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新聞紙のサイズ規格とは?歴史に隠されたサイズの由来もご紹介

投稿者:ライター 松本マユ(まつもとまゆ)

2019年12月17日

日常生活における身近な紙である新聞紙。新聞紙は開くとサイズがかなり大きく、両手を広げて読むことが多いだろう。ところで、新聞紙はなぜあのサイズなのだろうか。今回は、意外と知らない新聞紙のサイズ規格や由来を紹介する。「なるほど」と思ったら、ぜひ周りの人にも教えてほしい。

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1. 意外と知らない新聞紙のサイズ規格

新聞紙1ページあたりのサイズは、縦が54.6センチ、横が40.6センチという規格になっている。これは「ブランケット判」と呼ばれ、大手新聞社のほとんどの日刊新聞紙が該当する。
A2判サイズが59.4センチ×42センチなので、それよりもひと回り小さいサイズといえよう。

新聞の紙面は、「段」と呼ばれるブロックによって構成されている。もともとは1ページあたり15段とするのが一般的で、1ページを15分割したブロックが1段と呼ばれていた。
新聞紙面の下部にはよく広告が掲載されているが、その広告のサイズも「段」を基準に計算される。新聞紙の3分の1を占める広告は「5段」と呼ばれるサイズで、1面まるごとを使った広告は「15段」、見開きの2面分を使った広告は「30段」と呼ばれているのだ。

しかし、近年は文字を大きくして、1ページを12段とする新聞社も増えてきている。お手持ちの新聞を見て、何段あるかをぜひ数えてみてほしい。

2. 新聞紙のサイズの由来

新聞紙がなぜそのサイズなのかというと、日本に導入された「高速輪転機」で印刷できるサイズがその大きさだったからだそうだ。
1890年、当時の東京朝日新聞社が、フランスの新聞社より高速輪転機を輸入した。その高速輪転機で印刷できる紙の大きさが、54.6センチ×40.6センチだったのだ。新聞紙のサイズは、それに合わせて決定されたのだそう。
のちに用紙の規格が定められた際、54.6センチ×40.6センチというサイズが新聞紙のスタンダードとなり、日本中に普及した。

3. 新聞紙の色々なサイズ比較

上でお伝えしたように、新聞紙の1面(片面)は縦54.6センチ×横40.6センチのサイズだ。ここでは新聞紙の見開きや二つ折りのサイズ、大衆紙などのタブロイド判についても解説する。

見開き

見開き、つまり2面分の新聞紙は、縦54.6センチ×横81.3センチとなる。セミシングルのベッドの幅が大体80~90センチなので、それと比較するとやはり見開きの新聞紙は大きいと感じてしまう。

二つ折り・四つ折り

新聞の二つ折りとは、見開きから新聞を閉じた状態のことを指す。つまり、二つ折りのサイズは1面分の大きさと同じになる。
四つ折りとは、二つ折りの新聞をさらにもう1回たたんだ状態を指す。新聞ラックや新聞整理袋に入れるときの折り方と思っていいだろう。

タブロイド判

タブロイド判の新聞紙は「夕刊フジ」や「日刊ゲンダイ」のような大衆紙に多い。これらは単に「タブロイド」と呼ばれることもある。
タブロイド判のサイズはブランケット判の半分。1ページあたりの大きさは、縦40.6センチ×横27.3センチである。

4. 新聞紙サイズと合わせて知っておきたいA判とB判の世界

日常生活ではよくA4やB5といったサイズを耳にするが、これらのサイズは「JIS規格」で定められている。JIS規格とは、「日本産業規格(Japanese Industrial Standards)」の略称で、産業製品に関する国家規格のことだ。

A判とは、もともとドイツの物理学者によって提案されたものだ。ドイツで使われていた規格を日本が採用し、のちに国際規格となった。
A1サイズは84.1センチ×59.4センチで、A1の半分がA2、A2の半分がA3、そしてA3の半分がA4......という仕組みになっている。

そしてB判は、江戸時代の日本で使われていた「美濃判」の採寸方法がルーツになっている。B1サイズは103センチ×72.8センチで、B1を半分にするとB2に、B2を半分にするとB3......となる。

ちなみにA判・B判ともに、縦横の比率は1:√2である。この比率は「白銀比」と呼ばれ、建築物にも用いられているそうだ。

5. 新聞紙サイズと合わせて知っておきたい色々な紙のサイズ

ここでは、日常生活でよく使用するさまざまな紙のサイズを紹介する。ふだん何気なく使っているアレやコレも、「こんなサイズだったのか」とわかると面白いかもしれない。

名刺

ビジネスシーンでよく使う名刺には色々なサイズがあるが、主流は91ミリ×55ミリだ。このサイズは「4号」「東京4号」などという名前で呼ばれている(関西では「大阪9号」)。
ちなみに欧米ではもう少し小さく、89ミリ×51ミリが一般的のようだ。

はがき

通常はがきのサイズは、縦14~15.4センチ、横9センチ~10.7センチとなっている。この大きさはA6サイズに限りなく近い。

文庫本

多くの文庫本はA6サイズだ。そのため、市販のブックカバーはA6よりもひと回り大きいサイズで作られている。

大学ノート

国際規格であるA判が主流の世の中だが、教科書はA5とB5が混在し、B5のものが多い。まとめてカバンやランドセルに入れやすいサイズといえよう。

結論

新聞紙のサイズについては、ふだんはあまり気にすることがないかもしれない。しかし、新聞紙のサイズが高速輪転機ありきで決められていた、というのは意外だったのではないか。近年は、新聞紙が12段組みになるなどの「改革」も起きている。この先新聞紙がどのような変化をたどるのか、ぜひ注目してほしい。

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