1. ボールペンのインク出ない問題が起きたときの対処法

ボールペンを使っている最中や使い始めに、インクが出なくて困ったことがある方は多いはずだ。急いでメモしたいことがあるとき、ほかに筆記具がないときにこのインク出ない問題が発生しようものなら、歯がゆい思いをしてしまうことになる。いざというときに知っておくと便利なおすすめの対処法を紹介しよう。
ティッシュペーパーの摩擦でインクが復活
手軽な方法としておすすめなのが、ティッシュペーパーを使うもの。手順は以下の通り。
- テーブルのうえにティッシュペーパーを4枚ほど重ねて広げる。
- ティッシュペーパーのうえでボールペンのペン先を回転させる。このとき、ティッシュペーパーが破れないくらいの力加減で行う。
紙の質(滑りがよすぎる)が原因で、ボールペンのペン先が回転しないことでインクが出ないことがある。ティッシュペーパーのように摩擦が起きやすい素材のうえでペン先を回転させることでインクが供給され、インク出ない問題に対処が可能だ。
ペン先の詰まりを温めて解消
ペン先がインク詰まりしている場合は、温めるのがよい。しばらく指先でつまむだけでインクがほぐれて詰まりが解消されることがある。ドライヤーやライターなどを使うのはおすすめできない。高温によって変形して余計に問題を大きくする恐れがあるからだ。
ペン先の掃除を試みる
インクが出ないペン先をよくみると、ゴミが固まっていることがある。そんなときは、タバコのフィルターなど目の細かいスポンジ状のものにペン先をねじ込んで回転させることでインク出ない問題に対処できるかもしれない。
2. インク出ない...左利きはとくにボールペンが使いにくい

ペン先に設置されたボールを回転させてタンクからインクを供給するというのが一般的なボールペンの仕組みだ。実はこの仕組み、右に傾けながらボールペンを引くようにして書く右利きの方にとっては好都合だが、左に傾けながら押すように書く左利きの方には向かない構造となっている。
筆圧がかかりやすく、ボールがタンクのほうへと押し込まれやすく、ボールペンが壊れてしまうことが少なくないのだ。そのため、インク出ない問題は、右利きよりも左利きの方に起こりやすい。インク出ない問題だけではない。横書きの場合、左利きの方は右方向に向かって書くため、乾ききらないうちにインクに手が触れて汚してしまうことも多いようだ。
筆圧がかかりやすく、ボールがタンクのほうへと押し込まれやすく、ボールペンが壊れてしまうことが少なくないのだ。そのため、インク出ない問題は、右利きよりも左利きの方に起こりやすい。インク出ない問題だけではない。横書きの場合、左利きの方は右方向に向かって書くため、乾ききらないうちにインクに手が触れて汚してしまうことも多いようだ。
上手にボールペンを使うコツ
インク出ない問題を解消するには、なるべくペンを寝かさずまっすぐ立てて書くのがおすすめ。力が入りにくくなるため、ボールペンへの負担を減らすことができる。また、小指と手首だけを机につけて、あいだを浮かせるようにして書くと、手が汚れる問題も解消できるはずだ。
3. ボールペンを保管する際は温度・湿度に注意

いざ使おうと思ったときにインク出ない問題に直面しないためには、温度や湿度に注意するのがよいだろう。ボールペンは温度や湿度の影響を受けやすいため、車内や直射日光の当たる場所、湿度の高いところを避けて横置きするのがおすすめだ。また、インクの粘りが強くなりすぎることがあるので、温度が低すぎてもいけない。
結論
ボールペンのインク出ない問題は、ティッシュペーパーやタバコのフィルター、指先を使って簡単に対処できる場合がある。いざというときに使えない事態を避けるためには、温度・湿度に注意して保管するのもおすすめだ。