1. アルカリ乾電池は寿命が長く価格もリーズナブル

乾電池には、主にアルカリ乾電池とマンガン乾電池の2種類があることをご存知だろうか?古くからあるのがマンガン乾電池で、それに改良を加えパワーや持続性能をアップさせたのがアルカリ乾電池だ。アルカリ乾電池はマンガン乾電池に比べ2倍以上は長持ちし、保存できる期間も長い。
アルカリ乾電池は価格が高い?
アルカリ乾電池は、プラス極に使われている二酸化マンガン、マイナス極に使われている亜鉛といった材料を増やしたり、二極をつなぐ電解質にアルカリ性の水酸化カリウムを使用することで、マンガン乾電池より性能を高めている。そのため、少し前まではマンガン乾電池より高価格で販売されていた。
しかし需要が高まるにつれ価格も下がり、最近ではマンガン電池と変わらない値段で手に入ることも少なくない。アルカリ乾電池はさまざまな電気機器に対応しているので、同じくらいの価格であれば、まずは高性能のアルカリ乾電池を購入しておくのがおすすめだ。
しかし需要が高まるにつれ価格も下がり、最近ではマンガン電池と変わらない値段で手に入ることも少なくない。アルカリ乾電池はさまざまな電気機器に対応しているので、同じくらいの価格であれば、まずは高性能のアルカリ乾電池を購入しておくのがおすすめだ。
2. アルカリ乾電池の用途は幅広い

リーズナブルで用途も幅広いアルカリ乾電池には、どんな機器がとくに向いているのだろうか?
連続して大きな電力を消費する機器に向いている
アルカリ乾電池は安定的な電力を連続して生み出せるため、大きな電流が必要な機器から小さな電流で動く機器まで幅広い用途に使えるのが特徴だ。特におすすめの用途は、シェーバーや美容機器、デジカメ、ラジコン、携帯ラジオ、音楽プレーヤーなど比較的長時間の使用が必要な機器である。連続して使用してもパワフルに電力を供給し続け、電池切れの心配も少ない。
マンガン乾電池では電力が足りないことも
もし上記のような機器にパワーの劣るマンガン乾電池を使ってしまうと、正しく動作しない、すぐ電池切れしてしまうなどのデメリットが生じることがある。逆に電力をあまり消費しない機器(=マンガン乾電池が向いている機器)にアルカリ乾電池を使うと、長期間使用できメリットとなる場合が多い。
しかしマンガン乾電池を指定している電気機器にアルカリ乾電池を使用してしまうと、過放電となり液漏れや破損につながることもある。それぞれの機器に合った乾電池を使用することが、機器と電池を長持ちさせる最良の方法なのだ。
しかしマンガン乾電池を指定している電気機器にアルカリ乾電池を使用してしまうと、過放電となり液漏れや破損につながることもある。それぞれの機器に合った乾電池を使用することが、機器と電池を長持ちさせる最良の方法なのだ。
3. アルカリ乾電池の環境への影響は?

30年ほど前まで、アルカリやマンガンなどの使い捨て乾電池には、環境や人体へ悪影響がある水銀が使われていた。しかし日本では90年代初めに乾電池における水銀の使用が禁止され、現在では乾電池が環境に害を及ぼすことはない。そのため、一般ごみとして回収している自治体もある。
だが古い乾電池には水銀が使用されていることもあり、有害ごみに指定している自治体もあるなど対応はまちまちだ。捨てるときは各自治体のルールを守ることが大切である。使い捨て乾電池はリサイクルされ資源として再生されるものもあるが、一般ごみとして回収された場合は埋め立てなどの処理がされる。環境に害はないとはいえ、胸の痛い話である。環境面から考えれば、充電式電池も取り入れてみるなどの行動がエコにつながるだろう。
だが古い乾電池には水銀が使用されていることもあり、有害ごみに指定している自治体もあるなど対応はまちまちだ。捨てるときは各自治体のルールを守ることが大切である。使い捨て乾電池はリサイクルされ資源として再生されるものもあるが、一般ごみとして回収された場合は埋め立てなどの処理がされる。環境に害はないとはいえ、胸の痛い話である。環境面から考えれば、充電式電池も取り入れてみるなどの行動がエコにつながるだろう。
結論
アルカリ乾電池はマンガン乾電池より大きな電力を供給することができ、寿命も2倍以上ある。近年では価格も下がりどこでも入手できるので、使い捨ての乾電池を買うならまずはアルカリ乾電池をおすすめしたい。その上で、テレビリモコンや時計など小電力で動く機器にはマンガン乾電池、といったように使い分けることでより経済的に使えるはずだ。