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濃度に注意!キッチンハイターの消毒液でノロウイルスを除去しよう

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

2019年9月23日

花王ブランドのキッチンハイター(液体・泡スプレータイプ)は、キッチン用品の除菌や漂白などに重宝するアイテムだが、ノロウイルス、インフルエンザなどの消毒もできることを知っているだろうか。この記事では、キッチンハイターで作った消毒液でノロウイルスの感染予防をする方法を解説している。とくに小さな子どもがいる方はぜひチェックしていただきたい。

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1. キッチンハイターが消毒に使える理由

キッチンハイターの主成分次亜塩素酸ナトリウムの働き

キッチンハイターの主成分は次亜塩素酸ナトリウムで、酸化・漂白・殺菌作用を持つ塩素系の消毒剤である。次亜塩素酸ナトリウムには微生物(カビ、細菌、一部のウイルスなど)の細胞内にあるたんぱく質を破壊して殺菌する働きがあることから、塩素系漂白剤、カビ取り剤、上水道やプールの消毒、哺乳瓶の消毒剤などに用いられている。

市販の塩素系漂白剤に配合されている次亜塩素酸ナトリウムの濃度は5~6%で、花王の液体キッチンハイターと白物(衣類)専用ハイターは6%、哺乳瓶の消毒剤は1%など、メーカーや使用する目的によって次亜塩素酸ナトリウムの濃度は異なる。

花王のキッチンハイター・白物専用ハイターには次亜塩素酸ナトリウムが配合されているため消毒剤として使える。しかし、色柄物の衣類を漂白する酸素系漂白剤には、次亜塩素酸ナトリウムが配合されておらず、ノロウイルス、大腸菌、インフルエンザウイルスを殺菌消毒する効果はない。消毒する際は塩素系か酸素系かをしっかり確認しよう。

消毒の必要性

次亜塩素酸ナトリウムはノロウイルス、大腸菌(食中毒)、インフルエンザウイルスなどの殺菌に効果を発揮するので、消毒することで感染予防になる。また、ノロウイルスに感染した人の嘔吐物には1グラム当たり100万から10億個のウイルスが存在しており、100個以下でも感染するのできちんと消毒する必要がある。なお、乾燥したノロウイルスの嘔吐物は空気中に舞い上がるため、吸い込んでしまうと感染するおそれがあるので、放置せずに早めに取り除くようにしよう。

2. 液体キッチンハイターの消毒液の作り方と消毒方法

消毒液の作り方と消毒方法

ここでは感染予防を目的とした消毒液の作り方と消毒方法をご紹介している。液体キッチンハイターを水で250倍(1000ppm)に希釈したものを消毒液として使う。希釈には500㎖のペットボトルとキャップを活用する。

1.準備するもの
・キッチンハイター
・500㎖のペットボトルの空容器とキャップ
・ゴム手袋
・キッチンペーパーなど

2.ゴム手袋をする。アルカリ性のキッチンハイターは金属を腐食させるので、指輪や時計などは事前に外しておいた方がよいだろう。

3.500㎖のペットボトルに水を入れ、ペットボトルのキャップ約半分(約2㎖)のキッチンハイターを混ぜると250倍に希釈した消毒液(1000ppm)ができる。500㎖のペットボトルのキャップの容量は約5㎖なので覚えておこう。1ℓペットボトルの場合はキャップ1杯(5㎖)などペットボトルのサイズに合わせて計算して使う。

4.キッチンペーパーなどに消毒液を含ませ、ドアノブや手すり、おもちゃ、食器類などを浸すように拭き取り、10分後に水拭きする。金属製品を拭き取った場合は腐食の恐れがあるので、水拭きするペーパーを交換しながら丁寧に水拭きする。

5.消毒に使った後のキッチンペーパー、手袋はウイルスがついているので処分しよう。

6.キッチンハイターの消毒液は、温度の変化や日光の影響などにより効果が薄れるので、作り置きはNGである。

3. キッチンハイター(液体)で嘔吐物を消毒する方法

希釈する割合と掃除方法

嘔吐物の消毒は、上記の感染予防とは希釈濃度や消毒方法が異なるので、しっかりと確認しておこう。

1.準備するもの
・液体のキッチンハイター
・500㎖のペットボトルの空容器とペットボトルのキャップ
・ゴム(ビニールなど)手袋2つ
・マスク、エプロンなど(感染予防のため)
・キッチンペーパーなど
・ビニール袋(レジ袋など)2枚

2.嘔吐物が飛散する恐れがあるので、2重にした手袋、マスク、エプロンなどをつける。

3.500㎖のペットボトルに水とペットボトルのキャップ約2杯分(10㎖)を混ぜ、50倍に薄めた消毒液(200ppm)を作る。

4.新聞紙などで嘔吐物を幅広く覆ってから、嘔吐物の量と同じぐらいの消毒液を静かにかけ、キッチンペーパーや布で外側から内側へと集める。

5.あらかじめビニール袋に入れておいた消毒液の中に、嘔吐物と外した外側の手袋を入れる。または、ビニール袋に入れた嘔吐物の上から消毒液を振りかけてもいい。

6.嘔吐物があった部分にペーパータオルを置き、消毒液をかけて10分間放置する。

7.ペーパータオルで汚れを拭き取る。きれいなキッチンペーパーで水拭きしたらビニール袋に入れて処分する。

消毒の注意点

濃度の高い原液を嘔吐物に振りかけると塩素ガスが発生し消毒効果がなくなるので、必ず規定量に希釈して使おう。またキッチンハイターの消毒液は、温度の変化や日光の影響などにより効果が薄れるので、作り置きはNGである。

4. キッチンハイター(泡スプレー)で処理する方法

希釈せずに使える泡スプレータイプ

キッチンハイターの泡スプレータイプにも次亜塩素酸ナトリウムが配合されており、すでに嘔吐物の処理に使える濃度になっているので、そのままスプレーして使える。消毒液は作り置きできないので、すぐに使える泡スプレーは便利なアイテムである。作業中は窓を開けるなどして換気に配慮しよう。

泡スプレーを使った嘔吐物の処理方法

1.準備するもの
・泡スプレータイプのキッチンハイター
・ゴム(ビニールなど)手袋2つ
・マスク、エプロンなど(感染予防のため)
・新聞紙、キッチンペーパーなど
・ビニール袋(レジ袋など)2枚

2.嘔吐物が飛散する恐れがあるので、2重にした手袋、マスク、エプロンなどをつける。

3. 嘔吐物を新聞紙などで幅広く覆ってから、嘔吐物を泡で覆うように、静かにたっぷりとスプレーする。スプレーした泡が跳ね返らないように、少し離れた場所から吹き付けよう。

4.嘔吐物を外側から内側に集め、ビニール袋に入れる。

5.嘔吐物を取り除いた部分にキッチンペーパーを置き、その上からたっぷり泡スプレーを吹き付けて10分間放置する。

7.泡スプレーがついたキッチンペーパーで床の汚れを拭き取る。きれいなキッチンペーパーで水拭きしたら、ビニール袋に入れて密封し処分する。

結論

キッチンハイターの主成分である次亜塩素酸ナトリウムには、ノロウイルス・大腸菌・インフルエンザウイルスを殺菌する効果がある。消毒に使用する際は、目的に応じた希釈の割合を守って処理することが大切である。なお、処理している人のスリッパの裏側も忘れずに消毒するか処分するなどしておく。いざという時のために対処方法を覚えておくようにしよう。

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