1. 葬式で受付をする際の流れと服装
葬式の受付はめったに依頼されることはないだろうが、実際に頼まれた際には慌てず適切な対応をしたいものだ。ここでは、一般的な葬式における受付の流れと、適切な服装について解説する。
葬式受付の流れ
1.受付を始める30分以上前に受付準備を済ませる。準備内容は下記の通りである。
- 葬式会場レイアウトと式の進行プログラムの確認
- 受付に必要な芳名帳、ボールペンや筆ペン、お渡しする会葬返礼品、香典受け、名刺受けが揃っているかの確認
- 会葬返礼品に関しては、どのような場合に何をいくつお渡しするか詳細を確認
- トイレの位置、駐車場の位置などは尋ねられることが多いため、会場図などがあれば手元に用意
- 荷物や上着をお預かりする方法とクロークの場所の確認
2.弔問のお客様に受付の挨拶をする。
3.香典をいただいたら丁寧に受け取り、芳名帳に記帳してもらう。
4.会葬返礼品をお渡しする。
5.葬式会場の場所を手で指し示し案内する。
6.香典を会計係に渡す。
7.弔問客が来ないと予測できる時間になったら、芳名帳その他の品や、返礼品を片付ける。必要であれば会計係の作業を手伝う。
※弔電・供物・供花が届いたら記帳した後、進行係に依頼し祭壇に供えてもらう。
3.香典をいただいたら丁寧に受け取り、芳名帳に記帳してもらう。
4.会葬返礼品をお渡しする。
5.葬式会場の場所を手で指し示し案内する。
6.香典を会計係に渡す。
7.弔問客が来ないと予測できる時間になったら、芳名帳その他の品や、返礼品を片付ける。必要であれば会計係の作業を手伝う。
※弔電・供物・供花が届いたら記帳した後、進行係に依頼し祭壇に供えてもらう。
男性の服装
男性の服装は黒の礼服、白のワイシャツとし、光沢のある靴は避ける。ネクタイと靴下は黒で統一する。
女性の服装
女性の服装は黒のスーツかワンピースとし、ストッキングは肌色か黒にする。靴、バックも黒で統一し、光沢のある靴やハイヒールは避ける。肌の露出を避け、化粧は薄めにする。
また、男女ともに髪型をきちんと整え、目立つアクセサリーはつけないようにしよう。
また、男女ともに髪型をきちんと整え、目立つアクセサリーはつけないようにしよう。
2. 葬式の受付での挨拶の仕方
葬式の受付挨拶は大変重要なものである。ここでは、場面ごとの適切な挨拶について紹介するので参考にしてほしい。
葬式の弔問に来てくださったことへのお礼の挨拶
弔問に来てくださった方からお悔やみの言葉をいただいた場合は「本日は、お忙しい中お越しいただきまして、誠にありがとうございます」とお礼を述べる。
雨天の場合はさらに「本日はお足元の悪い中、ご参列いただきありがとうございます」と気遣いの言葉を述べる。
雨天の場合はさらに「本日はお足元の悪い中、ご参列いただきありがとうございます」と気遣いの言葉を述べる。
香典をいただいた際の挨拶
香典は両手で受け取り「ご丁寧にありがとうございます。お預かりいたします」と述べ一礼する。その後ペンをお渡しし「恐れ入りますが、お名前、ご住所をご記入下さい」と伝える。
会葬返礼品をお渡しする際
「会葬お礼の品物になります。どうぞお納めください」と述べ、返礼品を渡す。
3. 葬式マナーとして心がけておきたいこと
葬式の受付は、一般的には近所の方や会社関係の方へ依頼することが多いようである。信頼できる友人や、趣味の仲間が依頼されることもある。もし、葬式で受付を頼まれた場合は、ご遺族の代理として、配慮あるきちんとしたマナーで対応したい。
葬式において何より重要なことは、ご遺族の立場に立ち、誠意をもって弔問客の方々へ対応することである。その上でさらに下記の点に注意し、葬式における適切なマナーを守れるよう気を付けるとよいだろう。
葬式において何より重要なことは、ご遺族の立場に立ち、誠意をもって弔問客の方々へ対応することである。その上でさらに下記の点に注意し、葬式における適切なマナーを守れるよう気を付けるとよいだろう。
マナーとして気を付けること
- 弔問客への挨拶の言葉は、聞き取りやすいようにゆっくりと静かなトーンで丁寧に伝える。
- 正しい姿勢を保つ。
- 飲み物等を口に含むことは極力控え、咳込むなど、どうしてもというときは見えないように飲む。
- 私語は慎む。
- 自身の焼香のタイミングだが、受付を始める前に済ませておく場合と、参列者が落ち着き、受付の必要がなくなったころを見計らってする場合とがあるので、予め葬儀スタッフの方に確認し、一緒に受付する方と相談して行う。
結論
葬式の受付を依頼されたということは、ご遺族の方に信頼されている証ともいえる。受付の場は、遺族代表としての顔の役割も担っているので、落ち着いた態度で対応したいものだ。葬式の際、慌てず信頼に応えられる対応ができるよう、今回紹介した点をぜひ参考にしていただきたい。