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芽キャベツの栽培方法!失敗しない育て方と注意点を分かりやすく解説

芽キャベツの栽培方法!失敗しない育て方と注意点を分かりやすく解説

投稿者:ライター 吉田梨紗 (よしだりさ)

鉛筆アイコン 2021年9月24日

栄養豊富な芽キャベツは自宅でも栽培が可能だ。小さな球体が連なった見た目が特徴的で、地植えはもちろんプランターや植木鉢でも育てられる。この記事では、芽キャベツの育て方を詳しく紹介。適した環境や水やり、収穫、病害虫対策など、基本的な知識をまとめた。

  

1. 芽キャベツとはどんな野菜?育て方は簡単?

芽キャベツは、店頭であまり見かける機会が多くない野菜だ。育て方を解説する前に、基本的な特徴と花言葉を紹介する。

芽キャベツとは

キャベツを品種改良した野菜が芽キャベツだ。コモチカンランという別名があり、長く伸びた茎に小さな球体を鈴なりに付ける。見た目は一口サイズの小さなキャベツで、丸ごと調理して食べることが可能。栄養が豊富で、ビタミンCやカロテン、カリウム、ビタミンB2が含まれる。

芽キャベツの花言葉

芽キャベツには「小さな幸せ」「快活な愛」という花言葉がある。ちなみに花の色は黄色だ。

2. 芽キャベツの育て方がひと目で分かる栽培カレンダー

芽キャベツの育て方を栽培カレンダーで紹介。種まきや植え付け、収穫に適した時期を一覧で確認しよう。
  • 種まき:7月
  • 植え付け:8~9月
  • 収穫:10~2月

3. 芽キャベツの栽培に適した環境

芽キャベツを栽培するときはまず環境を整えよう。日当たりや用土、温度管理など、育て方の基礎知識を解説する。

日当たり・置き場所

芽キャベツは日当たりがよい場所を好む。ただし、暑さにはやや弱いので、涼しく風通しがよい場所を選ぶのが育て方のポイントだ。

用土

プランターや鉢で栽培する場合は野菜用の用土を用意する。自分で作るなら赤玉土7と腐葉土2、バーミキュライト1の割合で混ぜて、さらに化成肥料や苦土石灰を加えよう。地植えなら2週間くらい前に石灰を入れて耕し、1週間ほど前に堆肥や化成肥料、油粕を混ぜて用土にする。

温度管理

芽キャベツは耐暑性がやや弱い。気温が23度以上の多湿な環境だと、結球不良や病気が発生しやすくなるので注意。15~20℃が育てるのに適した温度だ。夏場は寒冷紗を使うなど、暑くなりすぎないように温度管理をしてほしい。

4. 芽キャベツの栽培に必要なもの

芽キャベツの栽培に必要なものは以下の通りだ。用土と肥料以外について紹介するので、事前に準備しておこう。

プランターまたは鉢

芽キャベツは、苗を植え付けてから収穫できるまで3か月以上かかる。プランターや植木鉢で栽培するなら、たっぷり土を入れられる大型を用意しよう。プランターは幅85cm以上、深さ30cm以上。植木鉢なら口が33cm以上ある11~12号が適している。

8月下旬から9月初めに、本葉が5〜7枚あり、茎が太くてしっかりしているもの、虫に食われた痕がない苗を選ぼう。大型のプランターなら2株、植木鉢なら1株の植え付けが可能。家庭菜園に向いている品種は「早生子持(わせこもち)」「増田子持(ますだこもち)」「ファミリーセブン」などだ。

支柱

芽キャベツは、成長するに従って茎が太くがっしりとし、60~70cmくらいまで背丈が伸びる。伸びた茎のところに結球するので、茎が折れないようにしてやることが大事だ。

苗が小さいうちは、強い風に当たると折れてしまうことがあるため、細い支柱を立て誘引してやろう。また、大きく育ってからは上の葉の重みで倒れてしまうことがあるので、太めのしっかりした支柱に変えておきたい。

5. 芽キャベツの栽培方法|水やりと肥料

芽キャベツを元気に育てるためには、水やりと肥料が重要になる。正しい方法やタイミングを紹介するので、育て方の参考にしてほしい。

水やり

芽キャベツは多湿を好まないため、水のやりすぎには注意しよう。プランターや鉢植えの場合は、土が乾燥したら底から水が出るくらいたっぷりと水やりをする。

多湿にならないように受け皿に溜まった水はすぐ捨てよう。冬は夏よりも水やりを控えめにするのが育て方のポイントだ。また、地植えの場合は植え付けの直後以外、基本的に水やりをする必要はない。

肥料・追肥

苗を植え付ける際に市販の培養土を使えば元肥は不要だが、生育期間が3か月以上と長いので、月に1回程度の追肥が必要。化成肥料を用意しておこう。芽キャベツは、苗を植え付けてから収穫まで、肥料を切らさないように気を付けてやることが大事だ。

最初の追肥は、植え付けから1か月後、本葉が10枚程度になった頃に行う。その後は、月に1回の割合で。化成肥料10gを株の周りにまき、移植ゴテで土と軽く混ぜておく。土が減ってきたら、追肥のタイミングで土を追加してやるとよい。

