このサイトは、画面を 
縦にしてご覧ください。
光が差し込む明るい室内で育てられているレモングラスの写真

レモングラスの育て方|植え付け・水やり・肥料・注意点まで徹底解説

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2022年8月24日

「簡単に育てられるハーブはないものだろうか?」「ハーブを育てるなら何がよい?」などと考えている方もいるのではないだろうか?本稿では初心者でも育てやすいおすすめのハーブ「レモングラス」について、基本情報や栽培環境、苗の選び方から植え付け・水やり・肥料・収穫・増やし方・病害虫まで徹底解説する。

  

1. 人気のハーブ「レモングラス」とは?

屋外で栽培されているレモングラスの写真
レモングラスを育てるにあたり、どういった植物なのかを詳しく知っておくことが大切だ。基本情報をまとめたので、あまり詳しくないという方はぜひこちらから確認していこう。

柑橘系の香りが特徴のハーブ

レモングラスは真っ直ぐ伸びた細長い葉と、レモンのような柑橘系の香りが特徴の人気のハーブだ。葉は乾燥させてハーブティーにしたり、カレーやスープの香り付けに使ったりする。また精油はアロマオイルとしても人気が高い。

初心者にも育てやすいハーブ

このように汎用性が高いレモングラスは、ほかのハーブに比べて病害虫や暑さに強いため、初心者にも育てやすいハーブのひとつとして人気がある。

レモングラスの基本情報

  • 園芸分類:ハーブ
  • 原産:南インド、スリランカ、東南アジア
  • 草丈:1m程度
  • 耐寒性/耐暑性:ない/ある
  • 花色:白
  • 栽培時期:4〜10月頃
  • 生育適温:25〜30℃
  • 開花時期:7月頃

2. レモングラスの栽培に適した環境

プランター栽培のレモングラスの写真
レモングラスはご家庭でも鉢やプランターに植えて育てられる。初心者にも育てやすいとお伝えしたが、とはいえほったらかしでは元気に育たない。栽培環境や用土選びなどの基本的なところも覚えておこう。

日当たり(置き場所)

レモングラスは熱帯性の植物なので、日光が当たる暖かい場所を好む。鉢植え、プランター、地植え問わず日当たりがよい場所で育てよう。ただし葉が茂り蒸れやすいので、風通しのよい場所であることもポイントだ。

用土

土質に関しては神経質になる必要はない。たとえば鉢植えならハーブ用の培養土で十分だ。地植えであれば、ほかの植物が育っているような場所を選ぶとよいだろう。いずれも「水はけがよい土」であることが大切になるので、その点だけ押さえておこう。

温度

南インドや東南アジア原産のハーブということもあり、耐暑性はあるが耐寒性は低い。越冬するには冬でも5℃以上必要とされているため、そうした場所を確保するか室内に移動させるかしよう。

3. レモングラスの育て方|苗選び・植え付け・水やり・肥料

鉢に植えられたレモングラスの写真
それでは、レモングラスを元気に育てるためのポイントをお伝えしていく。苗の選び方から植え付け方法、日々の水やりや肥料の与え方などを解説する。

苗の選び方

冬の間に地上部が刈り込まれるレモングラスは、翌年の5月頃から苗が出回り始める。葉の色がよい苗、かつ根がグラつかない個体を選ぶと失敗が少ないはずだ。

植え付け

【用意するもの】

  • ハーブ用培養土
  • レモングラスの苗
  • 鉢(深い鉢)または大型プランター
  • 鉢底ネット
  • 鉢底石(軽石)
  • 軍手

【植え付け手順】

  • 鉢(プランター)に鉢底ネットを敷き、鉢底石を入れる
  • ハーブ用の培養土を鉢(プランター)に入れる
  • 根が崩れないように、レモングラスの苗をポットから外す
  • レモングラスの苗を鉢(プランター)に入れる
  • ハーブ用培養土を鉢(プランター)に入れる
  • 苗の株元の高さが揃うよう、根のまわりに土を足す
  • やさしく叩くようにして土を固める

日々のお手入れ|水やり

土の表面が乾燥したら水やりをする。その際、鉢底から流れ出るくらいたっぷり与えるのがポイントになるわけだが、受け皿に溜まった水は必ず毎回捨てるようにしよう。時期によって乾き具合が変わるが、土の状態を確認しながら水やりをすれば過湿になることはないはずだ。

日々のお手入れ|肥料

レモングラスはハーブ用培葉土で育てることができる。生育期の4〜10月は月1回程度、液体肥料を与えるとよいだろう。葉が細くなったり黄変したりしたら肥料不足のサインである。

4. レモングラスの育て方|収穫・増やし方

成長度合いが異なるレモングラスの写真
成長したレモングラスの収穫方法やタイミング、増やし方などについて解説する。

収穫期の目安と収穫方法

レモングラスの葉が15枚以上になったら、収穫のタイミングと判断してよい。夏場(7〜8月)は勢いよく育つため、株元から10〜15cmほど残してハサミなどで切り取ろう。レモングラスの葉の両脇は鋭いので、収穫の際に手を切らないように注意してほしい。

【収穫したレモングラスの使い方】

レモングラスは、タイ料理のトムヤムクンをはじめさまざまな料理に使える。さわやかなレモンの香りを楽しむハーブティーや、ポプリとして香りを長く楽しむことも可能だ。

株分けで増やす方法

レモングラスは株分けで増やせる。時期は5〜9月頃が最適といわれている。葉を切り落として根元の茎を分割し、1つの株に根が3〜5本になるように分ける。あとは植え付けと同じ手順で植えればOKだ。植え付けしたあとは水をたっぷり与えることも忘れないようにしよう。

5. レモングラスの育て方で注意したい病気や害虫

ぎっしり生えているレモングラスの写真
植物を育てる際に注意したいのが病害虫だ。レモングラスの場合はどういった点に気をつければよいのだろうか?

レモングラスの病気や害虫とその対策

レモングラスは湿気が多い環境が苦手である。根腐れを起こすおそれがあるため、水やりのしすぎにはくれぐれも注意しよう。だが実際、レモングラスを育てるにあたって注意したいのはこれくらいだ。実は害虫がほとんどつかないため、病気になることもほとんどない。初心者にも育てやすいハーブという理由のひとつである。

結論

レモングラスは耐暑性に優れ、病害虫にも強いことから初心者にとって大変育てやすいハーブだ。ただし寒さには弱いので、冬場の温度管理には細心の注意をはらいたい。また病害虫には強いが、根腐れには気をつけよう。汎用性の高いレモングラスをぜひ、ご家庭で育ててみよう。
インフォメーションマークアイコンオリひとを楽しむための注意事項はこちら
  • 公開日:

    2020年2月 5日

  • 更新日:

    2022年8月24日

この記事をシェアする      
  • Facebook
  • Twitter
  • Hatebu
  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • Hatebu

人気記事一覧

急上昇
週間

新着記事一覧新着記事一覧