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突然の葬式に参列するために。基本的なマナーを押さえておこう

突然の葬式に参列するために。基本的なマナーを押さえておこう

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2021年6月18日

故人や遺族に対して失礼にならないよう、葬式では身だしなみやマナーがとても重要になる。しかし、葬式に参列する機会はそう多くはないのが実情だ。そのため、葬式に関するマナーや知識が十分ではないという人は少なくないだろう。そこで今回は、葬式における基本的なマナーについて紹介していく。

  

1. 葬式の服装・化粧・髪型などの身だしなみ

男性の身だしなみ

男性の服装は、略礼服として黒いスーツを着る人が多い。シャツは柄が入っていない白無地を選び、ネクタイは黒無地で光沢のないものを着用する。靴は金具のついていない、黒い革靴を履くのが基本だ。茶色の靴はカジュアルな印象があるため、突然お通夜に参列することになったなどの特別な事情がない限り避けよう。またタイピンやカフスなどのアクセサリーは、極力つけない方が無難だ。

女性の身だしなみ

女性の服装は、黒のフォーマルスーツやワンピースを着る人が多い。肌の露出を控えるため、膝が隠れるようにスカートは長めにしておこう。ストッキングは黒無地、靴は黒のパンプスが望ましい。ヒールの高さは3〜5cmと高すぎないものがベストであるうえ、金具などの飾りがついていないものがよいだろう。メイクはナチュラルメイクで、控えめを意識するとよい。髪が長い場合は、黒のヘアゴムなどですっきりまとめておこう。アクセサリーは結婚指輪以外はつけないのが基本だが、一連の真珠のネックレスなら問題ない。

子供の身だしなみ

高校生以下の子供は、学校の制服を着るのが正式な服装とされる。もしも制服がない場合は、暗い色を基調としたブレザーやワンピースを着用し、中に白のシャツやブラウスを合わせるとよい。ズボンやスカートも、暗い色のものを選ぼう。子どもの靴はフォーマルでなければいけないという決まりはないので、よほど派手なデザインや装飾がついていない限り、スニーカーでも問題はない。

2. 香典や数珠など葬式に用意する持ち物

葬式に参列する際は、香典を用意して遺族に渡す必要がある。不祝儀袋に入れる金額は、友人・勤務先の社員の家族なら3,000~5,000円、友人・勤務先の社員なら5,000~1万円、親類なら1万円以上が目安だ。新札は避けるようにし、もし使うのであれば一度折り目をつけてから入れよう。また、香典をむき出しに持つのはマナー違反なので、ふくさに包むのを忘れないように。香典を渡す際には、「この度はご愁傷様です」とお悔やみの言葉を述べよう。

仏式の葬式に参列する場合、数珠は必ずしも必要ではないが、あった方がよりよいとされる。数珠には宗派別に細かく分かれているものがあるが、一重の略式数珠を持っておくと、どの宗派でも利用できるので一つは持っておこう。

ハンカチを用意する場合は、黒や白の無地のものを選ぶのが無難だ。柄がついているもの、色つきのものはフォーマルな場にふさわしくないので注意しよう。

3. 葬式で挨拶をするときのポイントと注意点

葬式における挨拶は、余計なことを話して失礼になるのを防ぐため、できるだけ手短に済ますのが無難だ。「この度は御愁傷様です」「心よりお悔やみ申し上げます」のように、一言挨拶すれば十分である。「ご冥福をお祈りいたします」という言葉は仏教用語のため、他の宗教では使わないようにしよう。同じ理由で、「成仏」や「往生」という言葉も避けるべきだ。

また生死に関わる言葉や、同じ言葉が続くものは忌み言葉と呼ばれており、葬式の場で使うのはタブーとされている。「死亡」は「ご逝去」、「重ね重ね」は「深く」というように、挨拶するときに使うのであれば言葉を言い換えるようにしよう。

結論

葬式という厳粛な場に参列するにあたって、基本的なマナーや知識を押さえておくことはとても大切だ。その場にふさわしい服装や持ち物、立ち居振る舞いを心がけ、故人や遺族に対して思いやる気持ちを忘れないでおこう。
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  • 公開日:

    2019年9月18日

  • 更新日:

    2021年6月18日

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