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レーヨンとはどんな生地?特徴やポリエステルとの違い、見分け方を解説

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

2019年12月20日

光のすじを意味する「ray」。その言葉から名付けられた「レーヨン」は、まさに光線を織って作られたような美しい生地だ。とはいっても、ポリエステルやナイロンにも美しい光沢はあるため、レーヨンとの違いを答えられる人は少ないだろう。今回はレーヨンに着目し、特徴やほかの素材との違い、また季節との関係についても見ていこう。

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1. レーヨン生地の特徴

生地の種類は豊富にあり、材料となる繊維も多種多様だ。その中の1つ、レーヨンとは一体どのような生地なのだろうか。繊維は綿やシルクなどの「天然繊維」と、人工的に作られる「化学繊維」の2つに分類される。化学繊維の中では、石油が原料であるポリエステルやナイロンなどの「合成繊維」が有名だろう。では、レーヨンはというと、化学繊維の中の「再生繊維」に該当する。

滑らかに光を反射するレーヨン生地の原料はなんと、木製パルプだ。繊維質を溶かし、薬剤と合わせ糸状に絞り出されることで、華麗な再生を果たして繊維となる。人口絹と呼ばれるように上品な光沢と、トロリとした肌触りはシルクにそっくり。水分保水率も絹と同じ11%で吸湿性もよいため、身に着けると肌の上に重ねたもう一枚の肌のようになる。

また、レーヨンは水に弱いという特性がある。水に濡れると縮みやすく破れやすいため、自宅での洗濯はなかなか難しい。水洗い可の洗濯表示があればオシャレ着用の洗剤で洗うこともできなくはないが、デリケートな素材のため不安な場合はクリーニングに出すことをおすすめする。

2. ポリエステルとレーヨンの違い

絹のようなツヤをもつレーヨンと同じように光沢のあるのがポリエステルだが、この二つの見分け方をご存知だろうか。「触れる」「濡らす」「燃やす」ことで2種の個性は際立ち、判別のヒントになるので見ていこう。

触れる

レーヨンを肌にのせると滑らかにフィットしてくるが、ポリエステルは弾力があるためすき間ができる。サラサラとした涼感があるのはどちらも一緒だが、徐々にしっとりしてくるのは吸湿性のあるレーヨンのほうである。

濡らす

ポリエステルは濡らしてもほとんど変化は見られない。一方、レーヨンは水を含むとパルプ繊維が顔を出すため、紙を濡らしたときのような膨張やヨレが発生し、変形したまま乾燥してしまう。

燃やす

見た目はよく似ている2種であるが、火をつけるとそれぞれのルーツが見えてくるからおもしろい。石油由来のポリエステルは黒い煙を出しながら溶けていき、最後は黒っぽい球体になる。一方で天然繊維を含むレーヨンは、素早く一気に燃え上がり、紙が燃えたようなニオイと白っぽい灰が残るのだ。

レーヨンとポリエステルを見分けたいからといって、大切な服を燃やしてみる酔狂な人はいないだろうが、雑学程度に覚えておいて損はないだろう。

3. レーヨンが合う季節

サラサラした触感のレーヨンが活躍する季節は春や夏。レーヨンは吸湿性が高いため、汗ばむ季節のコーディネートにはピッタリである。レーヨンはデリケートな素材なのでクリーニングに出すイメージが強いが、洗濯の取り扱い表示タグを見てホームクリーニングできるものを選べば自宅でも洗濯は可能だ。

服地として使われることの多いレーヨンだが、掃除用クロスとしての素晴らしさも紹介しておきたい。毛足の長いレーヨン繊維が織り込まれたそのクロスは、油汚れをおもしろいように取ってくれる。使い方も簡単で、水を含ませて絞ったあと汚れを拭うだけだ。また、クロスについた汚れも水で洗い流すだけできれいになるので驚きである。ホームセンターで入手できるので、ぜひレーヨンのクロスも活用してみてほしい。

結論

レーヨンはシルクに似た手触りで吸湿性に優れており、コートやアウターの裏地やインナーに使われることが多い。春から秋に活躍する素材だが、紙のような性質を持つレーヨンは、濡れると扱いにくい特徴がある。洗濯表示をよく確認して、自宅で洗う際は短時間で優しく洗う必要があり、心配な場合はクリーニングに出すことをおすすめする。

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