錠の設置を検討してみてはいかがだろうか。
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  • 公開日:

    2019年8月11日

  • 更新日:

    2021年3月30日

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