1. エアコンの修理を頼む前にチェックすべきこと

メーカーによって多少の違いはあるものの、通常エアコンの修理費用は、技術料、部品代、出張料、点検料などで構成されている。なお、出張料や点検料は、修理するしないに関わらず、業者に来てもらうだけで発生する。しかし、エアコンの不調の中には、自分で解決できる場合も少なくない。無駄な出費を抑えるためにも、あわてて業者を呼ぶ前にエアコンの症状を確かめ、本当に修理が必要か否かを判断しよう。
たとえば、エアコンの効きが悪い場合は、フィルターを掃除するだけで改善するケースも多いようだ。以下の点をチェックすれば修理が必要か否かを判断できるので、参考にしてほしい。
たとえば、エアコンの効きが悪い場合は、フィルターを掃除するだけで改善するケースも多いようだ。以下の点をチェックすれば修理が必要か否かを判断できるので、参考にしてほしい。
修理が必要なエアコンの主な症状・エアコンから異音がする
・フィルターを掃除しても効きが弱い
・エアコンから水が漏れる
・エアコンをつけるとブレーカーが落ちる
・リモコンの電池をかえてもエアコンが動かない(リモコン故障の場合もあり)
・エアコンから水が漏れる
・エアコンをつけるとブレーカーが落ちる
・リモコンの電池をかえてもエアコンが動かない(リモコン故障の場合もあり)
エアコンの室外機をチェック
エアコンが作動しているときは、室外機も作動している。そのため、エアコンに不具合が生じた場合は、室外機が作動しているかどうかもチェックしよう。もし、室外機が作動していなければ、修理が必要になる。
なお、室外機が作動していないと、エアコンから風が出ない、運転ランプが点滅する、エアコンの効きが弱いなどの症状を伴う。室外機の修理は専門的な知識が必要となり、下手に触ると修理そのものができなくなる恐れがあるので、その点はくれぐれもご留意いただきたい。
なお、室外機が作動していないと、エアコンから風が出ない、運転ランプが点滅する、エアコンの効きが弱いなどの症状を伴う。室外機の修理は専門的な知識が必要となり、下手に触ると修理そのものができなくなる恐れがあるので、その点はくれぐれもご留意いただきたい。
ガス漏れをチェック
エアコンの温度変化の要である冷却ガスが漏れていると、エアコンをつけても部屋がまったく冷えない、あるいは暖まらないといった症状が出る。ガス漏れをチェックするためには、エアコンをしばらく作動させ、接続されているパイプの外を見るとよい。もし、水が漏れていたり、霜が付いていたりした場合は、ガス漏れの可能性が濃厚だ。ガス漏れしている場合は、ガスの補充や配管の修理のために業者を呼ぶ必要が出てくる。
2. エアコンの修理費用の相場について

エアコンの故障の状態によっては、修理をするよりも買い替えた方が費用を安く抑えられる場合がある。ここでは、エアコンの修理費用の相場について紹介するので、修理か買い替えかを見極める際の参考にしてほしい。
エアコンの修理費用の相場
・出張料+点検料 5,000~10,000円
・室内機のルーバー交換料 7,000~23,000円
・冷媒ガス補充料 12,000~25,000円
・基盤交換料 21,000~32,000円
・室外機の修理 20,000~110,000円
・室外機の基盤交換 24,000~36,000円
・冷却ガス漏れ修理 61,000~110,000円
・コンプレッサー交換 58,000~105,000円
エアコンの心臓部である冷媒回路が故障した場合は、一般的に修理費用も高額になる傾向があるようだ。室外機が動かなくなったときは、冷媒回路の故障の可能性が高くなるので注意しよう。
・室内機のルーバー交換料 7,000~23,000円
・冷媒ガス補充料 12,000~25,000円
・基盤交換料 21,000~32,000円
・室外機の修理 20,000~110,000円
・室外機の基盤交換 24,000~36,000円
・冷却ガス漏れ修理 61,000~110,000円
・コンプレッサー交換 58,000~105,000円
エアコンの心臓部である冷媒回路が故障した場合は、一般的に修理費用も高額になる傾向があるようだ。室外機が動かなくなったときは、冷媒回路の故障の可能性が高くなるので注意しよう。
3. エアコンの買い替えが必要な場合

エアコンの修理費用が買い替え費用よりも高額になる場合は、買い替えを検討すべきだろう。ただ、修理費用が買い替え費用よりもはるかに低額でも、修理に必要な部品がなければ、実質修理ができない。
通常エアコンの修理に必要な部品には、メーカーではおよそ10年という保有期間が設けられている。そのため、保有期間を過ぎたエアコンが故障した場合は、メーカーに修理用の部品のストックがなくなるため、必然的に買い替えが必要になる。
保有期間内にエアコンが故障した場合は、エアコンの保証期間をまず確認してみよう。ちなみにエアコン本体の保証期間は1年と短いが、冷媒回路(冷却器、圧縮機、本体付属配管など)の保証期間は、5年ほどあるようだ。冷媒回路の保証期間内に故障した場合は、修理した方が断然お得になる場合が多いだろう。
通常エアコンの修理に必要な部品には、メーカーではおよそ10年という保有期間が設けられている。そのため、保有期間を過ぎたエアコンが故障した場合は、メーカーに修理用の部品のストックがなくなるため、必然的に買い替えが必要になる。
保有期間内にエアコンが故障した場合は、エアコンの保証期間をまず確認してみよう。ちなみにエアコン本体の保証期間は1年と短いが、冷媒回路(冷却器、圧縮機、本体付属配管など)の保証期間は、5年ほどあるようだ。冷媒回路の保証期間内に故障した場合は、修理した方が断然お得になる場合が多いだろう。
結論
エアコンは、故障して使えなくなると、生活に大きな支障が生じやすい。夏場のエアコンの故障は、死活問題に関わる恐れもある。買い替えるにせよ修理するにせよ、できれば完全に使用できなくなる前に、何か不具合が生じた時点で早めの対策をとるべきだろう。