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ポリウレタンはどんな素材?特徴やメリット、お手入れ方法も解説

投稿者:ライター 松本マユ(まつもとまゆ)

2020年1月 4日

衣服やカバンなど、私たちの身の回りの製品によく使われる「ポリウレタン」。キッチン用のスポンジや靴のインソールなどにも使われているように、その用途は実に多種多様だ。今回はポリウレタンの特徴や種類、メリット、デメリットを紹介する。ポリウレタンが使われた製品のお手入れ方法も解説していこう。

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1. ポリウレタンの特徴を紹介

ポリウレタンは、さまざまな製品に使われている。
特に身近なものは衣類だろう。合成皮革のコートやジャケット、スポーツウェア、ジャージ、下着、水着などにも使われていることが多い。
また衣類以外にも、スマートフォンケースやベッドマット、靴のインソール、スピーカーのクッション、ゴルフボールなど、多岐にわたって使用されているのだ。

そもそもポリウレタンとは、「ウレタンゴム」とも呼ばれているプラスチック素材の1つである。プラスチック素材といえば硬くてツルツルしたイメージがあるかもしれないが、ポリウレタンにはゴムのような弾力があり、繊維にも樹脂にも発泡状にもなり得るのだ。

そんなポリウレタンには、以下のような特徴がある。

伸縮性が高い

ポリウレタンはもともと天然ゴムの代替品として発明されたため、伸縮性が非常に優れている。ストレッチパンツなど、伸縮性の優れた衣類にも含まれることが多い。

さまざまな素材と加工できる

ポリウレタンは、綿やレーヨン、ポリエステルなど他の素材と混ぜても加工できる。
たとえばデニムは綿から作られているが、ポリウレタンを少し混ぜることにより、伸縮性が高まり体にフィットしやすくなるのだ。

衝撃に強い

衝撃に強いポリウレタンは、引っ張りなどにも耐えられ、ちぎれにくい性質を持つ。そのため、強い力が加わりやすい靴のインソールや、高い耐久性を売りにするスマートフォンケースなどにも使われている。

2. ポリウレタンの種類

フォーム系

ポリウレタンの種類の1つに「フォーム系」というものがある。フォーム系のポリウレタンは「発泡ポリウレタン」とも呼ばれ、発泡剤を混ぜて作られる。
フォーム系のポリウレタンは、「軟質ポリウレタン」と「硬質ポリウレタン」に分けることができる。「軟質ポリウレタン」は文字通り軟らかく、キッチンで使うスポンジや、ベッドマット、スピーカーやヘッドホンのクッション素材などに使われる。一方、「硬質ポリウレタン」は断熱材や防音材などに使用されている。

非フォーム系

「フォーム系」の他には、「非フォーム系」と呼ばれるものもある。
非フォーム系の代表的存在は「エラストマー」と呼ばれるゴムで、靴のインソールやスマートフォンケース、ゴルフボール、時計のバンドに使用される。
非フォーム系には他にも、合成皮革や繊維、樹脂塗料、接着剤など、さまざまな種類がある。

3. ポリウレタンのメリット

軽い

スポンジを想像するとわかりやすいと思うが、ポリウレタンは非常に軽い。そのためポリウレタン素材の衣類は、スポーツウェアやジャージのように軽くて動きやすいものが多い。同様にカバンやスポーツシューズなどにも使われやすい。

乾きやすい

ポリウレタンには乾きやすいというメリットもある。速乾性の高さを売りにしたスポーツウェアやインナー、下着などにも使われることが多い。

シワになりにくい

綿や麻などの素材は、伸縮性に乏しくシワになりやすい。しかし、ポリウレタン素材の衣類は伸縮性が高いため、シワができにくい。きれいに畳まずに放置しても、比較的簡単に元の形に戻るのだ。

4. ポリウレタンのデメリット

寿命が短い

ポリウレタンの致命的な欠点は、寿命が短いことだ。特に衣類に使われているポリウレタンは、2~3年が寿命とも言われている。
ポリウレタンは、水分や熱、空気、紫外線などさまざまなものの影響を受けて劣化する。着用しなくても劣化は進み、生地がボロボロになったり、衣服の一部がはがれ落ちてしまう。

水に弱い

ポリウレタンは水に弱く、空気中の水分によっても劣化する。そのため濡れたときのお手入れが大変で、洗濯時もおしゃれ着用の洗剤を使うなど工夫が必要だ。
特にポリウレタンのカバンや合皮素材の製品は、水に濡れたままにしておくと表面にヒビが入ってしまうことも。

熱に弱い

ポリウレタンは熱にも弱い。そのため、高温多湿な環境では劣化しやすい。
ポリウレタンの衣類を乾燥機にかけると縮んでしまうので注意しよう。

5. ポリウレタンのお手入れ

「ドライコース」で洗濯しよう

ポリウレタンの衣服を洗濯するときは、洗濯ネットに入れ、おしゃれ着用の洗剤を使い、「ドライコース」や「手洗いコース」で洗うといい。
水に弱いので、汚れがひどい場合もつけ置きはやめておこう。

防水スプレーをかけておこう

ポリウレタンのカバンや合皮のジャケットなどには、防水スプレーをかけてコーティングしておくのもいいだろう。
中にはポリウレタンに使えない防水スプレーもあるので、選ぶ際は注意してほしい。

濡れたら乾かそう

ポリウレタンは水に弱いため、ポリウレタン素材の衣服が濡れてしまった場合は丁寧に乾かそう。まずはタオルで水分を十分に取り、部屋干し、もしくは陰干ししよう。

汚れてしまった場合はタオルで拭き洗いしよう

ポリウレタンの衣服やカバンなどが汚れてしまったら、水で薄めたおしゃれ着用の洗剤をタオルに含ませ、やさしく拭き取るといい。その後、洗剤の成分をぬぐうイメージで、濡れたタオルで再度拭こう。

結論

身近にあふれるポリウレタン製品は、伸縮性に優れるなどさまざまなメリットがあるが、熱や水にも弱くお手入れの手間がかかりやすいとわかった。しかし素材の特徴を知ることで、身の回りの製品の扱い方がうまくなるはずだ。ポリウレタン製品は劣化しやすいことを念頭に置き、寿命が来るまで長く使ってほしい。

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