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ドライアイスを安全に処理する方法!お湯をかけるのは危険?

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

2019年9月 6日

食材の宅配サービスを利用している人は経験があると思うが、発泡スチロールの箱に入っているドライアイスをどう処分するべきか悩むことがある。できるだけ早く安全に処分するにはどのような方法があるのだろうか。今回はドライアイスの正しい処理方法についてご紹介する。

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1. 発泡スチロールの箱に入れておけば自然になくなる

ドライアイスの処理方法を解説する前に、まずはドライアイスの性質について確認しておこう。ドライアイスは二酸化炭素を固形にしたもので、溶けても液体にならずに気体になる「昇華」という性質がある。ドライアイスの昇華温度は約-79℃と非常に低温なので、わたしたちが生活している環境下では何もしなくても自然に昇華していく。

食品宅配サービスで冷凍食品を注文すると、発泡スチロールのふた付きボックスにドライアイスを一緒に入れて届けてくれる場合がある。食品を取り出してあと、ドライアイスはそのまま発泡スチロールの箱の中に入れておけば数時間で完全になくなるだろう。小さいサイズのドライアイスなら、流しに放置しておいても問題はない。

ゴミ箱に捨てるのもいいが、密閉はしないように注意が必要だ。例えばビニール袋の中にドライアイスを入れて口をしっかり結んでしまうと、気化した二酸化炭素の逃げ道がなくなってビニール袋がパンパンにふくらみ、破裂してしまうことがある。過去にペットボトルやタッパーなど密閉性の高い容器にドライアイスを入れて破裂した事故も発生しているので、ドライアイスは容器で密閉しないようにしよう。

小さい子どもが発泡スチロールを開けてしまったり、シンクに手を伸ばしたりする危険性があるなら、ベランダや庭に捨ててもよい。外の風通しのいい場所の方が、ドライアイスをより早く昇華させることができる。

2. 早く溶かしたいときには水をかける

ドライアイスが自然に昇華するのを待っていられない、もっと早く溶かしてしまいたいという際には水をかけるという方法もある。ドライアイスに水をかけると白い煙がモクモクと出てくるので、子どもの頃に遊んだ経験がある人も多いのではないだろうか。

ドライアイスが昇華すると二酸化炭素のガスが発生するのだが、これ自体は人体に有毒なものではない。ちなみに、白い煙は昇華した二酸化炭素ではなく、ドライアイスによって冷やされた水が小さな粒になって空気中を漂っているものである。

ドライアイスは大きいものほど昇華に時間がかかるので、早く溶かしたければ細かく砕いた状態にするのがいいだろう。ただし、-79℃というとても低い温度なので、素手で長時間触ると凍傷になる恐れがある。赤くなったり、水ぶくれができたりすることもあるので、ドライアイスを取り扱う時には軍手をするなど、皮膚に触れないように注意が必要だ。

子どもやペットのいる家庭では、水を張ったバケツに砕いたドライアイスを入れ、お風呂場などに置いて扉を閉めておけば危険は少ないだろう。お風呂場を密室にすると二酸化炭素が充満して危険なので、窓を開けるか換気扇を回すなどの対策をしよう。

3. お湯をかけるのは危険?

水よりもお湯をかけたほうがさらに早く昇華させることができるのでは?と考える人もいるかもしれない。確かに水よりもお湯をかけたほうがドライアイスとの温度差は大きくなるので、溶けるスピードを早めることはできるだろう。しかしその分大量の二酸化炭素が発生するので、水をかけたとき以上に白い煙がモクモクと出てくる。

100℃近くまで沸騰したお湯の中に-79℃のドライアイスを入れたとすると、その温度差は180℃近くになる。ドライアイスは二酸化炭素に変化するときに体積が約750倍に増える性質があるので、沸騰したお湯にドライアイスを入れると急激に昇華し、多量の二酸化炭素が発生することになるのだ。勢いよく熱湯が噴き出したり、ドライアイスの破片が飛び散ったり、容器が壊れるなどの危険性があるので、高温のお湯をかけるのはあまりおすすめできない。

二酸化炭素自体は空気中にも含まれている物質のため、人体に危険があるわけではないのだが、閉め切った部屋の中で二酸化炭素の量が増えると、二酸化炭素中毒になる危険性も考えられる。大きなドライアイスを溶かすときには、窒息や酸欠を防ぐために部屋をよく換気するよう心がけよう。二酸化炭素は下の方にたまる性質があるため、子どもやペットがいるときには特に注意してほしい。

結論

ここではドライアイスの正しい処理方法をご紹介した。低温のドライアイスはあっという間に気化するので、基本的には放置しておけば自然になくなっていく。水をかければより早く処分できるが二酸化炭素が発生するので、酸欠にならないように十分換気をしよう。

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