1. 給湯器の温度設定で節電

一般的に「給湯器」と呼ばれるものには「ガス給湯器」「電気温水器」「灯油給湯器」などの種類がある。まずはそれぞれの給湯器の特徴と、温度設定による節電方法を知ろう。
ガス給湯器
ガスを使ってお湯を沸かすタイプの給湯器で、本体価格が比較的安価なのが特徴だ。取り付け工事も簡単なので手軽に取り入れやすいが、電気に比べるとガスの料金が高いので毎月の光熱費がかかるというデメリットがある。
電気温水器
電気の力でお湯を沸かす給湯器で、光熱費の節約に効果的なタイプだ。電気代が安い深夜にお湯を沸かしておき、タンクの中に一日分のお湯を貯めておく仕組みである。タンクの中のお湯がなくなると沸き増しをしなければならないので、大量にお湯を使う場合は注意が必要だ。
灯油給湯器
灯油を使ってお湯を沸かす給湯器で、燃料代が安いのが特徴だ。灯油を給油したり、灯油タンクを常備したりという手間がかかるので、在庫管理が苦手な人には向いていない。
温度設定による節電
ガス給湯器や灯油給湯器でもお湯を沸かす際に電気を使用している。水やガスの量を調整する制御弁や、温度を検知する温度センサーなどを作動させるのに電気が欠かせない。
簡単にできる節電方法の一つに温度設定がある。たとえば、お風呂に入るときと食器を洗うときの温度はこまめに設定しているだろうか。食器を洗うときは、お風呂に入るときほど高い温度に設定する必要はない。使用シーンに合わせて温度設定をこまめに変えるだけでも節電の第一歩になる。
簡単にできる節電方法の一つに温度設定がある。たとえば、お風呂に入るときと食器を洗うときの温度はこまめに設定しているだろうか。食器を洗うときは、お風呂に入るときほど高い温度に設定する必要はない。使用シーンに合わせて温度設定をこまめに変えるだけでも節電の第一歩になる。
2. オール電化住宅の節電

オール電化住宅ではエコキュートを利用していることが多い。エコキュートとは、電気のエネルギーと空気中のエネルギーを合わせて熱を作る「ヒートポンプ」方式を採用した給湯器である。ヒートポンプはエアコンなどにも使われている技術で、室内に置かれたファンから取り込んだ外気を利用して熱を作っている。電気だけでなく外気も利用しているので省エネ効果が高い給湯器である。ファンが外気を取り込みやすいようにヒートポンプの周りを片付けておくと節電効果が高まる。
オール電化住宅でエコキュートを使用している場合は、基本的に省エネモードにしておくのがおすすめだ。省エネモードでは電気代の安い深夜のうちにお湯を沸かし、一日分のお湯をストックするので、節電効果が高い。タンクの湯量が少なくなると自動で沸き増しする機能が付いている場合は、自動沸き増し機能を停止にしておくとよいだろう。
旅行や出張などで長期間お湯を使わないことが分かっている場合は、休止モードに設定しておくとよい。家を空けている間は深夜の沸き増しを停止できるので、大幅な節電になるだろう。
オール電化住宅の場合は、電気プランを把握しておくと節電効果が高まる。沸き増しをするときは、電気代が高くなる時間帯を避けてお湯を沸かす「ピークカット設定」を利用するとよい。電気プランにもよるが、最も電気代が高い時間帯と最も電気代が低い時間帯では、電気の単価に4倍以上の差が出ることもある。生活スタイルに合わせて適切な電気プランを選び、節電効果を高めよう。
オール電化住宅でエコキュートを使用している場合は、基本的に省エネモードにしておくのがおすすめだ。省エネモードでは電気代の安い深夜のうちにお湯を沸かし、一日分のお湯をストックするので、節電効果が高い。タンクの湯量が少なくなると自動で沸き増しする機能が付いている場合は、自動沸き増し機能を停止にしておくとよいだろう。
旅行や出張などで長期間お湯を使わないことが分かっている場合は、休止モードに設定しておくとよい。家を空けている間は深夜の沸き増しを停止できるので、大幅な節電になるだろう。
オール電化住宅の場合は、電気プランを把握しておくと節電効果が高まる。沸き増しをするときは、電気代が高くなる時間帯を避けてお湯を沸かす「ピークカット設定」を利用するとよい。電気プランにもよるが、最も電気代が高い時間帯と最も電気代が低い時間帯では、電気の単価に4倍以上の差が出ることもある。生活スタイルに合わせて適切な電気プランを選び、節電効果を高めよう。
3. お風呂に入るときは節電と節水を意識

お風呂に入るときは電気だけでなく水も大量に使う。節電とともに節水にも意識を向けよう。
浴槽にお湯を張る場合の水道代
水道料金は地域によって違うが、平均すると1Lあたり0.2〜0.4円程度になる。浴槽に180Lのお湯を張るとすると、36〜72円程度で、一ヶ月間毎日お風呂に入る場合は、1,080〜2,160円になる。
シャワーは出しっぱなしにしない
浴槽にお湯を張らない場合でも、もちろん水道代はかかっている。シャワーを出しっぱなしにすると1分間に6〜10Lもの水を使用することになる。シャワーの出しっぱなしを減らすだけでも、かなりの節水効果が期待できる。シャワーヘッドを節水タイプのものに変えるのも効果的だ。節水シャワーヘッドは水量を最大半分程度まで減らせるので、家族の多い家庭などにおすすめである。
お湯の量を減らす工夫を
毎日お風呂に浸かりたいが、節電と節水も気になるという人は、お湯の量を減らす工夫をしてみよう。半身浴を取り入れたり、水を入れたペットボトルを浴槽に沈めたりすれば、節電や節水をしながらお風呂に浸かることができる。お風呂があふれるまでお湯を入れたり、お湯を沸かしすぎたりするのは電気や水の無駄遣いになるので控えよう。
残り湯を活用する
お風呂の残り湯を活用すると、節電や節水につながる。残り湯はトイレを流したり、植物の水やりに利用したりとさまざまな使い方ができる。普段の生活だけでなく、ライフラインの供給が止まる非常時にも残り湯は役に立つ。
結論
お風呂の節電には、給湯器の設定がポイントになる。給湯器を使わないときはこまめにスイッチを切り、使用シーンに合わせて設定温度を変更するだけでも節電効果が期待できる。お湯を使うときは必要な分だけ使うようにし、出しっぱなしを減らすことで節水効果も高まる。お風呂の使い方を見直して、効果的に節電しよう。