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郵便局留めの荷物とそれを取ろうとしている人のイメージ写真

【郵便局留め】受け取り方と送り方を解説!利用する際の注意点とは?

投稿者:ライター 渡辺恵司(わたなべけいじ)

鉛筆アイコン 2023年3月 1日

「郵便局留め」というサービスは知っているが利用したことはないという方も多いのではないだろうか?いざ自分が受け取ることになったとき戸惑ってしまうこともある。本稿では郵便局留めの受け取り方やサービス概要、メリット・デメリットを解説するとともに、郵便局留めで送るときの宛名の書き方や出し方もお伝えする。

  

1. 郵便局留めの受け取り方

局留めの荷物を受け取っているところのイメージ写真
さっそく、郵便局留めにした郵便物の受け取り方を解説していこう。

受け取りに必要なもの

  • いずれか1点でよいもの:パスポート、運転免許証、在留カード、外国人登録証明書、マイナンバーカード
  • 2点必要なもの:健康保険証、年金手帳、年金証書
郵便物を受け取るには「本人確認書類」が必要だ。これらを用意してから受け取りに行こう。なお外国人登録証明書は、在留資格が特別永住者のものに限る。またマイナンバー通知カードは本人確認書類として利用できない。
本人確認書類を用意したら、実際に郵便局に出向いて郵便物を受け取る。その際の流れを解説しよう。

郵便局留めを受け取るまでの流れ

【1.窓口で申し出る】

受け取りに指定した郵便局に出向き、窓口で申し出ればよい。お問い合わせ番号があるなら伝えたほうがスムーズだろう。

【2.本人確認書類を提示する】

受け取りを申し出ると本人確認書類の提示を求められる。先に挙げた本人確認書類のいずれかを提示しよう。

【3.受け取る】

本人確認が済めば窓口で郵便物を受け取れる。つまり本人確認書類さえ忘れなければ、郵便局留めの受け取り方は難しくないということだ。

2. 郵便局留めとは?どんな人が利用するサービス?

小包の写真
郵便局留めとはそもそもどのようなサービスなのだろうか?またどういった人が利用する・または利用が推奨されるサービスなのだろうか?

全国約24,000の「郵便局」で荷物が受け取れるサービス

郵便局留めとは、郵便物を自宅に届けてもらうのではなく郵便局に留め置きしてもらうサービスだ。受け取るためには自ら出向く必要があるが、全国約24,000局の郵便局で受け取れるため人によっては便利な一面がある。

【郵便私書箱との違いは?】

郵便物が自宅などに届くのではなく、郵便局にある郵便私書箱に配達されるサービスだ。「郵便局内に、自分だけの郵便受けが設置される」といったイメージである。
郵便局留めとの違いは、相手の住所が書かれているかどうか、受け取りに本人確認書類が必要かどうかである。郵便私書箱を利用する場合は、相手の氏名と郵便局名、私書箱番号があれば届く。

どのような人が利用するサービス?

  • 会社の帰り道にある郵便局で受け取りたい
  • 自分自身で受け取りたい、プライバシーを守りたい
  • 女性の一人暮らしなどで対面受け取りに不安がある など
郵便局留めは誰でも利用できるが、たとえばこうした人が利用する、または利用が推奨されているサービスだ。会社や駅の近く、あるいは帰宅途中にある郵便局など、自分に都合のよい局で受け取れる。
また自分で注文したものを確実に自分で受け取れるため、プライバシーを守ることにもつながる。女性の一人暮らしなど、対面での受け取りが不安な方も郵便局の窓口で受け取れるなら安心だろう。

3. 郵便局留めのメリットとデメリット・注意点

局留めサービスのイメージ写真
郵便局留めにはメリット・デメリットがある。利用するにあたってきちんと理解しておくことも大切だ。

郵便局留めの6つのメリット

【誰でも簡単に利用できる】

郵便局留めを利用するにあたり、面倒な登録や申し込みは必要ない。誰でも簡単かつ気軽に利用できるサービスだ。

【誰にも知られず荷物を受け取れる】

営業時間内であれば好きな時間に自分で出向いて荷物が受け取れる。家族などに荷物を見られたくないときも便利だ。

【郵便物の盗難防止につながる】

ご家庭のポスト(郵便受け)に配達される郵便物(本人確認や受取印などが必要ないもの)の盗難を防げるといったメリットもある。

【旅行や出張などから戻ったあとに受け取れる】

旅行や出張で数日間留守にすることがわかっている場合も郵便局留めが便利である。帰宅してから受け取れるのはもちろん、後述するように出先で受け取ることもできる。ただし保管期限内に限る点は忘れないようにしよう。

