1. 両手が基本? 添える言葉は? 名刺の正しい渡し方&受け取り方

名刺の渡し方や受け取り方には、基本のルールがある。基本を身に着けていれば、相手に好印象を与える名刺の受け渡しができるはずだ。正しい名刺の受け渡し方法を解説しよう。
名刺の渡し方
名刺を渡すときは、相手の正面に立ち、名刺入れから名刺を素早く取り出す。もし、テーブルをはさんだ状態にいる場合は、テーブル越しの名刺交換にならないように移動することが大切だ。
名刺は、相手が文字を読める向きにして名刺入れの上に重ね、文字に指がかからないように注意しながら、両手の親指と人差し指で持つ。そして、自己紹介をしながら、胸の高さで名刺を差し出すのだ。会社名、部署名、氏名などを、相手に聞き取りやすいよう、声の大きさやスピードに気を付けて名乗ろう。最後に「よろしくお願いいたします」という言葉とともに、軽く会釈しよう。
名刺は、相手が文字を読める向きにして名刺入れの上に重ね、文字に指がかからないように注意しながら、両手の親指と人差し指で持つ。そして、自己紹介をしながら、胸の高さで名刺を差し出すのだ。会社名、部署名、氏名などを、相手に聞き取りやすいよう、声の大きさやスピードに気を付けて名乗ろう。最後に「よろしくお願いいたします」という言葉とともに、軽く会釈しよう。
名刺の受け取り方
名刺を渡すとき同様、テーブル越しにならないように移動し、相手の正面に立つ。「頂戴します」という言葉とともに軽く会釈し、必ず両手で受け取るようにしよう。名刺の内容を確認し、名前の読み方などわからないことがあれば、このタイミングで聞いておこう。
名刺はすぐにしまわず、商談などが終わるまで、名刺入れに重ねてテーブル上に置いておく。置く位置は、自分から見て左側だ。もし、テーブルなどがない状況であれば、一礼してすぐにしまっても構わない。
名刺はすぐにしまわず、商談などが終わるまで、名刺入れに重ねてテーブル上に置いておく。置く位置は、自分から見て左側だ。もし、テーブルなどがない状況であれば、一礼してすぐにしまっても構わない。
同時に行なう名刺交換
名刺交換では、名刺の受け渡しを同時に行なう。基本的なマナーは上記のとおりだが、同時に行なう場合は、自分の名刺は右手で差し出し、相手の名刺は左手で受け取ることになる。もらった名刺には、すぐに右手を添えて両手で持つようにしよう。
また、名刺は目下のほうから先に渡すのがマナーだ。相手が目上なのに先に名刺を出してきた場合は、受け取ったあとに「申し遅れました」の言葉とともに、名刺を渡そう。
また、名刺は目下のほうから先に渡すのがマナーだ。相手が目上なのに先に名刺を出してきた場合は、受け取ったあとに「申し遅れました」の言葉とともに、名刺を渡そう。
2. 複数人が同時に行なう名刺交換で大事なことは?

1対1の名刺交換は、目下の側から名刺を渡すのがマナーだが、複数人が同時に行なう場合はどうだろうか。複数人で同時に行なう場合でも、目下の側から先に名刺を渡すという点は変わりない。ただ、複数人では、受け渡しを行なう「順番」が重要になるのだ。みんなが同時に行なうのではなく、役職の高い人から順番に行なう。複数人の場合の事例などを紹介しよう。
会社間の目上・目下とは
会社間では、どちらがお金を払う側かで、目上・目下が決まる。目上となるのは、お客さまであるお金を払う側で、お金をもらう側は目下となる。相手の会社が目上にあたる場合、名刺交換の際には先に名刺を渡すようにしよう。
会社内の役職順
名刺交換は、社内での序列が高い人から行なう。部長、課長、部下で商談に出席した場合、部長→課長→部下の順に行なうのだ。相手も同じく部長、課長、部下で出席していた場合は、下記の順番になる。
- 自社の部長 と 相手の部長
- 自社の部長 と 相手の課長 、 自社の課長 と 相手の部長
- 自社の部長 と 相手の部下 、 自社の課長 と 相手の課長 、 自社の部下 と 相手の部長
- 自社の課長 と 相手の部下 、 自社の部下 と 相手の課長
- 自社の部下 と 相手の部下
3. 面接での名刺の正しい受け取り方とは?

転職活動中、面接を受ける際に、面接官から名刺を渡されることがある。面接官は、自己紹介や面接後の連絡先のお知らせとして名刺を渡していることもあるが、名刺の受け取り方をチェックしている可能性もある。受け取り方に、ビジネスマナーの習得度が現れるのだ。
名刺をもらうと、自分も渡さなくてはマナー違反のような気になってしまうが、面接時に名刺を渡す必要はない。ただ、面接官から、現職の名刺を求められることがある。現職の名刺を渡すことに問題がなければ、求められたときのために用意しておくのもよいだろう。
基本は名刺を渡す必要がないので、断っても問題ない。断る際には「申し訳ございません」の言葉とともに、名刺を渡せない理由も伝えよう。「私用での名刺交換が禁じられている」「個人として参加しているため持っていない」「名刺を切らしている」など、しっかり理由を伝えることは大切だ。また、辞めた会社の名刺を渡すことは、マナー違反になるのでやめよう。
名刺をもらうと、自分も渡さなくてはマナー違反のような気になってしまうが、面接時に名刺を渡す必要はない。ただ、面接官から、現職の名刺を求められることがある。現職の名刺を渡すことに問題がなければ、求められたときのために用意しておくのもよいだろう。
基本は名刺を渡す必要がないので、断っても問題ない。断る際には「申し訳ございません」の言葉とともに、名刺を渡せない理由も伝えよう。「私用での名刺交換が禁じられている」「個人として参加しているため持っていない」「名刺を切らしている」など、しっかり理由を伝えることは大切だ。また、辞めた会社の名刺を渡すことは、マナー違反になるのでやめよう。
結論
名刺の渡し方や受け取り方のマナーは、ビジネスの基本だ。渡すときの自己紹介や、受け取ってからの名刺の扱い方で、相手に与える印象が大きく変わってくるので、基本的なマナーはしっかり身に着けておきたい。できるビジネスパーソンを目指して、完璧な名刺マナーを覚えよう。