【ケンチャヤシ】肥料をあげて美しく！おすすめの錠剤や液剤は？

ケンチャヤシを美しく育てるためには、春から秋にかけて定期的に肥料を与える必要がある。春から秋はケンチャヤシの生育期であるため、肥料を与えることで葉を大きく成長させ、また葉を増やすことができるのである。ただし、肥料の与えすぎやケンチャヤシにとって休眠期の冬に肥料を与えると、養分過多で肥料焼けを起こしてしまうので注意しよう。

ケンチャヤシに錠剤タイプの肥料を与える場合は、緩効性化成肥料がおすすめである。緩効性肥料とは、肥料の成分が1～2か月かけてゆっくりとしみわたっていくタイプの肥料のことだ。また化成肥料とは、牛フンなどの自然のものを原料としていない、無機質肥料を化学的に加工して作られたものである。そのため、においがほとんどなく虫がわきにくいのが特徴だ。

錠剤タイプの肥料を置き肥する際は、植物に直接触れないよう鉢の縁近くに置くといいだろう。追肥は1～2か月に1回を目安にするといい。以下にケンチャヤシにおすすめの緩効性化成肥料を紹介しよう。

窒素が多めに含まれているため、ケンチャヤシの葉をより美しく保ちたいときにおすすめだ。においが少ないハート型の錠剤はインテリア性も高い。

ケンチャヤシの肥料には錠剤タイプのほかに液剤タイプを利用してもよい。ケンチャヤシに液剤タイプの肥料を与える場合、春から秋にかけて1週間～10日に1回を目安に与えるといいだろう。

液剤タイプの肥料には水で薄めて使う原液タイプ、そのまま使えるストレートタイプの2種類がある。原液タイプの場合、希釈倍率を間違えると肥料焼けを起こしてしまうので気をつけよう。ストレートタイプは、液肥初心者や希釈する手間を省きたい方におすすめだ。ただし、ストレートタイプは原液タイプよりも割高なので、コストを抑えることを最優先するのであれば原液タイプを選ぶといい。以下にケンチャヤシにおすすめな液剤タイプの肥料を紹介しよう。

観葉植物の生育に必要な15種類の栄養素をバランスよく配合した、薄めて使う肥料だ。窒素が多く含まれており、ケンチャヤシの葉の色を鮮やかにしたいときにおすすめだ。1000倍に薄めた液を葉に散布すると葉の色をより美しく保つ効果が期待できる。

ケンチャヤシに与える肥料は、100均で販売されているものを利用してもいい。100均にはさまざまな肥料が販売されているのでどれを選べばよいのか迷う方も多いだろう。以下に観葉植物の育成におすすめの100均の肥料を紹介するので参考にしてほしい。

植物の生育に欠かせない窒素・リン酸・カリウムをバランスよく配合し、土に混ぜて元肥や置き肥として使うこともでき幅広く利用できる。

国内メーカーである瀬戸ヶ原花苑が製造している化成肥料。土づくりのエキスパートとして安心安全で高品質の培養土や肥料を自社生産しているメーカーだ。ほぼ無臭であるため、室内でケンチャヤシを育てる方も安心して使うことができる。

ケンチャヤシはヤシの仲間で耐陰性があり、室内でも育てやすい。存在感のある大きな葉は気軽に南国気分を味わうことができると観葉植物の中でも人気が高い。そんなケンチャヤシをより元気に育てるためには肥料を適度に与える必要がある。こまめに世話をすることが難しいという方は錠剤タイプの肥料を、世話を楽しみたいという方は液体タイプの肥料を活用するとよいだろう。自身の性格やライフスタイルに合う肥料を選び、ケンチャヤシを丈夫に美しく育てよう。