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照明器具の種類と適する使用場所を知ろう!電球や色の特徴もチェック

照明器具の種類と適する使用場所を知ろう!電球や色の特徴もチェック

投稿者:ライター 前澤洋介(まえざわようすけ)

鉛筆アイコン 2021年6月28日

照明器具にはさまざまな種類があり、適する使用場所もそれぞれ異なっている。選ぶ照明器具の種類や電球の色によって部屋の印象は大きく変わるため、理想的な部屋作りをするためにぜひ照明器具にこだわりたいところである。電球の種類や電球の色、照明器具の形状の違いなどをご紹介する。

  

1. まず知っておこう!電球の種類と特徴

照明器具を選ぶ際には電球の種類にも注意を払いたい。蛍光灯・白熱電球のほかLED電球なども一般的になっているが、電球の種類ごとの違いや特徴は意外と知られていない。種類によってどのような違いがあるのかを知っておこう。

蛍光灯

蛍光灯は最もよく使われている電球と言っても過言ではないだろう。円形の「環型」と棒状の「直管」という種類のほか、電球と同じような形をしているタイプもある。以下で紹介する白熱球に比べて消費電力も耐用年数も長く、熱を発しないという点も大きなメリットだ。さまざまな照明器具で使用できる。

白熱球

白熱球はいわゆる「電球」のイメージが一番強いタイプの電球だ。暖色系の温かみのある色が特徴で、柔らかい雰囲気にしたい場合には最適だ。ガラスの部分が透明なもの(クリアタイプ)と白いもの(ホワイトタイプ)があり、一般的にはホワイトタイプの方が普及している。クリアタイプはデザイン性の高い照明器具と相性が良い。熱を発しやすいというデメリットがあるが、電球の大きさ・形状などのバリエーションが非常に広いのも、この種類の特徴の一つだ。

LED電球

ここ10年程度で一気に普及が進んだのがLED電球である。寿命が長く電力消費も少ないため、他の電球に比べてコストが安いというのが大きなメリットだ。各メーカーでも蛍光灯・白熱球の製造を中止してLED電球に変える動きが出ている。形状もさまざまな種類があるため、どのような照明器具でも使えるので便利である。

HIDランプ

HIDランプは「High Intensity Discharge Lamp(高輝度放電灯)」の略で、車のライトや店舗・オフィス・スポーツ施設など強い光を出す用途で使われることが多い。フィラメントがないため白熱球よりも寿命が長く効率が良いというメリットがある。HIDランプには水銀が使用されているため生産中止になっているものも多いが、メタルハライドランプや高圧ナトリウムランプと呼ばれる種類のHIDランプは製造・販売が続けられている。安定器が必要になる場合もあるので、照明器具を確認しておこう。

2. 照明器具を選ぶ前に。色の種類も把握しよう

照明器具を選ぶときには電球の色の種類を把握しておくと良い。色の種類はパッケージに記載されていることが多いため、それぞれの色の名前と特徴を知っておけば安心である。

昼光色

昼光色はやや青みがかった白い光が特徴である。字を読んだり書いたりするときにも見やすい上に青い色が集中力を高める働きがあるので、仕事スペースや勉強部屋・書斎などで使うのがおすすめだ。ただし光が強いため目が疲れやすいというデメリットもあるので、リラックス空間ではおすすめできない。デスクランプや読書用のスタンドランプなどの照明器具でスポット的に使用するのも良い。

昼白色

昼白色は太陽光に似た色が特徴である。自然な光なので目が疲れることもなく、服などの色味にも影響を与えないので、クローゼットや脱衣所のほか大きな鏡がある場所にもおすすめできる。逆に昼白色が合わないという部屋はないので、どの部屋でも使えるというのが大きなメリットだ。部屋のメインランプとして使うのはもちろん、脱衣所の鏡周りなどの照明器具に使うのも良い。昼光色では目が疲れるという人はデスクランプなどの照明器具で昼白色を使ってみよう。

電球色

電球色はオレンジがかった暖かみのある色が特徴である。強い光ではないため目にも優しく、リビングや寝室などのリラックス空間に使うのがおすすめだ。逆に文字を読んだり書いたりするときにはやや暗く感じる場合があるため、避けておくと無難である。

3. 照明器具にはどんな種類がある?

