1. ブルーベリーの植え付け時期と品種の選び方
ブルーベリーの苗木は、野菜の苗のように発芽して間もない芽の状態ではなく、ある程度の背丈に成長したものが市販されている。そのため、買ってきた鉢のままおいて育てられると思いがちだが、野菜の苗と同様、「植え付け」という作業が必要だ。ブルーベリーの植え付け(植え替え)に適しているのは、12月~2月。夏に実がなり、秋に葉が落ちた後、枯れ枝を剪定する冬がよいとされる。春夏に実が付いている苗木を購入したら、その夏はそのまま収穫まで育て、実がなった茎が枯れた後、枝を剪定してから、一回り大きな鉢に植え替えるのがベストだ。
ブルーベリーは家庭で栽培する果樹のなかでも人気が高いが、一方で「実の付きがよくない」という声もよく聞かれる。実をたくさんならせるために次の2つのポイントを実行しよう。
【2品種以上の苗を一緒に栽培する】
ブルーベリーはりんごの木と同様、1本の苗木では実付きがよくないという。国内で栽培されている主な品種は、大きく「ハイブッシュ」「ラビットアイ」という2種に分けられるのだが、特に後者は2品種以上で受粉させないと実がたくさんならないようだ。
この2種の中には、いろいろな品種があり、異種同士を植え付けても実の付きはよくならないので、同系統で2品種以上を選ぶように気をつけたい。各種内の代表的な品種を下記に紹介しておく。
◆ハイブッシュ系
ブルーレイ、カロラインブルー、チャンドラー、ダロウ、マグノリア、サミット、ノースランドなど
◆ラビットアイ系
オースチン、ティフブルー、オクラッカニー、エッセル、ブライトウェル、ピンクレモネードなど
ほかに、寒さに強く、寒冷地や高地に向くローブッシュ系もある。
【ブルーベリー専用土を用意する】
ブルーベリーは、土に対してデリケートな植物で、酸性で保水力のある土を好む。合わない土に植えると、その後の生育が極端に悪くなる恐れがある。ブルーベリー用に成分や養分を配合してある培養土が市販されているので、それを買い求める方がよいだろう。
ブルーベリーは家庭で栽培する果樹のなかでも人気が高いが、一方で「実の付きがよくない」という声もよく聞かれる。実をたくさんならせるために次の2つのポイントを実行しよう。
【2品種以上の苗を一緒に栽培する】
ブルーベリーはりんごの木と同様、1本の苗木では実付きがよくないという。国内で栽培されている主な品種は、大きく「ハイブッシュ」「ラビットアイ」という2種に分けられるのだが、特に後者は2品種以上で受粉させないと実がたくさんならないようだ。
この2種の中には、いろいろな品種があり、異種同士を植え付けても実の付きはよくならないので、同系統で2品種以上を選ぶように気をつけたい。各種内の代表的な品種を下記に紹介しておく。
◆ハイブッシュ系
ブルーレイ、カロラインブルー、チャンドラー、ダロウ、マグノリア、サミット、ノースランドなど
◆ラビットアイ系
オースチン、ティフブルー、オクラッカニー、エッセル、ブライトウェル、ピンクレモネードなど
ほかに、寒さに強く、寒冷地や高地に向くローブッシュ系もある。
【ブルーベリー専用土を用意する】
ブルーベリーは、土に対してデリケートな植物で、酸性で保水力のある土を好む。合わない土に植えると、その後の生育が極端に悪くなる恐れがある。ブルーベリー用に成分や養分を配合してある培養土が市販されているので、それを買い求める方がよいだろう。
2. ブルーベリーの苗の選び方と植え付け
鉢で育てる場合には、倒れにくい重心の低い苗木を選ぶと育てやすい。株元に近い下部から枝が分かれている苗木を選ぼう。茎が1本だけの苗木は、価格が安いので手に入れやすいが、実がなるまでに3年以上かかる場合が多いので、子どもたちとなるべく早く収穫の楽しみを味わいたいのなら、少し値は張るが、茎が数本に枝分かれしている大きな苗を買い求めよう。茎が力強く、葉の色が濃い緑色の苗木が元気な証拠だ。
植え付け(植え替え)の手順は以下の通り。
植え付け(植え替え)の手順は以下の通り。
- 苗木の鉢を横にして、茎を持って引っ張り出す。根が張って取り出しにくい時は、鉢を叩くと出しやすくなる。
- 土をほぐして、中から出てきた太い根の先端をハサミで切る。そうすることで、切り口から勢いのある新しい根が生えてくるからだ。
- 苗木より一回り大きな鉢を用意し、そこに水はけをよくするための鉢底石を敷き詰める。
- 土を少し入れたら、苗木を入れて、土を足して根を埋める。
- 茎が倒れないように支柱を立て、紐で結んでおくと安心。水をたっぷり(鉢底から流れるまで)やったら、植え付けは完了だ。日当たりがよく、雨が直接当たらない場所に置いて育てる。
3. ブルーベリーの水やりと追肥、剪定
ブルーベリーの根は乾燥に弱いので、土の表面が乾いてきたら鉢底から流れるくらいたっぷりと水をやろう。
通年にわたって育てるので、肥料を施すサイクルは下記のように覚えておくと便利だ。それぞれに施す分量は、鉢の大きさに準じて製品に記載されている容量で。
◆3月に元肥として油かす
◆5月に追肥で化成肥料
◆9月に収穫後のお礼として化成肥料
また、12月~2月には、混み合っている細い枝を根元から引き抜いたり切り落としたりする。枯れた枝や、枝の途中からニョキッと伸びている細い「徒長枝」があれば、それも切り落として枝を整理する。徒長枝には実がなりにくいので、安心して切ってしまおう。さらに、枝の先端を4分の1くらい切り詰めると、翌年の新芽の成長が促される。ただし、先端にある大きな芽は、翌年に花が咲き、実になる大事な芽なので、すべて切り落としてしまわないよう注意したい。
通年にわたって育てるので、肥料を施すサイクルは下記のように覚えておくと便利だ。それぞれに施す分量は、鉢の大きさに準じて製品に記載されている容量で。
◆3月に元肥として油かす
◆5月に追肥で化成肥料
◆9月に収穫後のお礼として化成肥料
また、12月~2月には、混み合っている細い枝を根元から引き抜いたり切り落としたりする。枯れた枝や、枝の途中からニョキッと伸びている細い「徒長枝」があれば、それも切り落として枝を整理する。徒長枝には実がなりにくいので、安心して切ってしまおう。さらに、枝の先端を4分の1くらい切り詰めると、翌年の新芽の成長が促される。ただし、先端にある大きな芽は、翌年に花が咲き、実になる大事な芽なので、すべて切り落としてしまわないよう注意したい。
4. ブルーベリーの収穫
6月頃から実が紫に色付いてくる。全体に濃い紫色になったら、十分に熟れた証拠なので、摘み取って食べよう。指の先で軽くつまみ、引っ張れば簡単に収穫できる。熟れた順に摘み取っていけば、次々と色付き、夏の間、長く摘み取って味わえるはずだ。
すべての実を摘み取り終わったら、「今年もありがとう」の気持ちを込めて、根元に化成肥料を施しておこう。
すべての実を摘み取り終わったら、「今年もありがとう」の気持ちを込めて、根元に化成肥料を施しておこう。
結論
苗と土の選び方に気をつければ、鉢植えでも毎年たくさんのブルーベリーを収穫できそうだ。朝、摘み取った実をヨーグルトに入れたり、フレッシュジュースに加えたりして、ヘルシー気分を満喫していただきたい。