1. 新年の挨拶の基本!

新年の挨拶には、「顔を合わせる」「年賀状を送る」「メールを送る」と大きく分けると3つの方法が考えられる。コミュニケーションツールは違っても、新年の挨拶の基本は変わっていない。
新年の挨拶は松の内までに
新年の挨拶は、いつまでにするのがいいのか迷う人もいるだろう。正式には、門松などの正月飾りが取れる前の1月7日頃の松の内までは新年の挨拶になる。しかし、ビジネス関係となると、お正月休みで松の内には顔を合わせることがない場合も多いので、小正月である15日頃までが新年の挨拶をしてもいいとされている。
上司・お客様・取引先などビジネス関係者には年賀状で
ひと昔前は、わざわざ上司の家まで行って新年の挨拶をしたものだ。しかし最近では、そういった慣習も失われつつある。
また、いろいろなコミュニケーションツールがあるので、あまり年賀状を書かなくなる傾向が強くなってきている。しかし、上司・お客様・取引先などビジネス関係者には、年賀状が最も無難で失礼に当たらないツールだといえる。
年賀状はできるだけ元旦に届くよう、少なくとも松の内には届くように早めに準備をしておくべきだろう。
また、いろいろなコミュニケーションツールがあるので、あまり年賀状を書かなくなる傾向が強くなってきている。しかし、上司・お客様・取引先などビジネス関係者には、年賀状が最も無難で失礼に当たらないツールだといえる。
年賀状はできるだけ元旦に届くよう、少なくとも松の内には届くように早めに準備をしておくべきだろう。
2. 書式別の新年の挨拶【メール】

若者の年賀状離れは、メールの登場で一段と加速してしまったようだ。友人や親しい人だけでなく、最近では仕事先のビジネスパートナーにもメールで新年の挨拶をする人が少なくない。便利に使えるメールだが、相手によって文面を変えたり、誤字脱字がないように気を遣うことも大切だ。
新年の挨拶メールの一斉送信はNG
メールでの一斉送信機能は、同じ文面でいっぺんに複数の人に送れるのでとても便利だ。しかし、メールで新年の挨拶をするときは、一斉送信は失礼だといえる。業務連絡ではないのだから、面倒でも文面の一部を差し替えるなど、丁寧に送るようにするべきである。
件名には新年の挨拶であることを明記
送信するときの件名は新年の挨拶であることを明記しておこう。たとえば「新年のご挨拶」という件名にしておこう。こうしないと「またPRメールか」とスルーされてしまう危険性がある。
また、誤字脱字がないように、相手の名前や役職などに誤りがないように、送信する前にきちんと読み返すことも大切だ。
また、誤字脱字がないように、相手の名前や役職などに誤りがないように、送信する前にきちんと読み返すことも大切だ。
新年の挨拶を送るタイミングに注意
午前零時を回った瞬間に「あけおめ」のメールが全国で飛び交うだろう。テンションが上がって、真っ先に新年の挨拶をしたいという気持ちもわからないではない。しかし、この時間帯は携帯キャリア各社が、通信規制を行うため、相手に確実にメールが届きにくいという状況が生まれてしまう。確実に届いてもらいたい新年の挨拶に関しては、元日の日中や三が日中に送るようにすれば確実だ。
3. 書式別の新年の挨拶【年賀状】

最近は、ビジネス関係でも個人情報の保護という観点から名簿の公表などを行っていない会社が多くなっており、年々、年賀状のやり取りは少なくなる傾向にある。それでも、年に1度のコミュニケーションツールとして新年の挨拶である年賀状は特別な存在でもあるのだ。
年賀状が届いたら、年賀状で返す
自分が年賀状を出していなかった相手から年賀状が届いた場合、必ず年賀状で返信するのがマナーだ。手っ取り早いからとメールで新年の挨拶をするのは失礼にあたる。
また、相手からの新年の挨拶に返信する時期も、忙しさに追われて日にちが経ってしまった場合、松の内を過ぎてしまってからの返信は「年賀状」ではなく「寒中見舞い」となるから十分注意しよう。
また、相手からの新年の挨拶に返信する時期も、忙しさに追われて日にちが経ってしまった場合、松の内を過ぎてしまってからの返信は「年賀状」ではなく「寒中見舞い」となるから十分注意しよう。
賀詞に注意
年賀状には「賀詞」が欠かせない。さまざまな賀詞が印刷された年賀状が販売されているが、安易に選んでいないだろうか。賀詞は目上の人に送る年賀状と目下の人や友人に送る場合と区別しなくてはならない。
目上の上司などに送る場合には「謹賀新年」「恭賀新年」といった賀詞がふさわしく、友人・目下の人には「賀正」「迎春」「新春」といった賀詞がふさわしい。
印刷発注などで、相手によって賀詞を選ぶのが難しい場合には「明けましておめでとうございます」や「新春のお喜びを申し上げます」あたりが無難であろう。
目上の上司などに送る場合には「謹賀新年」「恭賀新年」といった賀詞がふさわしく、友人・目下の人には「賀正」「迎春」「新春」といった賀詞がふさわしい。
印刷発注などで、相手によって賀詞を選ぶのが難しい場合には「明けましておめでとうございます」や「新春のお喜びを申し上げます」あたりが無難であろう。
4. 喪中の場合新年の挨拶はどうする?

身内に不幸があった年は、喪に服するという意味から、お正月のおめでたいことは慎むことになっている。喪中の場合の新年の挨拶はどのようにしたらいいのだろう。
喪中の場合の新年の挨拶はNG
喪中の場合は、新年の挨拶も同じように「明けましておめでとうございます」という言葉を発するのは控えなければならない。友人や知人に会ったときやメールなどはいつもの新年の挨拶はせず、「今年もよろしくお願いします」といった挨拶にとどめておこう。
喪中ハガキが届いていないところから年賀状が送られてきてしまうことがある。そんなときには、寒中見舞いとして「喪中」であったことをお知らせするといいだろう。
喪中ハガキが届いていないところから年賀状が送られてきてしまうことがある。そんなときには、寒中見舞いとして「喪中」であったことをお知らせするといいだろう。
結論
新年の挨拶は、形は違っても「新年を喜び合う」という気持ちは変わらない。一年の感謝の気持ちを込めた挨拶をするように心がけよう。長くご無沙汰している人には、年賀状をきっかけに旧交を復活できるかもしれない。