1. コンビニATMと銀行ATMの引き出し限度額の違い

夜間や休日に便利なATMだが、銀行の窓口利用とは違って利用金額には制限がある。さらに銀行ATMとコンビニATMでは「引き出し限度額」に違いがあることを知っているだろうか。「銀行ATMの感覚で引き出しをしようとしたら金額制限にかかってお金が足りない!」なんてこともあり得る。急にお金が必要になったときのために、引き出し限度額がいくらなのかは確認しておきたい。
銀行ATMの引き出し限度額
ATMでは1日の利用限度額が決まっている。一般的な銀行であれば、「ATMでの1日あたりの引き出し限度額は50万円まで」とされているだろう。例外としてICチップや生体認証のキャッシュカードの利用、前もって限度額を上げる手続きなどをしていれば、100万円まで、もしくはそれ以上の金額でも引き出せることができる。
コンビニATMの引き出し限度額
コンビニのATMの場合、1日あたりの引き出し限度額は各銀行の設定に準ずるのだが、「1回の引き出しにつき20万円まで」という設定もある。つまり「1日あたりのATM利用限度額の範囲内で、1口座1回あたりの引出し限度額は20万円が可能」となる仕組みだ。たとえば1日あたりのATM利用限度額が50万円の場合、コンビニATMで引き出すには「20万+20万+10万」という計算になるため、3回にわけて引き出す操作が必要である。
2. ゆうちょ銀行ATM での引き出し限度額

ゆうちょ銀行では、ATMでの引き出し限度額は1日当たり50万円に設定されている。あらかじめ窓口で申込みをすれば、1日当たりの引き出し限度額や引き出しの上限回数変更は可能だ。
ゆうちょ銀行ATMのメリットは「ゆうちょ銀行のキャッシュカードや通帳でゆうちょATMを利用する場合、曜日・時間帯にかかわらず利用手数料がかからない」ことである。ほかの銀行では休日や夜間の引き出しに手数料がかかることが多いため、ゆうちょ銀行の手数料ゼロはありがたいシステムだ。また、全国の一部のファミリーマートでは、ゆうちょATMを設置している店舗があり、そちらも有効に利用できそうだ。
ゆうちょ銀行ATMのメリットは「ゆうちょ銀行のキャッシュカードや通帳でゆうちょATMを利用する場合、曜日・時間帯にかかわらず利用手数料がかからない」ことである。ほかの銀行では休日や夜間の引き出しに手数料がかかることが多いため、ゆうちょ銀行の手数料ゼロはありがたいシステムだ。また、全国の一部のファミリーマートでは、ゆうちょATMを設置している店舗があり、そちらも有効に利用できそうだ。
3. みずほ銀行でのATM引き出し限度額

みずほ銀行キャッシュカードでのATM引き出し限度額は、ATMの種類によって違ってくる。
ICキャッシュカードに対応していないATM
1日の基本的な引き出し限度額は50万円まで可能。
生体認証対応ATMやICキャッシュカード対応ATMの引き出し限度額
生体認証やICキャッシュカードの利用であれば、1日の基本的な引き出し限度額は100万円まで可能。
みずほ銀行ではコンビニATMの利用も便利だが、「条件によりイオン銀行ATMでの手数料が無料」というサービスが特徴的だ。
みずほ銀行ではコンビニATMの利用も便利だが、「条件によりイオン銀行ATMでの手数料が無料」というサービスが特徴的だ。
みずほマイレージクラブ会員になれば、イオン銀行ATM手数料は0円
みずほ銀行では、「みずほマイレージ会員ならイオン銀行ATM時間外手数料は0円」というサービスがある。インターネットバンキングへの登録や給与受け取りなどの条件はあるものの、みずほマイレージ会員の入会自体は入会金・手数料無料なので、みずほ銀行とイオンを利用している人は検討してみるとよいだろう。
結論
上限額を上げる手続きをしていない状態であれば、ATMでの1日の引き出し限度額は50万円までという銀行がほとんどのようだ。50万円以上の引き出しが頻繁であれば、あらかじめ窓口で上限をあげてもらっておく方が便利だろう。時間外に引き出す手数料も積もり積もると高額になるため、手数料対策も考えておこう。