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封筒のサイズと切手代一覧!A4、角2、長3など種類別に解説!

投稿者:ライター 渡辺恵司(わたなべけいじ)

鉛筆アイコン 2023年4月26日

A4用紙を入れるのに適した封筒はどれか、郵送する際いくらの切手を貼るべきかなど、迷った経験がある方も多いのではないだろうか?本稿ではA4用紙に適した封筒の種類と切手料金を解説する。オプションを付けた場合の加算額や切手料金の過不足によるデメリット、意外と知らない切手の貼り方などについても解説しているので、あわせて参考にしてほしい。

  

1. 「定形郵便物」と「定形外郵便物」の規格

封筒の写真
切手料金はその郵便物が「定形郵便物」なのか「定形外郵便物」なのかで変わってくる。まずはこれらの規格から見ていこう。

「定形郵便物」と「定形外郵便物」のサイズと重量一覧

「定形郵便物」と「定形外郵便物」のサイズと重量一覧表
定形外郵便物は規格内・規格外ともに、長さ14cm、厚さ3cmまでの円筒形あるいはそれに似たもので送ることもできる。

2. 「定形郵便物」と「定形外郵便物」の切手料金一覧

切手の写真
では、定形郵便物と定形外郵便物を郵送する場合、それぞれいくらくらいかかるのだろうか?切手代は重さが関わるため、過不足なく切手を貼るためには正確に計量する必要がある。

「定形郵便物」と「定形外郵便物」の切手料金一覧

「定形郵便物」と「定形外郵便物」の切手料金一覧表
上記は2023年4月14日時点、日本郵便のホームページで確認できたものだ。今後変わる場合もあるため、最新情報はご自身でチェックしていただきたい。

3. A4用紙の郵送に適した封筒サイズと切手料金

A4用紙の写真
封筒にもいろいろな種類があるが、本稿ではA4用紙を送る際に適した封筒のサイズと、その切手料金の目安について解説しよう。

A4用紙を折らずに入れるなら「角形A4封筒」か「角形2号封筒」

  • 角形A4封筒:22.8×31.2cm
  • 角形2号封筒:24×33.2cm
「角形A4封筒」のほうがひと回り小さく、A4用紙にはジャストサイズである。使い分ける基準として、厚みのない印刷物を送る場合は「角形A4封筒」、1cm以上など厚みがある場合は「角形2号封筒」といった具合だ。
ただし需要としては圧倒的に「角形2号封筒」のほうが多い。したがって基本的には「角形2号封筒」で送ると思ってよいだろう。

A4用紙を折って入れるなら「長形3号封筒」か「長形13号封筒」

  • 長形3号封筒:12×23.5cm
  • 長形13号封筒:10.5×23.5cm
一方、A4用紙を折って入れるのであれば三つ折りで入る「長形3号封筒」や「長形13号封筒」が一般的だ。

「角形A4封筒」と「角形2号封筒」の切手料金

「角形A4封筒」と「角形2号封筒」の切手料金表
A4用紙を折らずにそのまま入る「角形A4封筒」「角形2号封筒」は、いずれも定形外郵便物(規格内)に分類される。切手料金は表の黒太字部分を参考にしていただきたい。厚さ3cmまたは重さ1kgを超えると規格外となる。

「長形3号封筒」と「長形13号封筒」の切手料金

「長形3号封筒」と「長形13号封筒」の切手料金表
一方、A4用紙を折って入れるのに適した「長形3号封筒」や「長形13号封筒」は、定形郵便物に収まる。表の黒太字が切手料金の目安だ。こちらも厚さ1cmまたは重さ50gを超えると定形外郵便となる。

A4用紙の重さ・封筒の重さ・クリアファイルの重さも加味すると?

