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リフォームの相場っていくら?建て替えとリフォームどっちがお得?

リフォームの相場っていくら?建て替えとリフォームどっちがお得?

投稿者:ライター 藤田幸恵(ふじたゆきえ)

鉛筆アイコン 2021年4月15日

理想の住まいに住み替えようとするとき、たくさんの選択肢があって悩むことだろう。戸建てなのかマンションなのか、また新築なのか中古の住宅をリフォームするのか…。どの選択肢がお得で、しかも自分の理想に見合ったものになるのかは、慎重に検討しなければならない。今回は住宅のリフォーム費用の相場にフォーカスを当て、そのメリットをお伝えしたい。リフォームの相場を場所別に解説するので、ぜひ新築で購入する費用と比べてみて欲しい。

  

1. 買うよりリフォームがおすすめな理由

実家が古い家などの場合、新しく家を建て直すかリフォームして住み続けるか悩むことがあるだろう。端的に言うと、中古物件をリフォームするほうが相場としてはお得に済むことが多くおすすめだ。実際に新築と中古のリフォームでどの程度相場に差が出るのか、戸建の物件を例に見ていこう。
まず、新築の家は更地に新しい家をゼロから建てるため、予算さえ見合えば自分の利用通りの家を建てることができる。その一方で、すべてがゼロからになるため、当然ながら費用は高くなり工期は長くなる。おおよその相場は約1,000万円〜4,000万円となり、工期は4~6ヶ月ほど要するのが一般的だ。
さらに、かかる費用はこれだけではない。もしすでに家があるところに新築の家を建てるなら、古い家の解体費用や破棄費用も別途必要になる。 また、工期の間仮住まいするための費用も準備しなければならない。
一方の中古の住宅をリフォームする場合だが、これは土台や柱などは元の家の物を使うため、標準リフォームであれば工期は1ヶ月ほどである。部分的なリフォームなのか、それとも全面的にリフォームするのかにもよるが、費用の相場としては約300万円〜2,000万円となる。
時間やコストを節約したいなら、リフォームのほうが断然おすすめなのだ。

2. 戸建てとマンションでリフォーム相場は変わる?

戸建てとマンションではリフォームの相場は異なるのだろうか?フルリフォームをした方がそれぞれどの程度お金をかけているのかを解説していこう。
まず、戸建てのフルリフォームをするときの相場は、約1,000万円になる。古い家の築年数や劣化状況によって費用の開きが大きくなるので、築年数ごとに見ていこう。
築20年の家をリフォームするときは、水回りの設備の交換や床やクロスの張替え、外装の塗装などが中心に行われる。これらにかかる費用の相場は約500万円である。もっと築年数の経過している築30年~40年の物件だと、より費用がかかる。築20年のリフォームの項目に加え、耐震強度をチェックして柱や梁を補強したり、間取りの変更を希望したりする方も多い。このため、リフォームの相場は約1,000万円〜1,500万円になる。
一方、マンションのリフォームの相場は、約500万円〜700万円である。マンションの場合にはフルリフォームをするにしても、工事ができる場所が専有部分のみと決まっている。また、耐震工事や外装工事などが必要ないため、戸建てに比べるとリフォームにかかる金額は安いのだ。

3. 場所別リフォームの相場【水回り】

それでは、場所別にリフォームにかかる費用の相場を見てみよう。最初にリフォームと聞いて真っ先に思い浮かべる方の多い、水回りについてだ。
まず、キッチンのリフォームの相場は、約50万円~150万円だ。キッチン設備にはグレードがあり、どのグレードを選ぶのかによってかかる費用は異なる。しかしながら、約100万円~150万円出せば、リビングに背を向けるタイプのキッチンからオープンキッチンや対面キッチンに変更することも可能だ。
続いて、お風呂場のリフォームの相場は、約50万円~100万円である。浴槽と浴室タイルの交換などはこの価格帯で行うことができる。浴室をバリアフリーにしたり手すりをつける工事だけであれば、もっと安く済むだろう。
トイレのリフォームの相場は、約5万円となっている。トイレの壁紙や床の張替え、ウォシュレットの設置などは約5万円で可能だ。
化粧洗面台のリフォームの相場は、約50万円である。洗面台を新しくするだけなら約20~30万円だが、脱衣所の収納なども合わせると約50万円かけている方が多い。

4. 場所別リフォームの相場【外回り】

家の外回りのリフォームはどのくらい費用がかかるのだろうか?
まず屋根のリフォームの相場は、約50万円~100万円だ。瓦屋根をストレート屋根に張り替えたり、遮熱塗装をしたりする方が多い。
続いて外壁のリフォームは、約60万円~120万円が相場だ。築年数が経つと外壁の色が落ちてくるので、その塗り替えを中心に行うことが多い。
リフォームで駐車場を作る場合、約50万円~100万円かける方が多い。単に駐車場を作るだけならば、約50万円でできあがるが、ガレージを設置するとそれだけ費用がかかるのだ。
ベランダをリフォームする際は、約30万円~40万円がかかる費用の相場となる。ベランダの防水加工や塗装、またウッドデッキを設置する方が多い。

5. 場所別リフォームの相場【居室】

それでは、居室部分をリフォームする際はどのくらいの予算を見ておけば良いのだろうか?こちらも場所別に相場をお伝えしたい。
まず、玄関は約30万円~40万円がリフォームの相場である。多くの方が玄関ドアを防犯性の高いものに変更したり玄関のタイルを張り替えたりしている。
寝室をリフォームする場合の相場は、約60万円~80万円だ。和室を洋室に変更してクロスなども部屋の雰囲気に合わせて張り替えると、この程度の費用がかかってくる。
リビングをリフォームする場合の相場は、約100万円~150万円だ。リビングと隣り合わせの部屋の壁をなくして広いリビングにしたり、作り付けの棚を作ったりする方が多い。フローリングの張替えだけであれば、50万円以下でも実現可能だ。
廊下をリフォームする場合は、約20万円~30万円かかる。廊下の場合は多くの方がバリアフリー仕様にするためにリフォームをしている。段差をなくしたり手すりを付けたりするための工事は、介護保険の助成が適用されることもある。

結論

ここまで、家のリフォームの相場について詳しく説明してきた。リフォームは、築年数やリフォームしたい場所によっても、かかる金額の相場が大きく異なってくる。しかしながら、元の家を残しながらのリフォームは、新築や建て替えよりもコスト的にも時間的にもロスが少なく、エコな方法だとも言える。トイレやお風呂場など毎日使う場所をリフォームするとかなり気分が良くなるものだ。ぜひ気になるところがあれば、リフォームすることをおすすめしたい。
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  • 公開日:

    2019年12月19日

  • 更新日:

    2021年4月15日

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