1. 当日でも大丈夫?引っ越す場合の電気解約手続きはいつまでにすべきか
電気が入居者ごとの個人契約となっている場合、賃貸住宅でも引っ越し前に解約申し込みをする必要がある。
電気の解約はいつまでに?
解約の申し込み期限は電力会社によって違いがあるが、解約希望日の30日前から2営業日前まで受けつけている場合が多い。引っ越し直前になると忘れがちなので、早めに手続きをしておくと安心だ。
解約はインターネットか電話、もしくはFAXで受けつけているので、各電力会社の連絡先を確認しておこう。退去日当日など、2営業日を過ぎてからどうしても解約手続きをしたい場合は、電話のみの受けつけとなっているケースが多い。
解約はインターネットか電話、もしくはFAXで受けつけているので、各電力会社の連絡先を確認しておこう。退去日当日など、2営業日を過ぎてからどうしても解約手続きをしたい場合は、電話のみの受けつけとなっているケースが多い。
解約手続きに必要な情報
電気を解約するときには、毎月の電気使用料金を知らせる紙に書かれている「お客様番号」と住所、氏名、解約希望日といった情報が必要になる。お客様番号が不明な場合はインターネットで解約手続きができないケースが多いが、電話で問い合わせると解約手続きが可能だ。
開始手続きもしておくと楽
引っ越し先で入居日から電気を使うためには、事前に電気の開始手続きをしなければならない。開始手続きは、引っ越し前の電気解約手続きと併せてできる場合もあるので、手続きの回数を少なくするためにも同時に申し込んでおくとよい。利用開始日を入居日に設定しておけば、引っ越し先に到着したときにはブレーカーのスイッチを入れるだけで電気を使うことができる。
2. 電気解約に立会いは必要?解約手続き後の流れを確認
電気解約の申し込みが完了した後、引っ越しまでにやるべきことはあるのだろうか。立会いの必要性についても確認しておこう。
ブレーカーを切るだけでOK
電気の解約手続きが終われば利用者側でやるべきことはほとんどないので、引っ越しの荷造りに専念しよう。解約当日の作業も、ブレーカーを切るだけなので簡単だ。
立会いは必要ない
ガスなどの解約とは異なり、電気を解約するときは原則として利用者が立会う必要はない。解約当日に作業員を待ってずっと家にいなければならない、というわけではないので安心して引っ越し作業を進めよう。
立会いが必要になる場合
住居の構造や電気料金支払い方法によっては、解約の際立会いが必要になるので注意しよう。玄関がオートロックとなっており電気メーターを確認するために鍵を開ける必要がある、解約日までの電気料金を現金で作業員に直接支払いたい、などの条件に当てはまる人は立会いが必要かどうか、電力会社に確認しておこう。
解約当日も電気を使うことができる?
電気を解約する日でも、普段と同じように終日電気を使用することができる。ただし、引っ越し作業が終わり、部屋を退去するときにはブレーカーをすべて切っておくことを忘れないようにしよう。
3. 電気の解約忘れてた!引っ越し後でも解約手続きはできるのか
解約手続きを忘れたまま引っ越してしまった場合、引っ越し先と引っ越し前の住居、2か所分の電気料金を請求されることがある。次の入居者が電気開始手続きをせずに電気を使っていた場合、ほか人の電気料金を肩代わりすることになる。
無駄な料金を払わないためにも事前に解約手続きをしておきたいが、万が一「忘れてた!」と気づいた場合は以下の手順で解約しよう。
無駄な料金を払わないためにも事前に解約手続きをしておきたいが、万が一「忘れてた!」と気づいた場合は以下の手順で解約しよう。
引っ越し後の電気解約方法
引っ越し後に「前の住居の電気解約を忘れてた!」と気づいたら、すぐに以前契約していた電力会社に電話で連絡を入れよう。退去した日と以前の住宅でのお客様番号、住所などを伝えれば解約することができる。ただし、いままで払っていた分の余計な電気料金は残念ながら戻ってこないことがほとんどだ。
大家さんに請求するのはNG
電気の契約は入居者本人にゆだねられていることが多い。解約忘れで電気料金を請求された場合、退去後だとしても以前住んでいた部屋の大家さんや管理会社に代わりに払ってもらうことはできない。「解約を忘れてたがもう住人ではないのでそちらで払ってください」と以前の入居者から連絡が来て困っている大家さんもいるらしい。お世話になった部屋の持ち主に面倒ごとを押しつけて去ることがないように、解約手続きは引っ越し前に行うようにしよう。
結論
電気の解約を忘れると、引っ越し後にも無駄なお金を支払い続けることになる。解約手続きは引っ越しの1か月前など、時間に余裕を持って進めておこう。解約当日も電気を使うことができるので、引っ越し当日を解約日にするとよい。原則として止めるときに立会う必要はない。退去時にはお世話になった部屋に忘れ物がないかをよく確認してからブレーカーを落とし、新たな気持ちで新居に向かおう。