切手料金は重量で決まるが、A4用紙自体、およびそれを入れる封筒やクリアファイルの重さも対象となる。それぞれどれくらいの重さなのか、目安をある程度把握しておくと切手料金を計算する際に役立つだろう。

【A4用紙の重さ】

厚みや紙の材質などによって変わるが、一般的なA4用紙1枚の重さは約4gとされている。

【A4用紙を入れる封筒の重さ】

  • 角形A4封筒:約13.5g
  • 角形2号封筒:約15.1g
  • 長形3号封筒:約5.4g
  • 長形13号封筒:約4.7g
目安だが、封筒の重さはこのようである。切手料金はA4用紙と封筒の重さの合計で決まるため、うっかりオーバーしないように気をつけよう。

【A4用紙を入れるクリアファイルの重さ】

商品によって異なるが、クリアファイル1枚あたり20〜25gあたりを目安に考えておこう。

4. 84円切手と120円切手でA4用紙は何枚送れる?

A4のコピー用紙の写真
具体例として84円と120円、それぞれの切手を貼った場合、A4用紙を何枚まで送れるのかを見ていこう。

84円切手で送れるA4用紙は4〜5枚程度

84円切手ということは定形郵便物かつ25g以内である。「長形3号封筒」を使用することになる。封筒の重さは約5.4gなので、差し引くとA4用紙20g程度まで送れる計算になる。1枚あたり約4gであるため4〜5枚が目安だが、念のため3〜4枚に留めておくと安心だろう。

120円切手で送れるA4用紙は7〜8枚程度

120円切手は定形外郵便物(規格内)かつ50g以内である。「角形A4封筒」を使う場合、封筒の重さは約13.5gなので、A4用紙9枚程度送れる。ただし紙の材質などにより料金不足となるおそれもある。少し余裕をもたせて8枚ほどを目安にするとよいだろう。
なお「角形2号封筒」を使う場合、封筒の重さ約1.15gを差し引くと残りは約35gとなる。したがってA4用紙は8枚送れる計算になるが、やはり余裕をもたせて7枚を目安にしよう。

5. 「定形郵便物」と「定形外郵便物」で利用できるオプションと料金

郵便ポストの写真
A4用紙に限ったことではないが、定形郵便物や定形外郵便物で送る際、さまざまなオプションを付けることができる。オプションゆえ当然、切手料金も変わる。オプションを利用した場合の切手料金加算額は次の通りだ。

「速達」を付けた場合の切手料金加算額

  • 250gまで:基本の切手代+290円
  • 1kgまで:基本の切手代+390円
  • 4kgまで:基本の切手代+660円
郵便物をスピーディーに届けてくれる速達は、重量によって加算額がこのように変わる。

「書留」を付けた場合の切手料金加算額

  • 現金書留:基本の切手代+435円(損害要償額1万円まで)
  • 一般書留:基本の切手代+435円(損害要賠償10万円まで)
  • 簡易書留:基本の切手代+320円(損害要賠償5万円まで)
引受から配達までの送達記録を残し、かつ万が一破損や不達といったトラブルが生じた際には一定の範囲内で賠償してくれるというのが書留だ。現金書留の損害要償額は、プラス10円ごとに5,000円アップする(上限50万円)。同じく一般書留も21円をプラスするごとに5万円アップだ(上限500万円)。

「引受時刻証明」を付けた場合の切手料金加算額

郵便物や荷物の引受時間を証明してくれるオプションで、これを利用するには一般書留にする必要がある。料金は、基本の切手代と435円(損害要賠償10万円までとする場合)に加えて同オプションの加算料金である320円の合計となる。

「配達証明」を付けた場合の切手料金加算額

こちらは配達したことを証明してくれるオプションだ。同じく一般書留とする必要があるため、料金は基本の切手代と435円(損害要賠償10万円までとする場合)に加えて、同オプションの加算料金320円の合計となる。

「内容証明」を付けた場合の切手料金加算額

郵便物の内容や差出人、受取人などを証明してくれるオプションだ。やはり一般書留とする必要があり、料金は基本の切手代と435円(損害要賠償10万円までとする場合)、そして同オプションの加算料金440円(2枚目以降は260円増)の合計となる。