家庭用の天井に備え付けられている照明器具には一つ一つ種類や名前があり、取り付けるのに適した場所や電球の種類、色を選ぶ際の参考になるので知っておくと良いだろう。

シャンデリア

ガラスなどで豪華な装飾が施されているシャンデリアは主にリビングやダイニングなどで使用される。天井から吊り下げるタイプで複数の電球が必要になるものも多い。電球色の場合が多いが、昼白色の電球を使う場合もある。

スポットライト

スポットライトはステージなどで使うイメージがあるが、部屋の照明としても多く使われる。光を当てる方向を変えられるため、壁に飾った絵などに当てることも可能だ。天井に固定して使うフランジ式と場所をスライドできるスライドレール式がある。

スタンドライト

スタンドライトはベッドサイドなどに置くようなテーブルライトと地面において使うフロアスタンドがある。テーブルライトは読書など手元を照らすのに便利だが、フロアスタンドはメインの照明器具と併せて補助的に使うこともできる。フロアスタンドの中には広範囲を照らすタイプと手元を照らす読書用として使えるタイプがある。

ダウンライト

ダウンライトは天井に埋め込まれているタイプの照明器具だ。天井に空いた穴の中にソケットがあるため、電球が天井から出っ張らずにすっきりとした見た目になるのがメリットだ。デメリットは掃除がしにくい点と電球を取り替えるときに脚立などが必要になる点である。

シーリングライト

シーリングライトは天井に取り付けるタイプの照明器具だ。ペンダントライトのように吊り下げるのではなく天井に貼り付いた平らな形状をしているため、天井の高さを活かすことができる。また全体を広く照らすことができるのもメリットだ。

間接照明

間接照明は光を直接当てるのではなく、壁や天井などに光を当てた反射光で部屋の中や廊下などを照らす照明器具である。寝室やリビングなどのリラックス空間や廊下の足元などに使うのがおすすめだ。ムーディーな雰囲気を出したい人はぜひ取り入れてみよう。ただし字を読む・書くといったことには向かないので注意しよう。

ペンダントライト

ペンダントライトは天井から吊り下げるタイプの照明器具で、家庭用の照明器具としては非常に一般的な種類だ。デザインが豊富なので自分の趣味や部屋の雰囲気に合わせたものを選ぶことができる。ただし天井が低い場合には部屋がせまく見えたり圧迫感を感じたりするので、吊り下げる高さに注意を払うと良い。またダイニングに設置する場合などは低く吊り下げるとスポットライトのように使うことができる。

ブラケットライト

ブラケットライトは壁面や柱の部分に取り付けるタイプの照明器具だ。廊下や玄関、トイレなどに使う場合が多いがリビングの補助ライトとしても使用される。壁に光を当てて間接照明のように使う場合も多い。

4. 部屋場所別!照明器具の選び方

部屋の特徴に合わせて照明器具の種類を使い分けるのが部屋づくりの基本だ。リラックス空間や仕事や読書ができる空間など、照明器具はもちろん電球の色の種類にもこだわろう。

リビング・寝室

リビングや寝室はリラックス空間なので電球色を使うのがおすすめだ。ソファで読書をすることが多い人はスポットライトやスタンドライトなどの手元を照らせる照明器具を使おう。また寝室で着替えや服選びをする場合は昼白色の電球を使うと良い。

玄関・階段・廊下

玄関・階段・廊下など人の通り道になる場所はシーリングライトやブラケットライトなどを使う場合が多い。廊下には足元を間接照明で照らすと夜つけっぱなしにしていても明るすぎない上に雰囲気が良いのでおすすめだ。玄関に姿見がある場合は昼白色の電球を使おう。

和室

和室の場合、ペンダントライトを使う場合が多いが、最近ではシーリングライトやダウンライトを選ぶ人も多い。床の間の掛け軸や焼き物にスポットライトを当てたり、スタンドライトを使ったりするのもおすすめだ。色は電球色を使って温かい雰囲気に合わせてみよう。

結論

照明器具の種類は部屋の雰囲気やインテリア・壁紙の色などに合わせて選ぶと良い。照明器具がもともと家に備え付けられている場合でも、スタンドライトや間接照明をプラスすると自分の理想の雰囲気に近づけることができる。部屋の使用用途に合わせた色の電球を使うことも重要なポイントだ。
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  • 公開日:

    2019年12月18日

  • 更新日:

    2021年6月28日

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