1. 空気が入ったボールペンを復活させる方法

インクが十分入っているのに、急にボールペンが書けなくなることはよくある。その原因のひとつに、ボールペンの中に空気が入ってしまっているということが考えられる。ではなぜボールペンのインクに空気が入り込んでしまうのだろうか。その原因と、復活させる方法をご紹介しよう。
ボールペンに空気が入る原因
ボールペンのインクの中に空気が入り込んでしまう一番の原因として考えられるのは、ボールペンの使い方にある。ボールペンは、通常ペン先を下向きにして筆記するものだ。しかし場合によっては水平向きや上向きに筆記することもあるだろう。水平向きや上向きにボールペンを使用すると、ペン先のボールが回転することによって空気が入り込んでしまう。また荷物の中で、振動によって空気が入ってしまう場合もある。
インクの中にいったん空気が入り込んでしまうと、ペン先にインクが流れづらくなり、ボールペンが書けなくなってしまう原因となるのだ。
インクの中にいったん空気が入り込んでしまうと、ペン先にインクが流れづらくなり、ボールペンが書けなくなってしまう原因となるのだ。
空気を抜いて復活させる方法とは?
では空気が入ったボールペンを再び書けるように復活させるには、どのような方法があるのだろうか。簡単な方法としては、遠心力を使った方法だ。ここでは、どこの家庭にもある輪ゴムを使った方法をご紹介しよう。
輪ゴムをボールペンの中心にテープなどでとめ、クルクルとベーゴマのようにボールペンを回転させる。そうすることによって、遠心力がかかり、インクに入った空気を抜くことができるのだ。
輪ゴムをボールペンの中心にテープなどでとめ、クルクルとベーゴマのようにボールペンを回転させる。そうすることによって、遠心力がかかり、インクに入った空気を抜くことができるのだ。
2. ボールペンのペン先がつまったときの直し方とは?

ボールペンのインク中の空気を抜いてもまだ書けないようであれば、ペン先に埃や汚れがつまっていないか確認してみよう。ではどのようなときにボールペンのペン先がつまってしまうのだろうか。また、その直し方もご紹介しよう。
ペン先がつまる原因とは?
ボールペンのペン先に埃や汚れがつまっていると、ペン先のボールがうまく回転できずに、筆記ができなくなってしまう。この埃や汚れの原因は、紙粉を巻き込んでいる場合が多い。
紙粉とは、その名の通り紙面から剥がれ落ちた紙繊維やコーティング剤のことをいう。とくに紙繊維の多い厚い紙やインクジェット紙のようなコーティング剤が塗られている紙に筆記した際に紙粉が発生しやすい。また左利きの方に多い書き方だが、押し出すように書くことで紙粉が発生しやすく、つまりやすくなる。
紙粉とは、その名の通り紙面から剥がれ落ちた紙繊維やコーティング剤のことをいう。とくに紙繊維の多い厚い紙やインクジェット紙のようなコーティング剤が塗られている紙に筆記した際に紙粉が発生しやすい。また左利きの方に多い書き方だが、押し出すように書くことで紙粉が発生しやすく、つまりやすくなる。
ペン先のつまりの直し方とは?
では上記のような理由から、ボールペンのペン先がつまってしまった場合に、どのような直し方があるのだろうか。
ここでは、ティッシュペーパーを使った簡単な直し方をご紹介しよう。まずはティッシュペーパーでペン先をキレイに拭き取って掃除をしてみよう。それだけでも、インクの溜まりや埃などを取り除くことができる。さらにペン先のボールのつまりを直す方法として、ティッシュペーパーを数枚重ね、そこにゆっくりと線を描くように書くという方法がある。そうすることによって、ティッシュペーパーとの摩擦でペン先のボールの回転が改善し、再び筆記できるようになる。
ここでは、ティッシュペーパーを使った簡単な直し方をご紹介しよう。まずはティッシュペーパーでペン先をキレイに拭き取って掃除をしてみよう。それだけでも、インクの溜まりや埃などを取り除くことができる。さらにペン先のボールのつまりを直す方法として、ティッシュペーパーを数枚重ね、そこにゆっくりと線を描くように書くという方法がある。そうすることによって、ティッシュペーパーとの摩擦でペン先のボールの回転が改善し、再び筆記できるようになる。
3. 新品のボールペンが使えないときの対処法

新品のボールペンにも関わらず、インクが出なくてガッカリした、などという経験はないだろうか。この場合も不良品だと諦める前に、ボールペンの構造とインクの特性を理解した上で対処をすれば、再び使えるようになることもある。では対処法をいくつかご紹介しよう。
インクを温める
ボールペンのインクは、非常に温度の影響を受けやすい。とくに寒い場所ではインクの温度が下がり、固まってしまって新品のボールペンでも使えなくなっている場合が多い。この場合は、ボールペンの芯を温めるという対処法をとれば問題は解消される。ボールペンのインクは人肌程度の温度で柔らかくなるため、手でギュッと握るだけでも効果は得られるだろう。しかし、温める際にドライヤーやライターなどを使用することは、ボールペンが溶けて変形してしまう恐れもあるため、避けた方がいいだろう。
保管方法に注意する
前項でお伝えした通り、ボールペンを上向きにすると空気が入り込んでしまったり、インクが重力で逆流してしまったりする恐れがある。そのため、ボールペンを保管する際は、なるべくペン先を下に向けて保管するようにしよう。
また、ボールペンのインクは温度の影響も受けやすいため、なるべく極端な温度変化のある場所での保管は避けるようにしてほしい。
また、ボールペンのインクは温度の影響も受けやすいため、なるべく極端な温度変化のある場所での保管は避けるようにしてほしい。
結論
今回ご紹介したボールペンを復活させる方法は、どこの家庭にもある身近なもので、すぐに試すことができる。毎日使うボールペンは、愛着が湧くものだ。愛用のボールペンを長く大切に使っていくために、今回の方法をぜひ試してみてはいかがだろうか。