【職場の近くや旅先でも受け取れる】

郵便局留めは全国どの郵便局でも利用できる。勤務先の近く、あるいは旅行・出張先の近くで受け取ることも可能だ。旅先で必要になったものをインターネットなどで注文し、滞在先に近い郵便局に送ってもらえばそこで受け取ることもできる。

【無料で利用できる上、着払いや代引きなどにも対応している】

郵便局留めにしてもらうために別料金がかかることはない。手数料は無料で、通常の郵送料のみで利用できる。またレターパック(ライト・プラス)を郵便局留めにすることも可能であり、こちらも無料だ。
そのほか、着払いあるいは代引きといったサービスが利用できるのも郵便局留めのメリットだろう。差出人に送料などを負担させたくないときも着払いを利用すればOKだ。

郵便局留めの4つのデメリット・注意点

【郵便局からの到着連絡はない】

郵便局に郵便物が届いても連絡が入るわけではない。したがって届いた日を見計らって窓口に取りに行く必要がある。なお「お問い合わせ番号」があれば追跡できる。

【郵便局留めの保管期間は10日間】

郵便物の保管期限は到着した翌日から10日間である。期間を過ぎると送り主に返送されてしまうため、到着日を見計らい10日以内に取りに行かなければならないと覚えておこう。

【保管に適さないものは断られる場合がある】

消費期限が短い食品など、保管に適さないものは郵便局留めを断られることがあるので注意しよう。不安なときは事前に郵便局に確認をとっておくと安心だ。

【保冷サービスを取り扱っていない郵便局がある】

保冷が必要なゆうパックの荷物を、引き受けから配達(局留めなら受け取り)まで冷蔵温度帯で管理してくれるサービスだ。一部の郵便局では取り扱っていないため、事前に受け取りを希望する郵便局に確認しておく必要がある。

4. 郵便局留めで送る場合の宛名の書き方と発送方法

荷物にラベルを貼っているところのイメージ写真
郵便局留めで郵便物を出したい方もいるだろう。その場合は「郵便局留め」と明記する必要があるのだが、具体的な書き方や発送方法についても解説しておく。

宛名や受取人欄の書き方

【宛先の書き方】

郵便物を送るときの宛先の書き方は、先方が受け取りに指定している郵便局の郵便番号と併せて「〇〇局留め(郵便局名)」と書くだけでよい。

【受取人欄の書き方】

受取人欄には相手の住所や氏名を書く。必ず相手の「本名」を書こう。相手が受け取る際に窓口で提示する本人確認書類と相違があると、受け取れないおそれがあるためだ。またゆうパックなど電話番号欄があるものは記入しよう。

【受け取り指定郵便局の「局名」「郵便番号」は事前に調べておく】

相手が受け取りに指定した郵便局名や郵便番号は事前に調べておこう。郵便局の公式HP「郵便局をさがす」から検索できる。

【書き方に迷ったら窓口で確認すればOK】

「局留め」を書き忘れた場合などは相手の自宅に配達されてしまう。書き方に迷ったら郵便局の窓口で確認してもらうとよい。初めての方などは最初から窓口で聞きながらのほうが確実だ。

郵便局留めで郵便物を送る方法

郵便局留めで郵便物を送るときは、郵便局に持ち込んでもよいしポストから送ることもできる。コンビニなどのゆうパック取扱所からも送れるので覚えておこう。

差出人住所の無記入や匿名などでも送れる?

たとえばゆうパックでいうと、万が一届けられなかったときのことを想定して、郵便局では差出人(荷送人)の住所氏名、電話番号などの記載を「必要」としている。
郵便局の公式HPで郵便局留めに関するこうしたルールは確認できないが、万が一届かないとなると返送もできず郵便物が宙に浮いてしまうおそれがある。トラブルを防ぐため差出人情報はきちんと書いておいたほうがよいだろう。

5. 郵便局留めは内容を正しく理解して利用すれば便利なサービスである

郵便局内の仕分け風景のイメージ写真
お伝えしてきたように、郵便局留めは自分の好きなタイミングや都合のよいときに、郵便物を受け取ることができる非常に便利なサービスである。誰にも知られたくないときや、対面で受け取ることに不安があるときなどもおすすめだ。
だが郵便局留めのやり方そのものはあまり知られていないため、利用したことがない方も多いだろう。郵便局留めは誰にでも手軽に利用できるサービスなので、内容や注意点を正しく理解した上で利用しよう。

結論

郵便局留めは旅行先や出張先、会社の近くなど全国約24,000の郵便局で受け取ることができる便利なサービスだ。受け取り方は難しくないが、本人確認書類だけは絶対に忘れないようにしよう。とくに旅行先や出張先で受け取る際は、事前に用意して持っていく必要があるため注意が必要だ。
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  • 公開日:

    2019年9月18日

  • 更新日:

    2023年3月 1日

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