1. ボールペン選びはまずインクの種類から

実にさまざまな種類があるボールペン。見た目にはそれほど違いはないかもしれないが、それぞれに趣向が凝らされていて、実際に使ってみると使い心地がまるで違うのがわかるだろう。快適に使用するためには、用途にあったものを選ぶことが大切だ。
まずはじめに注目したいのがインク。ボールペンには以下の3種類のインクがある。
・油性インク
・水性インク
・ゲルインク
まずはじめに注目したいのがインク。ボールペンには以下の3種類のインクがある。
・油性インク
・水性インク
・ゲルインク
油性インクの特徴
油性インクは水に強く、しっかり書くことができて消えにくいのが特徴だ。また、強く書いたりゆっくり書いたりしても紙ににじみにくい。インクの粘度が高いため書き味は重めで、ペン先に溜まったインクがボテっと紙に付着することがある。書き始めにかすれが生じやすいのも油性インクの特徴だ。
水性インクの特徴
水性インクは、なめらかで軽い書き味が特徴で、スラスラと書くことができる。書き始めにかすれが起きたりペン先にインクが溜まったりすることも少ない。ただし、水に弱いため、書いた文字が水に濡れるとにじんでしまうことがある。
ゲルインクの特徴
ゲルインクは、油性インクのような耐水性と、水性インクのようななめらかな書き味を兼ね備えている。書き始めにかすれることもなく、ペン先にインクが溜まることもあまりない。一つ難点を挙げるとすれば、インクの減りがとても早い。いざというときのために、いつも替えを用意しておきたい。
2. キャップ式それともノック式?ボールペンのペン先の出し方もチェック

使い始めるまでの早さや使いやすさに関係することから、ペン先の出し方にも注目したい。
ノック式
安価なボールペンに多いのが、ボールペンのうしろについたボタンを押すとペン先が出てくるノック式と呼ばれるもの。必要なときにワンタッチでペン先を出すことができるので、急いでメモするときなどに最適だ。使ったり休ませたりを頻繁に繰り返す方にもノック式が向いているといえるだろう。
キャップ式
これに対して、キャップをかぶせるキャップ式は高級ボールペンに多く採用されている。知らないうちにペン先が出ていることがないので、シャツなどの胸ポケットなどにも安心して収納しておくことができる。見るからに高級感があるので、接客する際などにキャップ式はとくにおすすめだ。
ただし、使用する際にいちいち両手を使う必要があり使い始めるまでに手間や時間がかかるため、素早く使いたい方や使用頻度が高い方にはキャップ式をおすすめできない。また、キャップをなくすと、ボールペンごと使えなくなってしまう。
ただし、使用する際にいちいち両手を使う必要があり使い始めるまでに手間や時間がかかるため、素早く使いたい方や使用頻度が高い方にはキャップ式をおすすめできない。また、キャップをなくすと、ボールペンごと使えなくなってしまう。
ツイスト式
ボールペンの軸をひねるツイスト式(回転式)のものも多く出回っている。メリットとデメリットはノック式とほぼ同じと考えてよいだろう。
3. ボールペンの替え芯の交換について

ボールペンのなかには、インクがなくなったあと、替え芯を交換できるものが少なくない。とくに高級ボールペンの場合、替え芯を利用するのが一般的だ。実際、ある調査によると、ボールペンのインクがなくなったあと、半数近い方が替え芯を購入していて、ボールペン自体を買い替えている方を上回っているのだという。
替え芯は純正のものだけでなく、互換性があるものならどんなものでも使用可能だ。そのため、たとえばグリップ感は気に入っているがインクの重みが気になるという場合は、好みの替え芯に取り替えることができる。
互換性のない替え芯を無理やり使う方もいるようだが、あまりおすすめできない。ボールペン本体が変形したり、インク漏れしたりする恐れがあるからだ。
替え芯は純正のものだけでなく、互換性があるものならどんなものでも使用可能だ。そのため、たとえばグリップ感は気に入っているがインクの重みが気になるという場合は、好みの替え芯に取り替えることができる。
互換性のない替え芯を無理やり使う方もいるようだが、あまりおすすめできない。ボールペン本体が変形したり、インク漏れしたりする恐れがあるからだ。
結論
ボールペンにはさまざまなタイプがあり、快適に使用するためには用途にあったものを選ぶ必要がある。インクの種類やペン先の出し方など、使いやすいものを選ぶとよいだろう。替え芯を使う場合は、互換性のあるものを使用してほしい。