1. おしゃれな寝室の基本!「一室多灯」を取り入れて
照明といっても電球や蛍光灯の色には複数の種類があり、どれを選ぶかによって部屋の雰囲気はガラリと変わる。おしゃれな寝室にするためのポイントや睡眠の質を高める照明の色について紹介する。
一室多灯とは?
日本の家庭は、ひとつの部屋につきひとつの照明器具を設置する「一室一灯」が基本が、寝室は居心地のいい空間にしたいので、シーリングライトやペンダントライトなど複数の照明を組み合わせた一室多灯がおすすめである。複数の照明を置くことで光が重なり、ホテルのような落ち着いた雰囲気を演出できる。
また、全体的に低い位置に間接照明を置くと部屋をぼんやりと明るく照らし、おしゃれで丁度いいくつろぎ感が生まれ、寝室にぴったりな空間ができ上がる。
また、全体的に低い位置に間接照明を置くと部屋をぼんやりと明るく照らし、おしゃれで丁度いいくつろぎ感が生まれ、寝室にぴったりな空間ができ上がる。
寝室の照明におすすめの色
照明には大きく分けて3つの光の色がある。青みが強く寒色系の「昼光色」、オレンジが強く暖色系の「電球色」、そして太陽光に近く昼光色と電球色の中間の色「昼白色」だ。寝室には温かみがあり、リラックスしたい場所に打ってつけの電球色が適しているが、昼白色もまた自然な明るさなので、どの部屋にも適しているため、選べるのであれば電球色のほうがおすすめだ。
ただし昼光色は、脳を覚醒し入眠作用を阻害するといわれているので寝室には適さない。寝室の照明はおしゃれだけでなく、リラックスできるかどうかも重視しながら選ぶようにしよう。
ただし昼光色は、脳を覚醒し入眠作用を阻害するといわれているので寝室には適さない。寝室の照明はおしゃれだけでなく、リラックスできるかどうかも重視しながら選ぶようにしよう。
2. シーリングライトはダサい?寝室照明を選ぶポイント
日本の家でよく目にするシーリングライトは、実は日本をはじめアジアでしか使われていない照明であることをご存知だろうか。インテリアの先進国である欧米では使われていないのは、やはり見た目がダサいからなのか。ではなぜ、日本では一般的に普及しているのかを調べてみた。
照明は大きく分けて2種類
リビングやダイニング、寝室に設置する照明は大きく分けると「シーリングライト」と「ペンダントライト」の2つある。シーリングライトは天井に直接取り付けるタイプで、部屋全体を明るくするのに向いているが、一方のペンダントライトはチェーンやコードなどで吊るすタイプで、明かりの範囲は狭いものの明暗がはっきりする強い光が特徴的だ。
シーリングライトはかっこよくない?
1つの照明で部屋の隅々まで明るくするシーリングライトは、デザイン性よりも機能性を重視した照明だが、ペンダントライトのように影ができないので、メリハリのない空間になりがちなのがネックである。インテリア先進国の欧米で使われないのは、単純に光と陰が生まれないからなのか。実は意外なところに本当の理由があるのかもしれない。
そもそもアジア人と欧米人とでは目の色素が違うため、同じ照明でも眩しさの感じ方は異なる。シーリングライトは部屋全体を明るくする照明なので、黒目が多いアジア人にとって丁度いい明るさになるが、ブルーやグリーンの目が多い欧米人にとっては眩しく感じやすい。実際、欧米の家では明るさを落とした間接照明が一般的となっている。
また、目の色素の違い以外にも、日本の住宅は欧米より狭くシャンデリアやスポットライトのように空間の邪魔をしないから普及率が高い、というのも一理あるようだ。
そもそもアジア人と欧米人とでは目の色素が違うため、同じ照明でも眩しさの感じ方は異なる。シーリングライトは部屋全体を明るくする照明なので、黒目が多いアジア人にとって丁度いい明るさになるが、ブルーやグリーンの目が多い欧米人にとっては眩しく感じやすい。実際、欧米の家では明るさを落とした間接照明が一般的となっている。
また、目の色素の違い以外にも、日本の住宅は欧米より狭くシャンデリアやスポットライトのように空間の邪魔をしないから普及率が高い、というのも一理あるようだ。
シーリングライトを付けるなら明るさを調整できるのがおすすめ
シーリングライトは欧米人には好まれない照明だが、日本人にとっては便利で好まれやすいため、あえて寝室にシーリングライトを設置している人もすくなくないはずだ。寝室にシーリングライトを取りつけるのであれば、眩しくない調光タイプがおすすめだ。
3. 賃貸で寝室の照明を変えることはできる?
賃貸物件でも照明を自分好みに変えることができる。マンションや賃貸、戸建てを問わず日本住宅は「引き掛けシーリング」と呼ばれる方法で照明器具が取り付けられていることがほとんどだ。例えばシーリングライトからペンダントライトに交換する作業も、わざわざ電気工事を依頼せず10分ほどでできる。
賃貸なら後々のことを考えると照明はそのままにしてしまいがちだが、思い切って自分好みのライトに変えるだけで雰囲気は変わるものだ。まずは引き掛けシーリングのタイプを確認するところから始めてみよう。
賃貸なら後々のことを考えると照明はそのままにしてしまいがちだが、思い切って自分好みのライトに変えるだけで雰囲気は変わるものだ。まずは引き掛けシーリングのタイプを確認するところから始めてみよう。
結論
寝室の雰囲気は照明1つで一気に変わるため、インテリアやカーテンよりも慎重に決めなければいけない。眩しくない調光タイプのシーリングライト、複数の間接照明を置いた一室多灯、そして温かみのある電球色など、これらの情報を理想の寝室づくりに活かしてみてはいかがだろうか。