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自宅で作ろう!ベランダで作る【アスパラガス】の育て方・栽培方法

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

2019年10月 1日

1度植えたら何年も収穫できる嬉しい野菜が、アスパラガスだ。地上部分が枯れても、根は地下で生きていて、翌年、生育に適する時期になると芽を出し成長する「宿根性」。上手に育てれば、10年くらいは毎年収穫が可能だという。プランターで育てる方法を紹介しよう。

1. アスパラガスの植え付け時期と用意するもの

プロの農家であれば、種をまいて苗を育てるところから始めるが、発芽から苗に育つまでに時間がかかる。育てる株数が少ない一般家庭の場合は、市販のポット苗か大株に育っている根株を利用するのがおすすめだ。今回、ここで紹介するのは、初めてでも育てやすい根株からの栽培だ。

「根株」は聞きなれない言葉かもしれないが、チューリップや水仙の球根をイメージするとわかりやすいかもしれない。春に花を咲かせる球根は、秋に土中に埋め、地上には何もない状態で冬を越させる。すると、春にはムクムクと地上に新芽を出し、茎葉を伸ばし、花を咲かせてくれる。そして、秋になるとまた地上部分は枯れて冬を迎え、翌年また同じように花を咲かせる。毎年、それを繰り返すのだ。アスパラガスの成長サイクルも、それと同じと考えればわかりやすいだろう。

一般的な野菜の苗は、小さなポットで店頭に並ぶ。アスパラガスも3月~5月頃には、細い毛のような葉がついた新芽の苗が出回るが、それを春に植えて育てる場合は、2年間は根株の成長を待ち、収穫できるのは3年目からになる。
その点、プロの手でしっかり株を充実させた根株なら、9月~11月頃に植え付ければ、2年めの春から収穫が期待できる。準備するものを以下に紹介しよう。

【根株】
園芸店やホームセンターの店頭で、アスパラガスの根株を購入する。根株は、土から掘り出した根だけがビニールの袋に入った状態で販売されている。つまり、種から育てた苗が1年~2年十分に育ち、地下に根を伸ばしたものだ。一目でアスパラガスとわかるような地上部分はなく、地下に伸びた根を掘り出したもの。長い髭のような根がたくさん伸びているはずだ。店頭で手に入らない場合は、ネットで取り寄せることもできる。ポット苗に比べると価格が高く、大きなものだと1株1,000円以上する場合もあるが、美味しいアスパラガスを収穫するためと思って投資しよう。ちなみに、大株として販売されているものなら、翌年春からの収穫も可能なので、2年~3年も待たずに収穫したいなら大株を手に入れよう。

【プランターまたは植木鉢】
直径30cm以上(12号以上)の丸型の深いプランターが適している。1つのプランターに1つの根株を植え付ける。夏になると茎が1m~1.5mくらい伸びて、細いフワフワした葉が綿アメのように茂り、かなり場所をとるので、まずは1株から始めてみよう。

【土の準備】
市販の葉もの用の配合土を使うのが便利。根にしっかり栄養を与えるために、有機系の堆肥を少し混ぜておいてもよい。

【赤玉土】
水はけをよくするために、プランターの底に入れる大粒の赤玉土を用意する。

【支柱】
夏に伸びる茎葉は折れたり倒れたりしやすいので、1.5m程度の長い支柱が必要(3本~4本)。

【肥料】
追肥のために化成肥料を、冬越しの前にやる肥料として堆肥を用意しておく。

2. アスパラガスの根株の植え付け

アスパラガスを畑に直植えすれば、根はまっすぐ下に向かって伸びてゆくが、プランターの場合は深さに限度があるのでそうもいかない。そこで、プランターの壁に沿わせるよう根を丸く広げて植え付けるようにする。その際、根を傷めないよう、丁寧に広げてやることが肝心だ。植え付けの手順は以下の通り。
  • プランターの底に大粒の赤玉土を入れる。底が見えなくなる程度でOK。
  • 土をプランターの上部から10cm下まで入れる。
  • 根株の中心(芽の部分)が丸いプランターの真ん中になるように置き、その周りに根を広げる。
  • 寒い地方や霜が降りる心配がある時は、わらを切って上にかぶせておくとベター。水をたっぷりやったら、植え付けは完了だ。ちなみに、かぶせた切りわらは、春になったら取り除く。

3. アスパラガスの追肥、支柱立て

植え付けたアスパラガスは、日当たりのよいところに置き、水を切らさないようにする。また、「肥料食い」といわれるほど、たくさんの養分を必要とする植物なので、3月~8月は、月に1回は追肥を行う。プランターの縁に沿って化成肥料をパラパラとまいて、土と軽く混ぜ合わせておけばOK。根が休眠する1月~2月は不要だ。

追肥のほかに必要なのは、夏にニョキニョキと伸びた茎葉が倒れないように、支柱で囲ってやること。晩秋になって、茎が枯れるまでは支柱で囲み、ひもを張って保護してやることが大切だ。

4. アスパラガスの追肥と地上部の整理

秋に大株を植えたら、翌年の4月頃から新芽の収穫が可能だが、小または中型の根株を植えた場合は、翌年の春に出た新芽は収穫せずに、根を十分に大きく育てることに専念しよう。

アスパラガスの収穫は、土の中から顔を出した新芽が20cmくらいの長さに成長したら、根元をナイフかハサミで切って行う。4月頃から出始め、9月くらいまで芽を出すが、収穫の最盛期は4月~6月。それ以降に出るものや細い芽は収穫せずに、そのまま伸ばして根株に栄養を蓄えるようにする。収穫のしすぎは、根を弱らせる原因になるので、気をつけよう。

収穫せずに伸ばした茎葉は、秋になると枯れる。そのままに放置せず、根元から刈り取り、雑草が生えていたら抜き取って土の表面をきれいにし、翌春のための堆肥をかぶせておこう。
寒冷地ではわらかもみ殻をかぶせて、寒さから保護してやるとベターだ。

ちなみに、わらやもみ殻をかぶせたり、覆いをかけたりして日光を遮断して育てるとホワイトアスパラガスができるという。それにもチャレンジしていただきたい。

結論

春に収穫、夏に茎を伸ばし、秋に地上部分を刈り取り、冬に養分を蓄える。そのサイクルを繰り返すことで、植えてから10年くらいは収穫が楽しめるアスパラガス。1株植えれば、毎年、春の訪れが楽しみになりそうだ。
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