1. オレガノの植え付けや水やり
オレガノの苗は鉢やプランターに植え付けて、手軽に育てることができる。ハーブを育てる際、植え付けや水やりにはおさえておくべきポイントがある。ここではオレガノの植え付けや水やりを紹介する。
オレガノの植え付け
用意するもの
- ハーブ用培養土
- オレガノの苗
- 鉢やプランター
- 鉢底ネット
- 鉢底石(軽石)
- 軍手
オレガノの植え付け手順
- 鉢(プランター)に鉢底ネットを敷いてから鉢底石を入れる。
- ハーブ用培養土を鉢(プランター)に入れる。このとき苗を上に置くことを想定して適量を入れよう。
- オレガノの苗をポットからはずし、根がかたく絡んでいるようなら根を傷めないよう少しほぐすといいだろう。
- オレガノの苗を鉢(プランター)の中に入れる。
- ハーブ用培養土を鉢(プランター)に入れ、苗の株元の高さが揃うよう、根の周りに土を足しながらやさしく叩く要領で土を固める。
オレガノの植え付けは春(4~5月)と秋(9~10月)に行うといい。また植え付けが終わったらたっぷりと水やりをしよう。
水やりについて
オレガノの水やりは土の表面が乾いたらたっぷりと与えよう。その際、受け皿に溜まった水は必ず捨てることがポイントだ。オレガノは高温多湿を嫌うため、基本的にやや乾燥気味に育てるといい。春と秋は1日1回、夏は土が乾きやすいので朝と夕方の2回を目安に、また冬は水やりを控えめにする。
2. オレガノを育てる際の日光の当て方と害虫対策
オレガノを育てる際、最適な栽培環境や害虫被害の対処法についてしっかりおさえておきたい。ここではオレガノの日光の当て方や害虫対策を紹介するので参考にしてほしい。
日光の当て方について
オレガノは日光によく当て、水はけのよい場所で育てるのがポイントだ。ただし、高温多湿が苦手なので、夏は強い日差しを避けるために風通しのよい半日陰に移すといいだろう。また夏の鉢は、とくに水やりの後は高温多湿になりやすいので日光の当て方には十分注意しよう。
害虫対策
オレガノにはアブラムシなどの害虫が付くことがある。見つけたら直ぐに駆除することが大事だ。数匹であればテープなどを利用してくっ付けて取り除いてもいい。またアブラムシは農薬を使わなくても牛乳、木酢水をスプレーボトルに入れて吹きかけることで退治することもできる。牛乳が乾いてアブラムシが駆除できたら牛乳を水で洗い流そう。
3. オレガノの肥料や増やし方、収穫について
オレガノを元気に育てるための肥料のやり方、また収穫やオレガノの増やし方について解説しよう。
肥料について
オレガノは、植え付けの際に利用したハーブ用培養土で十分育つことができるので、基本的に追肥の必要はないとされている。ただ、花の収穫後の9月頃に追肥すると秋の葉の収穫できる量が増える傾向にある。過剰に肥料を与えると香りも弱くなるので注意しよう。
収穫について
一般的にオレガノの葉は春から秋まで収穫可能だ。開花期は6月~8月頃であり、開花直前が葉の香りが最も高くなるといわれている。葉は乾燥させるとさらに強い芳香を楽しむことができる。花はポプリやドライフラワーとしても利用できる。
増やし方について
オレガノは挿し木によって増やすことができる。挿し木は次のステップで行う。
- オレガノの茎を10cm程度刈り取る。
- 茎の下方に生えた葉を取り除く。
- 茎の切り口を水に浸し、1時間程度吸水させる。
- 茎を水はけのよい土に挿す。
結論
オレガノは高温多湿を避け、風通しのよい環境で育てるのがポイントだ。過剰に手入れをしなくても、すくすく育つので初心者でも育てやすいだろう。オレガノは料理に使ったり、ハーブティーとして飲んでも美味しくいただけるので試して欲しい。また乾燥させてドライフラワーやポプリにすれば、長く楽しむこともできる。オレガノを自身で育て、幅広く利用してみてはいかがだろうか。