1. 5Gの通信速度はどのくらい?
現行の4Gから5G(第5世代通信)へと世代交代することで、もっとも大きく違いが出るといわれていることの一つが通信速度だ。5Gがどのくらい速いかについて紹介する前に、ざっと高速化の推移を振り返っておこう。
1985年に初めて携帯電話(アナログ方式)が発売され、1993年には初めてデジタル方式が採用された2Gが登場。2Gの通信速度は2.4kbps〜28.8kbps程度であったのが、2001年に3Gの運用が開始され高速データ通信が可能になると、384kbps〜14Mbpsと通信速度は桁違いに進化した。さらに2012年には現行の4Gが登場し100Mbpsクラスの超高速データ通信が実現し、現在に至っている。
5Gが導入されれば、通信速度は10Gbps以上になるといわれており、少なく見積もっても4Gに比べておよそ100倍速くなる計算だ。わかりやすい例をあげるとすると、5Gの通信速度であれば、およそ2時間程度の映画(1Gbと想定)も1秒もあればダウンロードできてしまうことになる(ベストエフォートで)。また、通信速度が速くなるだけではなくさらなる大容量化や低遅延、大量同時接続などが可能となるため、ドローンや自動運転車、ウェアラブルデバイスやスマート家電などを互いに接続するIoT化が急速に普及することが見込まれている。私たちの生活が大きく様変わりするだろうことが想像できるはずだ。
1985年に初めて携帯電話(アナログ方式)が発売され、1993年には初めてデジタル方式が採用された2Gが登場。2Gの通信速度は2.4kbps〜28.8kbps程度であったのが、2001年に3Gの運用が開始され高速データ通信が可能になると、384kbps〜14Mbpsと通信速度は桁違いに進化した。さらに2012年には現行の4Gが登場し100Mbpsクラスの超高速データ通信が実現し、現在に至っている。
5Gが導入されれば、通信速度は10Gbps以上になるといわれており、少なく見積もっても4Gに比べておよそ100倍速くなる計算だ。わかりやすい例をあげるとすると、5Gの通信速度であれば、およそ2時間程度の映画(1Gbと想定)も1秒もあればダウンロードできてしまうことになる(ベストエフォートで)。また、通信速度が速くなるだけではなくさらなる大容量化や低遅延、大量同時接続などが可能となるため、ドローンや自動運転車、ウェアラブルデバイスやスマート家電などを互いに接続するIoT化が急速に普及することが見込まれている。私たちの生活が大きく様変わりするだろうことが想像できるはずだ。
2. 5Gが使えるのはいつから?
では、5Gはいつから導入されるのであろうか?2018年10月3日、総務省で「第5世代移動通信システムに関する公開ヒアリング」が開催され、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの国内キャリア各社が5Gの導入時期やサービス内容などについてプレゼンテーションを実施。そのなかで、NTTドコモは2019年の9月にプレサービスを実施し、2020年の春には商用サービスを開始するスケジュールを発表した模様だ。
KDDIは、いつからとは明言していないものの、2019年には一部エリアにおいて5Gを使った高精細映像配信やドローン警備を開始するという。2020年には4Gと連携する形で本格的な展開を開始し、大容量モバイルサービスをスタートさせる。リモートオフィスや遠隔操作にも同時期に乗り出す予定だ。
ソフトバンクもいつからとは明言を避けてはいるが2019年度のサービス開始予定を発表したようだ。2020年に開催予定の東京オリンピック・パラリンピックでは超高速・超大容量サービスを提供できる見込みだという。また、新規参入の楽天モバイルネットワークは2020年に5Gサービスを開始する予定で、5Gの恩恵を本格的に受けられるようになるのは2020年ということになりそうだ。
※いずれも2019年6月時点での情報
KDDIは、いつからとは明言していないものの、2019年には一部エリアにおいて5Gを使った高精細映像配信やドローン警備を開始するという。2020年には4Gと連携する形で本格的な展開を開始し、大容量モバイルサービスをスタートさせる。リモートオフィスや遠隔操作にも同時期に乗り出す予定だ。
ソフトバンクもいつからとは明言を避けてはいるが2019年度のサービス開始予定を発表したようだ。2020年に開催予定の東京オリンピック・パラリンピックでは超高速・超大容量サービスを提供できる見込みだという。また、新規参入の楽天モバイルネットワークは2020年に5Gサービスを開始する予定で、5Gの恩恵を本格的に受けられるようになるのは2020年ということになりそうだ。
※いずれも2019年6月時点での情報
3. 気になる5Gの通信料金は?
5Gになると通信料金がどうなるかも気になるところだ。各キャリアとも低料金となるよう模索してはいるものの、料金がどの程度になるか現時点では不透明。実際の料金プランは2020年にサービスが本格的に開始される直前に公表される見込みだ。
結論
本格的なサービス開始が2020年と目前に迫っている5G。現状をはるかに超える通信速度が実現してIoT化が一気に進めば、社会の様子は大きく様変わりするはずだ。気になる料金体系は現段階では不透明だが、どんな未来が到来するのか、興味は尽きない。