「特定記録」を付けた場合の切手料金加算額

郵便物を引き受けたことを記録する、つまり差出人からすれば「きちんと出した」ことを証明できるオプションである。こちらは一般書留とする必要はないため、基本の切手代プラス160円の合計が料金となる。

「代金引換」を付けた場合の切手料金加算額

受取人から直接代金を受け取り、口座に送金してくれるオプション。料金は基本の切手代と265円だが、別途送金にかかる手数料も必要となる。また引換金額から取引に関わる消費税などを差し引いた残りの額が5万円以上であれば、印紙代も必要となる。A4用紙を送る程度ならほとんど利用することはないオプションかもしれない。

「配達日指定」を付けた場合の切手料金加算額

  • 指定日が平日:基本の切手代+32円
  • 指定日が日曜日または休日:基本の切手代+210円
どうしてもこの日に届けたいという場合は、配達日指定のオプションが利用できる。日曜日や休日も含めて対応してくれるサービスだ。

6. 切手料金の過不足には要注意

切手が貼られた郵便物の写真
郵便局の窓口に差し出せば、スタッフがサイズや重量を調べてその場で料金が確定するので安心だ。だが自分で調べて切手を貼る場合、とにかく気をつけたいのが料金の過不足である。

切手料金の不足によるデメリット

切手料金が不足して返送された場合、大きな時間のロスになる。期日間近であれば間に合わなくなるおそれもある。逆に返送されず相手に届いた場合も問題だ。相手に料金を支払ってもらうことになれば心証を損ねたり、場合によっては受取拒否されたりするかもしれない。

切手料金の過多によるデメリット

切手料金の不足が心配で、多め(高め)に切手を貼るという方もいるかもしれない。不足ではないため問題なく先方に届くし、もちろん返送されてくることもない。一見安心だが、履歴書を出す場合などは少々注意したほうがよいだろう。採用担当者に「コスト意識が低い」とみなされるリスクを否定できないためだ。

7. 切手の貼り方・宛名の書き方などマナーまとめ

宛名を書いているところのイメージ写真
切手の貼り方や宛名の書き方、封のとじ方など基本的なマナーをまとめて解説する。

切手の貼り方

縦書きの封筒であれば左上、横書きの封筒であれば右上に貼る。消印は機械で自動的に押されるため、この位置でないとうまく押されないので気をつけよう。なお2枚以上貼る場合、縦書きであれば1枚目を基準に下へ、横書きであれば同じく左へ並べて貼ると覚えておこう。

宛名の書き方

社名および部署名だけであれば「◯◯御中」でOKだ。それに続けて個人名を書くのであれば、御中を使わず「◯◯様」で締める。なお、個人名は社名や部署名よりもやや大きめに書くのがマナーとされている。

封のとじ方

ステープラー(ホチキス)やセロハンテープなどはNGだ。必ず「のり」または「両面テープ」を使って閉じよう。いずれも、輸送中などに開いてしまうのを避けるため、両端までしっかりと閉じることが大切だ。

8. 封筒や切手代で迷ったら郵便局へ

A4用紙とスケールの写真
A4用紙を入れるのに適した封筒や、切手料金およびオプションを利用した場合の料金の目安などさまざまな角度から解説してきた。適した封筒選びやいくらの切手を貼ればよいのか不安な方、自分の感覚に不安がある方などは、やはり郵便局の窓口に直接出しに行くとよいだろう。

結論

複雑な切手の料金区分だが、A4用紙を送るのに適した封筒は4種類あり、定形または定形外(規格内)に該当すると覚えておけば、あとは重さから切手料金を導き出せる。本稿で紹介した一覧もぜひ参考にしてほしい。料金不足が心配な方は、面倒でも窓口に直接持参しよう。

(参考文献)

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  • 公開日:

    2019年9月30日

  • 更新日:

    2023年4月26日

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