1. 結婚式の招待状の返信はいつまで?

結婚式の招待状が来たらいつまでに返信したらいいのだろうか。基本的にはなるべく早く、2~3日で返信をするのがよい。招待状を送付する前に口頭で出欠を聞かれることも多いが、そのときに出席の返事をしていたとしても、招待状は早めに返信するのがマナーである。
招待した側は出欠の返信が集まってから、結婚式会場の席決めや料理決め、引き出物の準備などを行うため、返信が遅れると迷惑がかかってしまう。記載されている期限日に関係なく、遅くても1週間以内に返信するのがいいだろう。
招待した側は出欠の返信が集まってから、結婚式会場の席決めや料理決め、引き出物の準備などを行うため、返信が遅れると迷惑がかかってしまう。記載されている期限日に関係なく、遅くても1週間以内に返信するのがいいだろう。
結婚式を欠席する場合は1週間後に返信
結婚式を欠席する場合、早めの返信はむしろ失礼にあたるので注意が必要だ。招待状が届いてから1週間を目安に返信し、「何とか調整しようとしたがどうしても都合がつかなかった」という態度を表すようにしよう。
スケジュールの調整に時間がかかる場合はいつまで?
スケジュールの調整に時間がかかる場合でも、期限ギリギリの返信はマナー違反になる。返信が1週間以上過ぎてしまいそうなら、メールや口頭で事情を話して事前に謝り、いつまでに返信できそうか目安を伝えておこう。返信するときにもひと言お詫びの言葉を記入するといいだろう。
期限ギリギリになってもどうしてもスケジュールが読めないような場合は、欠席の連絡をするのがマナーである。
期限ギリギリになってもどうしてもスケジュールが読めないような場合は、欠席の連絡をするのがマナーである。
2. 結婚式の招待状の書き方(出席)

結婚式の招待状を返信するときには、出席・欠席のどちらかに〇をつけてポストに入れればいいというわけではない。書き方にもマナーがあるので、まずは招待状の書き方(出席)の場合から確認しよう。
結婚式の招待状の書き方(出席)
- 「出席」の2文字だけを〇で囲む
- 「御欠席」を二重線で消す
- 「御出席」「御住所」「御芳名」などの自分に向けた「御」の敬称を二重線で消す
- 氏名と住所を書く
- ひと言メッセージを添える
- 返信先の宛名の「宛」「行」を二重線で消し「様」を書く
メッセージの書き方(出席)
結婚式の招待状を返信するときにはお祝いのメッセージを添えると印象がいい。新郎新婦との関係性にもよるが、以下のようなメッセージを添えるのが一般的である。
「おめでとうございます。ふたりの晴れ姿を見るのが楽しみです」
「ご結婚おめでとうございます・喜んで出席させていただきます」
「ご結婚おめでとうございます。慶んで出席させていただきます。末永いお幸せをお祈り申し上げます」
「おめでとうございます。ふたりの晴れ姿を見るのが楽しみです」
「ご結婚おめでとうございます・喜んで出席させていただきます」
「ご結婚おめでとうございます。慶んで出席させていただきます。末永いお幸せをお祈り申し上げます」
3. 結婚式の招待状の書き方(欠席)

次に結婚式の招待状の書き方(欠席)の場合を見ていこう。
結婚式の招待状の書き方(欠席)
- 「欠席」の2文字だけを〇で囲む
- 「御出席」を二重線で消す
- 「御欠席」「御住所」「御芳名」などの自分に向けた「御」の敬称を二重線で消す
- 氏名と住所を書く
- ひと言メッセージを添える
- 返信先の宛名の「宛」「行」を二重線で消し「様」を書く
メッセージの書き方(欠席)
結婚式を欠席する場合には、出席の場合より丁寧にメッセージを書くようにしよう。
「ご結婚おめでとう。やむを得ない事情により出席できませんが、末永くお幸せに」
「ご結婚おめでとうございます。残念ながら仕事の関係で参加できず。申し訳ありません」
「結婚おめでとうございます。せっかくお招きいただきましたがやむを得ない事情により欠席させていただきます。おふたりの新しい門出と末永い幸せを心よりお祈り申し上げます」
「ご結婚おめでとう。やむを得ない事情により出席できませんが、末永くお幸せに」
「ご結婚おめでとうございます。残念ながら仕事の関係で参加できず。申し訳ありません」
「結婚おめでとうございます。せっかくお招きいただきましたがやむを得ない事情により欠席させていただきます。おふたりの新しい門出と末永い幸せを心よりお祈り申し上げます」
4. 結婚式の招待状の返信マナー

最後に、結婚式を出席する場合も欠席する場合も共通して気をつけるべき返信マナーを解説する。
黒ペンで記入する
結婚式の返信ハガキは正式には毛筆や万年筆を使って記入するのがマナーではあるが、黒のボールペンで記入しても問題ないとされている。グレーやカラーペンなどを使用するのは失礼にあたるので避けよう。
二重線は定規でひく
御欠席の文字や自分に向けた敬称を消す場合など、返信ハガキには二重線を入れる箇所がたくさんあるが、二重線は定規を使ってひくのが返信マナーである。
句読点
「、」「。」などの句読点は区切りや終わりを表し縁起が悪いとされているため、結婚式の招待状にメッセージを添える場合には句読点を使わないようにするのが返信マナーだ。
宛名が連名だった場合
返信先の宛先が連名になっていた場合は、「宛」「行」を二重線で消したあと、それぞれの名前の下に様を書くようにしよう。
結論
今回は結婚式の招待状が届いたときの返信のマナーについて解説した。招待状の返信は出席の場合は2~3日、欠席の場合は1週間後を目安に送付しよう。自分につけられた敬称を二重線で消すなどのルールを守らないと、相手方に失礼になってしまうこともあるので、招待状を返信する前に再度確認してほしい。