6. 芽キャベツの栽培方法|植え付け時期とやり方

栽培の準備が整ったら芽キャベツを植え付けよう。プランターと地植えに分けて手順を解説する。

植え付け時期

芽キャベツの植え付け時期は8~9月ごろだ。同時期にホームセンターで苗が販売されているので、購入してから植え付けよう。

プランター・鉢植えの手順

  • プランターまたは植木鉢の底にネットを敷き、鉢底石を敷き詰めてから培養土を入れる。土を入れるのは、プランターや植木鉢の上から3cmくらい下まで。
  • 土を入れたら、苗のポットと同じくらいの穴を掘り、ポットから取り出した苗を植える。苗を取り出す時は、根を壊さないように株元を指で挟み、土を押さえてひっくり返し、そっと取り出す。
  • 掘った穴の中に苗を入れ、根の部分に土を入れて苗の表面と土の高さが同じになるようにしたら、表面を手のひらで軽く押さえておく。
  • たっぷりと水をやったら、細い支柱を立ててやる。日当たりがよい場所に置いて栽培する。

地植え

  • 苗より少し大きな植え穴を掘る
  • 株同士の間隔を40cm以上開けて浅く植え付ける
  • たっぷりと水やりをして栽培する

7. 芽キャベツの栽培方法|葉かきと芽かき

芽キャベツの栽培では「葉かき」と「芽かき」が重要だ。正しいタイミングとやり方を確認しておこう。

葉かきと芽かきをするタイミング

余分な葉や芽を取り除くことを「葉かき」や「芽かき」という。芽キャベツは「わき芽」自体をいくつも結球(葉が重なり合って球状になること)させて育てる野菜。10月ごろ「わき芽」が結球し始めたら、さらに大きく育つように日当たりや風通しの妨げになる葉を取り除く(葉かき)。葉かきを始めるタイミングで芽かきをしよう。

葉かきのやり方

大きく羽を広げたように影を作っている下の方の葉を、ハサミで切り取る。株の成長に伴って、1度に4~5枚ずつ切り取ってOK。芽キャベツがたくさん収穫できる頃までに、上の方に10枚くらい葉が残っているように「葉かき」をしよう。根本からカットせず、少しだけ葉柄を残しておくのが育て方のポイントだ。

芽かきのやり方

茎の下の方(株元から10節目くらい)にできた形の悪い「わき芽」は、早いうちにかき取ってしまおう。こうすれば他の芽に養分が届くようになるため元気に育つ。なお、芽キャベツの芽が育つと、その下にある葉っぱが黄色くなる。変色した葉っぱも小まめに摘み取ってほしい。

8. 芽キャベツの収穫方法と保存方法

芽キャベツが十分に育ったら収穫しよう。収穫の方法と芽キャベツの適切な保存方法を解説する。

収穫時期とやり方

芽キャベツは定植してから90日ほどたつと収穫が可能だ。茎の下の方から順に結球していくので、直径2~3cmの球状になったものから、順に収穫していこう。手でもぎ取るか、もし硬い場合はハサミで付け根から切り取ればよい。

収穫が遅くなると芽球が開くのでその前に収穫してしまおう。また、収穫したら葉かきと追肥をしておけば、さらに上の方へと結球が進み、2か月間くらい収穫を楽しむことができる。

保存方法

濡らした新聞紙やペーパータオルで包み、ビニール袋に入れて冷蔵庫で保存する。冷蔵庫だと1週間ほど保つが、より長く保存したいなら冷凍保存がおすすめだ。固めに下茹でしたあと粗熱をとって小分けし、ファスター付き保存袋に入れて冷凍しよう。自然解凍してから調理に使ってほしい。

9. 芽キャベツの育て方で注意したい病害虫

芽キャベツを栽培するときは病気や害虫に注意する。育て方と一緒に対策を確認しておこう。

注意したい害虫と対策

芽キャベツは害虫が付きやすいので防虫ネットで対策する。青虫やコナガ、アブラムシ、ヨトウムシに注意。植え付けたあとトンネルがけにして、虫を寄せ付けないようにする対策が有効だ。

芽キャベツを小まめにチェックして、虫食いを発見したら害虫を探して取り除く。葉裏に産卵することがあるのでしっかり確認して、見つけたら孵化する前に葉ごと処分してほしい。

注意したい病気と対策

苗立枯病やべと病、根こぶ病、菌核病などの病気にかかりやすい。主な原因は日当たりや水はけの悪さだ。また。株元の葉が混み合うと病気の原因になる。日当たりや水はけがよい置き場所を選んだり、根本の葉をカットして風通しをよくしたりすることが、育て方のポイントだ。

10. 芽キャベツの自家栽培にチャレンジしてみよう

コロコロと小さな見た目が可愛い芽キャベツは、料理で活躍する。一口サイズなので、煮込み料理や炒めものに丸ごと入れて食べられるだろう。自家栽培した新鮮な芽キャベツをぜひ味わってみてほしい。

育て方のポイントは温度管理や水やりだ。暑さに弱いため涼しい場所で管理して、土の表面が乾燥したら水やりをする。上手に栽培するためには葉かきと芽かきが必要なので、正しいタイミングと方法を確認しておこう。

結論

芽キャベツは栄養が豊富な野菜だ。スーパーで見かける機会は少ないが自家栽培ができる。まずは適した環境と必要なものを確認。あとは水やりや肥料、葉かき、芽かき、収穫など、育て方のポイントをチェックしよう。上手に育てることができれば、たくさんの芽キャベツが収穫できるので、ぜひ自家栽培に挑戦してほしい。
  • 公開日:

    2019年10月21日

  • 更新日:

    2021年9月24日

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