1. 防犯砂利で防犯対策【設置前の準備と基礎知識】

防犯砂利は、比較的手軽に設置できる防犯対策グッズだ。手軽だが、失敗しないためにも、設置前に特徴を把握してじっくり検討しよう。
メリット
防犯砂利は普通の砂利と違い、踏むと大きな音がして防犯対策となるのだ。その音は76.5dB(デシベル)以上で、掃除機の音のようなレベルである。また、防犯砂利を敷くと雑草が生えにくくなったり、靴が泥で汚れにくくなったりするなどのメリットもある。
デメリット
防犯砂利の音は大きいので、近所迷惑になることもある。また、砂利の上の落ち葉などは掃除がしにくいのもデメリットだ。砂利の上で転ぶとケガをしやすいので、子どもやペットなどは注意が必要である。
事前準備
メリット・デメリットを踏まえて、まずは設置場所を決めよう。設置場所が決まったら、すでに生えている雑草を除去し、防草シートを敷けば、雑草対策も万全だ。
2. 防犯砂利で防犯対策【設置場所】

人目につかない場所には、防犯対策のために防犯砂利を設置したい。ただ、家族も頻繁に通る場所は、通るたびに大きな音がして近所迷惑になる可能性もあるので、検討する必要がある。それでは、おすすめの設置場所を紹介しよう。
玄関周辺
玄関から堂々と入る泥棒もいる。誰かが玄関に近づいたことがわかるように、玄関周りに防犯砂利を設置しておくのはおすすめだ。
勝手口周辺
人目につきにくい勝手口は、泥棒の侵入口になりやすい場所である。勝手口周辺に防犯砂利を設置しておけば、音に驚いて近づけないだろう。
窓の近く
鍵の閉め忘れも多く、家の中の様子もうかがえる窓は、侵入口としてねらわれやすい。窓に近づく音が聞こえるよう、窓の近くに防犯砂利を設置しよう。
敷地内の通路
道路から死角となる家の裏側はねらわれやすい。裏側に通じる細い通路は、泥棒が通る可能性が高いので、防犯砂利で防犯対策をしておきたい。
3. 防犯砂利で防犯対策【選び方と費用】

防犯砂利の種類はさまざまで、種類によって価格も違う。選ぶ種類や設置する面積によって、費用は変わってくる。設置する場所などに合わせて、防犯砂利を選んでみよう。
選び方
素材
一般的な防犯砂利はガラス製で、リーズナブルで軽いのが特徴だ。削れたり割れたりしやすいので、定期的に追加・交換する必要がある。天然石や溶岩のものは保水性があり、削れにくく長期間使用できる。デザインもオシャレなものが多いが、音は少し鳴りにくく、価格も高めである。ほかにも、セラミック製や廃瓦を原料としたものなどがある。
音の大きさ
ガラス製は音が大きいので、しっかり防犯対策したい場所におすすめだ。家族がよく歩く場所には、近所迷惑にならないように小さめの音がよいだろう。「准・防犯砂利」という、少し音が小さめの砂利もあるので、チェックしてみよう。
重さ
ガラス製の防犯砂利は軽く、女性でも比較的簡単に扱えるだろう。デメリットとしては、軽すぎて大雨などで流されることもあるので、注意が必要だ。天然石や溶岩は比較的重く流される心配はないが、持ち運びは大変になる。
色
防犯砂利は、色のバリエーションが豊富である。自宅のエクステリアや庭の雰囲気になじむ色をチョイスして、オシャレに仕上げよう。
費用
防犯砂利の必要な量や費用は、設置面積から計算できる。
【費用算出用計算式】
面積(平方メートル)×高さ(cm)×10(L)=必要量(L)
必要量(L)÷1袋あたりの量(L)=必要数(袋)
必要数(袋)×単価(円)=費用(円)
高さは3~5cmくらい必要だ。下に防草シートを敷いておくと雑草を防ぐ効果が大きいので、防草シートもプラスしておきたい。また、定期的に追加の必要があるので、メンテナンス費用も計算しておこう。
【費用算出用計算式】
面積(平方メートル)×高さ(cm)×10(L)=必要量(L)
必要量(L)÷1袋あたりの量(L)=必要数(袋)
必要数(袋)×単価(円)=費用(円)
高さは3~5cmくらい必要だ。下に防草シートを敷いておくと雑草を防ぐ効果が大きいので、防草シートもプラスしておきたい。また、定期的に追加の必要があるので、メンテナンス費用も計算しておこう。
4. 防犯砂利で防犯対策【砂利とライトで撃退】

防犯対策として、歩くと大きな音がする防犯砂利は有効だ。そして、近寄ると光るセンサーライトも、おすすめの防犯対策グッズである。音と光を組み合わせた防犯対策は理想的なのだ。
泥棒は、周囲に気づかれずに侵入したいという気持ちで近づいてくる。音や光で周囲に知らせる防犯砂利とセンサーライトは、犯行を断念させるのに充分な効果があるのだ。センサーライトも、侵入経路になりやすい場所や人目につきにくい場所に設置することをおすすめする。
泥棒は、周囲に気づかれずに侵入したいという気持ちで近づいてくる。音や光で周囲に知らせる防犯砂利とセンサーライトは、犯行を断念させるのに充分な効果があるのだ。センサーライトも、侵入経路になりやすい場所や人目につきにくい場所に設置することをおすすめする。
結論
防犯砂利は、大きな音で侵入者の存在を周囲に知らせる防犯対策グッズだ。設置には特殊な技術などを必要としないので、手軽に導入できるのも魅力である。ただし、大きな音が近所迷惑になることもあり、定期的な砂利の追加が必要であることも考慮しよう。防犯砂利のメリット・デメリットを把握し、最適な状態で導入してもらいたい。