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ドライアイスが溶ける温度は?長時間保存するための方法

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

2019年8月23日

氷よりも温度が低く、食品の保冷などに使われることの多いドライアイス。「火傷するから触ってはいけない」とよくいわれているが、その温度は何度かご存じだろうか。今回はドライアイスの温度や長時間保存するための方法について解説する。

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1. ドライアイスの昇華温度

アイスクリーム店でアイスを買うとドライアイスを入れてもらえることがある。ドライアイスは二酸化炭素を固形にしたもので、溶けても液体にならずに気体になるという性質がある。これは昇華(または気化)という現象で、ドライアイスの昇華温度は約-79℃と非常に低温だ。氷や保冷剤とくらべてより低温でものを冷やすことができる。

ドライアイスは食品を持ち運ぶときだけでなく、色々な用途で活用されている。例えば停電や故障により冷蔵庫が使用できなくなったときには、ドライアイスを入れると庫内の温度を低く保つことができる。

ドライアイスを水に入れるとモコモコと白い煙が出るのを見たことがある人も多いと思うが、あの原理を利用して舞台や結婚式などの演出にも使われている。病院では、ほくろやイボを取る治療に使われることも多いようだ。

このように実はいろいろな用途で使われているドライアイスは、氷屋やドライアイス専門店などで購入することができる。氷のように溶けてもビチョビチョにならない点が大きなメリットだが、温度が低いぶん昇華しやすいので、氷のように長期間での保存ができないところが難点だ。

2. ドライアイスを長く保存するには

すでに解説したとおり、ドライアイスの昇華温度は約-79℃だ。家庭用の冷凍庫は最低でも-20℃くらいまでしか温度を設定できないので、そのまま冷凍庫に入れたとしても昇華してどんどん小さくなっていく。では、翌日のイベントのためにドライアイスを購入し、1日溶けないように保存したい、というような場合はどのようにすればいいのだろうか。

ドライアイスが昇華するのを完全に防ぐことは不可能だが、昇華のスピードを遅くすることはできる。ポイントは、熱伝導率が低い新聞紙や布などで包んで、できる限り外気に触れないようにすることだ。ドライアイスは大きいサイズのほうがより長持ちするので、保存する時点ではブロック状のまま保存するようにしよう。

ただし、一点注意が必要なのは、ドライアイスは昇華すると体積が750倍になるという性質があることだ。つまり、ペットボトルやタッパーなどの密閉容器に入れると破裂してしまう危険性があるので、ある程度気体の逃げ道がある状態で保存することが大切だ。

ドライアイス専用の発泡スチロール製ボックスなども販売されていて、気体をほどよく逃がしつつ、外気に触れないように二重蓋で密閉するなど工夫されている。一般的な発泡スチロール製のボックスでも、ドライアイスを新聞紙に包んで、箱の中にすき間を作らないように新聞紙を詰めておけば、翌日まで保存することができるだろう。

3. ドライアイスと液体窒素の違い

ドライアイスと同じように、ものを冷やす効果がある液体窒素。皮膚科でほくろやイボの治療に使われているという点でもドライアイスとの共通点があるが、2つにはどのような違いがあるのだろうか。

液体窒素は窒素を低い温度まで冷やして液体にしたもので、約-196℃とドライアイスよりも温度が低い。生活の中ではあまり目にする機会は少ないが、食品の瞬間冷却や血液の凍結保存、金属加工や電子機器製造などのシーンで活用されている。

液体窒素は高圧ガスを取り扱っている業者や専門店などで販売されているが、専用の容器が必要になるため一般的には購入が難しいだろう。窒素自体は空気中にある気体なので人体に害はないが、取り扱いによっては事故が起きたり怪我をしたりする危険性もある。

液体窒素はたとえ数秒間触れただけでも凍傷になる恐れがあるため、防御用の眼鏡や手袋をして取り扱う必要がある。また窒素ガスが蒸発すると部屋の窒素濃度が高くなり、酸素が少なくなって窒息する恐れもあるため、換気には十分気をつけることが大切だ。

一般的に販売されているものではなく、取り扱いも難しいので、家庭で食品の保冷目的で使用するには液体窒素は向いていないだろう。

結論

ドライアイスの温度や保存方法を紹介した。ドライアイスは非常に低温なので、家庭用冷凍庫での長期保存は難しいが、新聞紙に包んで発泡スチロールのボックスに密閉すれば昇華のスピードを遅くすることはできる。購入したドライアイスを、使用する時間まで溶けないように保存したいというときに参考にしてほしい。

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