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窓の防犯対策に【防犯フィルム】を活用しよう!自分でできる設置方法

窓の防犯対策に【防犯フィルム】を活用しよう!自分でできる設置方法

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2021年4月15日

あなたの自宅では、窓の防犯対策はできているだろうか。泥棒の侵入口として、最もねらわれやすいのが窓なのである。そんな窓の防犯対策として有効なのが、窓ガラスに防犯フィルムを貼ること。今回は、窓に貼る防犯フィルムについて解説しよう。

  

1. 防犯フィルムの効果

泥棒は、鍵付近のガラスを割って手が入る穴をあけ、鍵を開けて家へ侵入する。その方法は大きく分けて3タイプだ。

「こじ破り」 ドライバーなどを使ってこじるように静かに割る
「打ち破り」 ハンマーなどを使ってガラスをたたき割る
「焼き破り」 ガスバーナーなどでガラスを熱して割る

静かに短時間で侵入したいというのが泥棒の心理だ。窓への攻撃を開始してから侵入までに5分以上かかる場合、およそ7割もの泥棒が侵入を諦めるといわれている。防犯フィルムを設置すると、ガラスは割れても破って穴をあけることが難しく、短時間での侵入ができなくなる。そのため、防犯フィルムを貼っておくことで、空き巣などの防犯対策に有効というわけだ。

2. 防犯フィルムの種類

防犯フィルムは、CPマーク認定品と認定外商品に分けられる。それぞれどのような特徴があるのだろうか。

CPマーク認定品

CPマークとは、警察庁、国土交通省、経済産業省および民間団体によって制定された共通標章で、一定の防犯性能があるものに使用が認められている。どんなものなのか見ていこう。

防犯用透明フィルム(350ミクロン以上)

CPマークの基準に合致した、こじ破りなどへの効果が実証されたフィルムである。350ミクロン以上の厚みをもち、官公庁などの定める厳格なテストによって、「泥棒が窓ガラスへの攻撃を開始してから5分以上の耐久性」が立証されている。そのため防犯性能は十分だ。

ただしデメリットとしては、認定外商品より高額である点と、国家資格をもった専門業者による設置しか認められていない点が挙げられる。このタイプの防犯フィルムは自分で貼り付けをすることはできず、業者に依頼する必要がある。

CPマーク認定外商品

CPマーク認定外商品は、防犯対策としての効果は高くないが、リーズナブルで自分で貼れるので、気軽に設置することができる。具体的にどのような種類があるか見ていこう。

ホワイトフィルム

すりガラス調のフィルムで、窓に貼ることで外から室内を見えにくくする効果がある。耐久性は高くないことが多く、窓ガラスを攻撃から守る効果はあまりないだろう。

ブラックフィルム

真っ黒なフィルムで、外から室内を完全に見えなくすることが可能。こちらはホワイトフィルムよりさらに室内が見えにくくなり、その意味での防犯性は高いが、こじ破りなど直接的な窓ガラスへの攻撃に対する効果はあまりないといっていいだろう。

防犯用透明フィルム(350ミクロン未満)

CPマークの基準である「350ミクロン以上」には合致せず、5分以上の耐久性は立証されていないが、防犯対策としてある程度の効果があるフィルムである。このフィルムを使用する場合、補助錠などを併用した防犯対策をするとなおよいだろう。

3. 防犯フィルムを設置する方法

認定外商品は自分で設置できる。ただし、うまく貼らないと効果が充分に発揮できず、フィルムをムダにする可能性もある。以下では自分で設置できる防犯フィルムの貼り方を紹介するが、難しいようなら業者に依頼しよう。

道具

  • 養生テープ
  • 新聞紙など
  • 霧吹き
  • 台所用中性洗剤
  • メジャー
  • カッターナイフ
  • スキージー、ゴムベラ
  • キッチンペーパー
  • セロテープ

設置手順

  • 窓の周囲を養生
    床や壁に、養生テープで新聞紙などを貼る。
  • 水溶液を作る
    水1Lに対し台所用中性洗剤を2~3滴入れ、霧吹きに入れる。
  • 窓ガラスを測る
    ガラス全体のサイズを測る。
  • 防犯フィルムをカット
    フィルムの周囲に2~5mm程度すき間をあけるため、ガラスサイズよりすき間分小さめに切り、ガラスにあてて大きさを確認する。
  • 窓ガラスを清掃
    水溶液を吹きつけ、スキージーやゴムベラで汚れを落とし、キッチンペーパーでふき取る。
  • 窓ガラスを水溶液で濡らす
    全体にたっぷり吹きつける。
  • 保護フィルムをはがして水溶液で濡らす
    保護フィルムは、角の両側にセロテープを貼って開くようにするとはがしやすい。糊面をさわる際は、指先を水溶液で濡らす。
  • 窓ガラスに貼る
    小さく切った分、周囲にすき間をあけて貼る。
  • 水分と空気を抜く
    フィルム全体に水溶液を吹きつけ、片手で押さえながら、スキージーで中央から上下左右に向けて抜いていき、出た水分をキッチンペーパーでふき取る。3回くらい行う。
  • 乾燥
    完全に乾燥するまでに1~3カ月かかる。

ポイント

鍵の周りだけ防犯フィルムを設置する人もいるが、窓ガラス全体に貼ることが重要だ。貼っていない部分を割って侵入される可能性もあるので、防犯フィルムは全体に正確に貼るようにしよう。

4. 防犯フィルムの設置費用

防犯フィルムの設置を業者に依頼する場合、費用は窓の大きさや防犯フィルムの種類によって変わる。また、設置費用のみの場合と、防犯フィルム込みの場合でも違う。

設置費用のみの場合、小窓で3,000円前後、掃き出し窓で6,000~9,000円程度である。防犯フィルム込みの場合は、選んだ防犯フィルムの価格によって大きく変わってくるが、1平方メートルあたり15,000~28,000円くらいになるだろう。また、防犯フィルムの貼り換えの場合は、既存のフィルムを撤去する費用が必要になるだろう。

結論

泥棒の侵入口としてねらわれる窓は、防犯対策をしっかりしておきたい。短時間で侵入したい泥棒を諦めさせるには、窓ガラスを割るのに時間がかかる防犯フィルムの設置がおすすめである。窓にはフィルムでの防犯対策を取り入れて、大切な家族と家を守ろう。
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  • 公開日:

    2019年12月11日

  • 更新日:

    2021年4月15日

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