1. オリーブは日当たり第一

オリーブの木は、北アフリカから地中海、中東という乾燥した日当たりのよい地域で生育してきた植物だ。そのため、太陽の光を通年必要とし、日光を浴びれば浴びるほどよく育つ。反面、湿気にはとても弱い。多湿の日本でオリーブの木を育てる場合、日当たりがよく、風通しのよい場所を選ぶことが肝心だ。
とはいえ、日当たりがよいと葉を茂らせてはゆくが、内部への日当たりが悪くなる。そのため年に2回の剪定をし、日光が木全体にくまなく行き届くようにしなければならない。
とはいえ、日当たりがよいと葉を茂らせてはゆくが、内部への日当たりが悪くなる。そのため年に2回の剪定をし、日光が木全体にくまなく行き届くようにしなければならない。
2. オリーブの果実を作るにはふたつ以上の品種で

オリーブの果実がつくように育てたい場合は、ふたつの品種を近い場所で一緒に育てることをおすすめする。基本的にオリーブはひとつの木だけでは結実せず、別の品種の花粉を受粉して果実を実らせる珍しい樹木だ。ひとつの品種で実がなるものもあることにはあるが、実を結ぶ数はそんなに多くはない。以下では、日本でも生育しやすい品種と受粉の組み合わせを紹介する。
ミッション
日本での栽培が一番長い歴史を持つミッション。実は塩漬けに加工でき、オイルはピリッとやや辛味がある高級オリーブオイルとなる。ルッカやネバディロブランコとの組み合わせが多い。また、自家受粉ができる。
ルッカ
ミッションやマンザニロ、ネバディロブランコとの組み合わせが比較的多く、実をつけやすい。実はやや小さめで、果実のにおいがする柔らかい味のオリーブオイルができる。自家受粉もできる。
ネバディロブランコ
開花期が長く、受粉用に栽培されることが多い。ミッションとマンザニロとの組み合わせで相性がよく、世界中で栽培されている品種だ。実は中型で肉厚なのでシロップ漬けに適している。また、辛味がありながらもわずかな甘みがある複雑なオイルができあがる。
マンザニロ
ルッカ、ネバディロブランコとの組み合わせが多い。実は塩漬けやシロップ漬けのテーブルオリーブを作るのに向いている。一方でオイルは苦みがあるのであまり向かない。
チプレッシーノ
花粉量が多く、ほかの品種と一緒に育てられることが多い。
3. 地植えしたオリーブの剪定方法

オリーブは、放っておくとどんどん成長して大きくなるため、幼木からこまめに剪定する必要がある。高さは大体2.5mに収まるようにするのが理想的だ。時期としては、オリーブの生育が停滞し、かつ寒さが緩み始める2月から3月が適している。剪定のポイントは左右交互に切り落とすこと、ふたつに分かれた枝の片方を切ること、そして内側を向いた枝を切ることだ。また、5月から10月の生育期には枝が絶えず伸びるため、伸びた枝の中間辺りを剪定する切り戻しを行うとよい。
ここで、オリーブの実は前年に新しく芽生えた枝にしか実らないことに注意したい。つまり、今年新しく生えた枝には、来年にならないと実がつかないのだ。剪定は樹形のバランスを考えながら適度に施し、誤ってすべて切り落としてしまわないように気をつけよう。
ここで、オリーブの実は前年に新しく芽生えた枝にしか実らないことに注意したい。つまり、今年新しく生えた枝には、来年にならないと実がつかないのだ。剪定は樹形のバランスを考えながら適度に施し、誤ってすべて切り落としてしまわないように気をつけよう。
結論
以上、初心者でもできるオリーブの栽培方法について解説した。オリーブの木は品種によっても葉の形や色、姿が異なるので、自分好みの品種を探し出すのもまた一興だ。また、実らせた果実は品種によって塩漬け、シロップ漬けどちらに向いているかが異なり、オイルにしたときの味も違う。どのようなオイルやテーブルオリーブを作りたいかも考慮して、オリーブの木を栽培するのもよいだろう。